家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】

家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】

家づくりは一生に一度の大きな買い物なので、絶対に後悔したくないとお考えだと思います。その後悔の中でも、欠陥住宅の購入だけは避けなければなりません。

本記事では、住宅の8割に何らかの問題があるという調査があるため、家づくりに安心をもたらす第三者検査機関についてわかりやすく解説します。

 

 

 

欠陥住宅とは

家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】

欠陥住宅とは、建築物が品質基準や法令に適合していない、または、施工不良によって生じた構造上の欠陥や機能上の不具合がある住宅のことを指します。

欠陥住宅は、住宅の安全性や快適性に重大な影響を与えるため、建物自体が危険であったり、住宅所有者にとって大きな経済的負担になる場合があります。

1995年に発生した阪神淡路大震災では、建物の倒壊や構造上の欠陥が原因で多くの犠牲者が出たことから、欠陥住宅問題が社会的に注目されるようになり、2000年に施行された「新住宅瑕疵担保履行法」によって住宅の品質向上が進みました。

また、建築基準法や消費者契約法などによって、販売業者や建築業者によって責任を問われることもあるため、欠陥住宅の割合は減少傾向にあります。それでも、欠陥住宅がなくなったわけではなく、今でも80%の住宅に何らかの問題があるとされています。

 

欠陥住宅の例

具体的な欠陥住宅の例として以下のようなものが挙げられます。

●水漏れ
●雨漏り
●結露
●カビ
●断熱性能の低下
●防音性能の低下

構造上の欠陥がある安全性が低い建物は、倒壊の可能性まであるため注意が必要です。

 

 

欠陥住宅を避けるには

家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】

欠陥住宅を避けるには以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。

●質の高い建築会社を選ぶ
●建築現場を確認しておく
●オーナー様の話を聞く
●第三者検査機関の利用
●定期的なメンテナンス

それぞれ順番に解説します。

 

質の高い建築会社を選ぶ

建築会社の信頼性や施工力を確認し、質の高い業者を選ぶことが大切です。

見極める方法として、建築会社のホームページやパンフレットなどで、どの程度性能について語られているかを見たり、営業マンに「欠陥住宅にならないために気をつけていること」を質問するのも良いでしょう。また、施工精度をあらわす唯一の指標であるC値を比較するのもお勧めです。

 

建築現場を確認しておく

依頼を検討している建築会社の実際の建築現場を確認することも重要です。

建築現場が綺麗な状態に保たれているかで、職人教育や現場管理が行き届いているか判断できます。また、「現場監督が現場を訪れる頻度」や「工事を下請け業者に丸投げしていないか」を聞いてみるのも良いでしょう。建築現場を見せられない建築会社は避けるのが賢明です。

 

オーナー様の話を聞く

最良なのは、その建築会社で建てた家で暮らすオーナー様に話を聞くことです。

快適性はどうか、使いやすい動線か、メンテナンスは万全かなど、暮らしてみて実際にどう感じているのか聞くことができます。また、場合によってはアドバイスをいただくこともできるでしょう。オーナー様の話を聞けるかどうかで、オーナー様と良好な関係を築けているか測ることもできます。

 

第三者機関検査の利用

ご自身の目で見てもなかなか判断できないという方もいらっしゃると思います。

住宅の品質に対して不安がある場合、第三者検査機関の利用を検討するのも良いでしょう。プロの検査員が規定のチェック項目をひとつひとつ丁寧に確認してくれるだけでなく、建築の過程で検査したほうが良いタイミングでおこなってくれますので、住宅の品質に安心を求められます。

 

定期的なメンテナンス

どれだけ高い施工力で建築していても定期的なメンテナンスは必要です。

建築会社ごとにメンテナンスの内容は異なっているため、契約前にメンテナンスが実施されるか確認しましょう。また、長期優良住宅は定期点検が義務付けられているため、認定の取得を推奨しているかどうかも、住宅の品質やメンテナンスへのこだわりを判断する指標となります。

