家っていうのは全て新しければいいとは限らないんです。前の家の思い出もうまく取り入れて建ててもらいました。
鶴田様ファミリー
家を建てようと思ったきっかけを教えてください。
鶴田さま:前の家は古かったこともあり、耐震の検査をしたらかなりダメージが大きいと言われました。今度以前の西方沖地震のような地震が起こったら「もたない」と言われたんです。ただ、補強工事をするにも相当お金がかかると分かって、家族で話をしたら「新しく快適な家に建て替えたらどうか」という提案がありました。私は年齢のこともありますし、そんなことは考えていなかったのですが、「そこは皆で協力して何とかしよう」と言ってくれたんです。息子も助けてくれて非常に助かりました。
福岡工務店のことをどのように知りましたか?
鶴田さま:2018年の夏頃から家を建て替える話が家族の中で始まって、息子がネットでたくさん調べてくれたんです。息子は建築業界にいるものですから、知り合いからも色々な情報を集めたようですけど、「最終的に福岡工務店で建てた方々の意見が総合的に安定して良かった」ということが決めた要因のようです。そう考えると、建てた方々の声ってとても重要なのだなって感じました。やはり、良いところばかり言っている会社さんは普通にありますけど、悪いところもさらけ出しているところが信頼できたのではないでしょうか。正直なところ、私は福岡工務店の事は全く知りませんでしたけど(笑)私達はネットで見ても大手のメーカーさんの名前くらいしかわからないじゃないですか。だからそういうところを選ぶのかなって思っていました。ただ息子は業界におりますので、視点が違うのだろうと、息子が選んでくれた工務店が一番良いと信じました。だから私はその点に関しては何の異議も唱えませんでした。任せます!と(笑)
他に比較検討をされた建築会社はありますか?
鶴田さま:私はゼロに近いです。息子は海外に住んでいるので、帰国した際に何社か訪問しているとは思いますが。
福岡工務店を選んで頂いた理由を教えてください。
鶴田さま:ネット検索でオーナー様の評価が良かったという点、会社の方針に納得がいったという点、あと、問合せしたときに対応が良かったと言っていました。
これまでの家で不満だったことはありますか?
鶴田さま:暗い、寒い、広いけど使い勝手が悪いという点ですね。
家づくりの過程で悩みや不安はありましたか?
鶴田さま:敷地の西側が崖になっているので、今の法律では建て方に制限があるんじゃないかということと、地盤調査や補強工事でお金がかかるのではないかという「制限と費用面」で心配はありました。けれど心配するほどのことはなく、建てられて良かったです。また、東西に長い土地なのでどういう風に建物を配置するのかということは気がかりでした。私の世代ではやはり建物の南側を開放的にするのが常識でしたけれど、南側をふさぐ提案だったので少し心配でした。実際はとても明るくてこれは「おっ!」でしたね!(笑)以前の家では日中でも電気をつけていたものですから。暗いのが大嫌いなので、明るさが一番です!
福岡工務店の対応で残念だったところを教えてください。
鶴田さま:特別これがというのは感じませんでした。携帯やZOOMで丁寧に打ち合わせや連絡をしてもらって良かったです。今では、海外にいらっしゃったり、離れて暮らしていたり様々な家庭状況があるかと思いますので、このようにお互いが意思の疎通を図れるように、技術を駆使されて直に話をすることが大事だと思いました。そして、その後の結果をすぐに、逐一報告を下さることが大事だと思います。建て主としてはとても不安なので、工務店さんとしては面倒でしょうが、そこは大事だと思います。
福岡工務店の対応で良かったところを教えてください。
鶴田さま:営業の阿部さんは、まずすべて吸収して頂いてそれぞれの担当者に振って頂かなくてはいけませんから、細かいところまで汲み取って頂いて良かったと思います。設計の朴さんは、打ち合わせのその場でCADで修正され、私にはとても斬新に見えました。息子は専門的知識があるものですから細かな注文があったかと思いますけど、朴さんがZOOMで即座に修正提案を何度も何度もしてくれたところは、特に息子にとっては安心感があったかと思います。変更点を目の前で解決してくれてとても納得できましたし、説得力もありました。今は色んな連絡網があるのでスピード感を持って報連相をすることがお客様にとって何よりの安心感だと思いますよ。コーディネーターの尾田さんについては、使い勝手の点で女性かつプロの視点で「今は良いかもしれないけれど、永く住むにはお困りになりませんか?」と、はっきり言ってもらえました。いいことばかりじゃなく、悪いことこそ言って欲しいわけですよ、じゃないと素人はわからないわけですから。また、なんでも設備がハイテクであればいいってものではないので、不必要なものは不必要と言って下さる視線っていうのは大事だと思います。予算を総合的にみて提案して下さるのは必要かと思います。工事監督の古藤さんに関しては、私は細かいことをたくさん言ったかと思いますよ、でも監督さんは決して「ダメです」「できません」って言わなかった。まず「考えてみます」「検討します」って受け止めてくれたことが嬉しかったですね。そして工事状況も細かく説明してくれ、写真などで現状報告をしっかりしてくれました。大工の高田さんは、非常に無口な方でしたね。昔気質な感じでしたけど、それでも私が思い出の品などを無理に使ってくださいとお願いした時に、「何とかしましょう!」と考えて下さった。家っていうのは全て新しければ良いとは限らないんです。古い家に思い入れのある方もたくさんいらっしゃると思うんです。特にお年の人ならなおさらで、他人から見たら大したものではないかもしれませんが、その方にとっては思い出っていうのは非常に大事なことなんですよ。これから新しい家に住むにあたって、思い出の品も有効活用できるのであれば、新築にプラスアルファの付加価値がつくと思います。若い方ばかりの建築ではなくて、今後はお年の方のお客様も増えると思いますので、そういう方の気持ちを一度汲み取って、できなければできないと専門家として判断して頂き、可能な限り昔の家の思い出も引き継げる家にしてもらえれば、より付加価値が上がると思います。私も無理を言って工事してもらった点に関しては非常に感謝しています。一番感心したのは、家をつくるにあたり色んな方々に対応して頂いたのですけど、どの方も自分のポジションにプライドと責任を持って対応していただいたことです。皆さんが会社の1つのプロジェクトの一員じゃないですか、「All for one,One for all.」ってよく言いますよね。自分は会社の顔であるというプライドを持ち個人がベストを尽くすことで会社があると思いますので。それぞれ自分のポジションできちんと対応してくださることは大事なことで、福岡工務店さんにはそれを感じました。この年になっても新しい家に住めるということに非常に感謝しています。
これから家づくりされる方にアドバイスをお願いします。
鶴田さま:まず、具体的に、家に対する希望。どういう家に自分がしたいかっていうことを最初にしっかりと伝えるべきだと思うんですよね。どういう風に住みたいかということを伝えて、設計の相談をし、両者で最後まで責任を持って家を作り上げていく感覚が大事だと思います。そこで気持ちのズレがあったら、そのズレが最終的に何か起きた時に応えるんですよ。だから最初の気持ちのズレをなくすっていうこと、最初にきっちり自分の意見を言うことは大事だと思います。