吹き抜けを家に設ける際のコストについて【建築費や光熱費も含めて解説】
吹き抜けは、1階と2階の間の床や天井を一部なくし、開放感のあるLDKをつくれることで人気の間取りです。吹き抜けのある家を検討する中で、吹き抜けをつくるとコストは上がる?下がる?と考えられた方もいるでしょう。
また、吹き抜けは寒いという言葉も聞いたことがあるかもしれません。本当に寒いのであれば、エアコンのパワーを上げるため、冷暖房にかかる光熱費は上がってしまうことになります。
本記事では、吹き抜けのある家にかかる建築費や住んでからの光熱費など、吹き抜けにまつわるコストや費用面についてわかりやすく解説します。
吹き抜けは建築費が上がる?下がる?
家に吹き抜けを設ける場合、建築費が高くなるのか安くなるのか。この疑問に対する答えは建築会社によって異なります。そのため、吹き抜けのある家を建てたいとお考えの方は、建築を依頼する前に建築会社にしっかりと確認する必要があります。
建築費が高くなる場合の例
吹き抜け部分は2階の床がないので、地震などに対する家の強さをその他の部分でカバーする必要があります。また、当たり前ですが床がない部分にも天井はあるため、床がある場合と比べて、天井の施工が大変になるというのは想像しやすいと思います。そのような条件から、手間という視点で考えれば建築費が高くなることもあるでしょう。
建築費が安くなる場合の例
建築会社によっては、吹き抜けなどの床面積に含まれない部分は、その面積の半分×坪単価を建築費に組み込むというルールを設けている場合があります。そうなると、その他の条件が同じであれば吹き抜け部分の坪単価が半分になるため、コストダウンできる場合もあります。
ただし、坪単価という言葉にはカラクリがある可能性がございますのでご注意ください。そのため、福岡工務店では、基本的に坪単価ではなく、総建築費でお話をさせていただいております。
詳しくは「坪単価や建物価格のカラクリとは【正しく建築価格を知る方法も教えます】」のページをご覧ください。
吹き抜けのある家の建築費を抑える方法
吹き抜けをつくる際に、建築費を抑える方法は下記の通りです。
それぞれ順番に解説します。
吹き抜けを広くし過ぎない
吹き抜けが広くなると、2階の床面積が小さくなります。そのため、居室が狭くなるか、家全体を大きくすることになります。家を大きくするということは、その分建築費も上がってしまいます。吹き抜けを設ける場合には、居室で過ごす時間を快適にするためにも、吹き抜けの広さのバランスをうまくとって設計する必要があります。
吹き抜けの窓を大きくし過ぎない
吹き抜けの窓を大きくすれば、その分、多くの光を取り込むことができ、明るく開放的なLDKをつくることができます。その反面、窓が大きくなると建築コストが上がる傾向にあります。また、窓は熱の出入りが多い場所でもありますので、あまり大きくし過ぎると夏の暑さや冬の寒さに繋がってしまう可能性もあります。
吹き抜けは光熱費が上がる?下がる?
続いては、家を建てた後の光熱費に着目してみましょう。光熱費と言えば電気代やガス代、中には灯油代などが含まれる場合がありますが、ここでは、光熱費の中でも最もウエイトが大きいと言われる電気代を中心に解説します。
家庭のエネルギー消費の内訳
まず、家庭のどこで電気が多く使用されているのか確認してみましょう。令和3年度家庭部門のCO2排出実態調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書の世帯当たり年間消費量の機器別構成(2019年度)によると、以下のようになります。
1位:エアコン(14.7%)
2位:冷蔵庫(14.3%)
3位:照明(13.5%)
4位:テレビ(9.4%)
5位:パソコン(3.9%)
エアコンや冷蔵庫は設定温度の見直しなどがありますが、照明やテレビを節約という感覚はなかなか持てないのではないでしょうか?そう考えると、電気の消費について最も大きなウエイトを占めていて、かつコントロールしやすいのはエアコンです。エアコンの使い方に着目しながら、電気代が高くなる場合と安くなる場合を確認してみましょう。
電気代が高くなる場合の例
ここで、冬に吹き抜けは寒いという言葉が関わってきます。もし、吹き抜けが寒いと感じたら、エアコンの設定温度は高くするでしょうし、主に吹き抜けが設けられるLDKの床には電気カーペットを敷いたりヒーターを使用したりと、余計に電気代が高くなってしまう要因となります。
なぜ、冬に吹き抜けが寒くなってしまうのかというと、ひとつは気密性や断熱性が低いという住宅そのものの問題。もうひとつは暖かい空気は上にあがるという特性があるためです。
吹き抜けには1階の天井がないため、LDKに暖かい空気が留まってくれません。吹き抜けに必ずと言って良いほどシーリングファンが付いているのは、冷暖房で温度を調整した空気の動きをコントロールするために、空気を循環させる役割を担っているのです。
電気代が安くなる場合の例
吹き抜けのある家で電気代を安くするには、高気密・高断熱の高性能住宅を建てるというのが最も大切です。実際に、福岡工務店のオーナー様に快適性を聞くと、冬場でも吹き抜けの温かさを実感し、家を訪れた友人からも「吹き抜けが暖かい」と言われるそうです。
また、大きな吹き抜けのある家にお住まいのとあるオーナー様は、真冬でもエアコンの設定温度は22度以下で十分ということでした。このように住宅性能が高ければ、電気の消費の最も多いエアコンの使用を控えることができ、結果として電気代を安くすることができます。
このように、吹き抜けは住宅性能の良し悪しによって電気代を安くする場合も高くする場合もあります。吹き抜けのある家を建築したいとお考えの方は、快適性という観点でも高性能な家づくりのできるハウスメーカーや工務店に住宅建築を依頼すべきです。
福岡工務店が建てる吹き抜けの家
施工例をご覧いただければお分かりになると思いますが、福岡工務店は、吹き抜けのある家の施工例が非常に多いという特徴があります。それは、福岡工務店が完全自由設計であることと、第三者検査機関により全国1位の技術認定を獲得するほどの高性能な家づくりができることが理由として挙げられます。
福岡工務店の完全自由設計
ハウスメーカーでは、プラン集を見ながらお客様がプランを選んで仕様を決めていくのが一般的です。福岡工務店では、真の自由設計をおこなうため、プラン集を使わずお客様の家づくりへの想いを聞かせていただいた上で、ゼロから設計プランをおこないます。
詳しくは「完全自由設計」のページをご覧ください。
全国1位認定の工務店
福岡工務店は、全国1,430社の建築会社が加盟する国土交通省住宅履歴情報登録機関であるホームリサーチより、全国で唯一、3つ星+1認定を受けた工務店です。日本一の評価をされた施工・技術レベルで高気密・高断熱な高性能住宅のみをつくり続けています。
詳しくは「全国1位認定の工務店」のページをご覧ください。
まとめ
本記事では、吹き抜けのある家にかかる建築費や住んでからの光熱費など、吹き抜けにまつわるコストや費用面についてわかりやすく解説しました。
正しく設計され、高性能に仕上げられた吹き抜けには、開放感に加えて電気代を抑える効果も見込めます。しかし、反対に気密性や断熱性に問題があると、せっかくの開放感が台無しになるほどの寒さや高額な電気代に悩まされることになるでしょう。
開放的で快適、さらに電気代を抑える高性能な吹き抜けのある家を建築したいという方は、吹き抜けの施工実績が豊富な福岡工務店へ、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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