 

 

欠陥住宅にしない第三者検査機関

家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】住宅の第三者検査機関は複数ありますが、福岡工務店がお勧めする第三者検査機関は、国土交通省住宅履歴情報登録機関の株式会社ホームリサーチです。

 

第三者検査機関のホームリサーチ

ホームリサーチは、建築会社と施主のどちらに対しても公平な立場を強く守っており、検査以外の業務は一切おこなわない欠陥住宅や手抜工事の検査専門機関です。

第三者検査機関を導入しなければ、住宅の検査は中間検査と完了検査の2回だけですが、ホームリサーチに依頼した場合、中間検査と完了検査を合わせて全部で12回の検査があります。

 

第三者検査機関を利用するメリット

●施工精度に間違いない家ができる
●家の価値が高くなる可能性がある

家を売る場合、検査報告書などの施工履歴があると購入者が安心して高く売れる可能性があります。

 

第三者検査機関を利用するデメリット

●検査費用が別途必要になる
●工期が延びる可能性がある

株式会社ホームリサーチの場合、約40万円+消費税が必要です。1回の検査で半日や1日かかることもあり、工事を中断してしまう可能性があります。

第三者検査機関に依頼することを嫌う建築会社は多数ありますが、福岡工務店では、お客様からのご希望があれば第三者検査機関を積極的に推奨しております。

 

 

賢い家づくりをするには

家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】

賢い家づくりをするには、住宅購入の経験者の後悔しているポイントを解決することが近道です。代表的なものを大きくわけると以下のようになります。

●欠陥住宅への後悔
●住宅性能への後悔
●間取りへの後悔

それぞれ順番に解説します。

 

欠陥住宅への後悔

住宅を購入した結果、欠陥住宅だった場合、どれほどの後悔が押し寄せるか想像に難くありません。

欠陥住宅を購入しないためには、第三者検査機関を利用するのが最良ですが、検査費用は安くないので二の足を踏む方もいると思います。そのため、施工精度をあらわす唯一の指標であるC値を比較しながら、施工技術の高い建築会社に依頼することで、リスクを回避することをお勧めしています。

 

住宅性能への後悔

住宅を購入した結果、想像していた以上にランニングコストにお金がかかり後悔する方が多くいます。

高気密高断熱の場合、快適で健康な暮らしを実現するだけでなく、冷暖房効率の向上によって日々の光熱費を削減することができます。また、耐久性が高い家は維持費を抑えることもできるため、建築価格だけでなくランニングコストまで含めたトータル価格を考慮し、最終的に判断されると良いでしょう。

 

間取りへの後悔

住宅を購入した結果、水回りの動線、収納の数や広さなどの間取りで後悔する方は非常に多いです。

注文住宅を建てる場合、すでに商品が準備されているわけではなく、何もないところから作っていかなければなりません。そのため、お住まい後の生活や将来の居住人数など、暮らしのイメージを明確にできなかったことが間取りへの後悔につながりやすいため、事前に家族の間で話し合っておきましょう。

 

 

まとめ

家づくりに安心をもたらす第三者検査機関【欠陥のない住宅を建てるには】

本記事では、住宅の8割に何らかの問題があるという調査があるため、家づくりに安心をもたらす第三者検査機関についてわかりやすく解説しました。

テレビCMでよく見かける建築会社に依頼をすれば安心という感覚をお持ちの方は多いと思いますが、有名なハウスメーカーでも家づくりに対する考え方は様々です。

欠陥がなく快適な理想の住まいを実現できれば、建築費以上の価値を感じることができるでしょう。また、施工技術やメンテナンスに関して、信頼できる会社を選べれば、長期間に渡って安心して暮らし続けられます。

福岡工務店は、第三者検査機関のホームリサーチより全国で唯一、3つ星+1の技術力の認定をいただいています。末永く安心して暮らせる家づくりを望まれている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。