床暖房がなくても全然寒くないです。真冬の朝でもスッと起きられるようになりました。

家が完成して１年がたちました。実際に住まわれてみて、どこが一番気に入っていますか？

奥さま：この直線的な間取りです。家中のどこに子どもがいても気配を感じられるようになったので、安心感がグンと増しました（笑）以前の借家の間取りはキッチンからＬ字型になっていて、奥の和室やリビングの端っこは全然目が届かなかったんです。子どもももっと小さかったので、不安でしたよ。ごはんをつくりながらも、しょっちゅうあちこちのぞきに行っていたんです。

ご主人：私も、吹き抜けのあるこのLDKが気に入っています。明るくて、広くて、解放感があるのがいいですね。

奥さま：吹き抜けがあるおかげで、子どもが２階にいるときにも気配を感じやすいんです。上と下とで呼んでも、お互いに声も通りやすいですし。実は初めは、吹き抜けをつくったら寒くなると思っていました。前の家にも吹き抜けがあって、寒かったですからね。正直、実際に住むまでは信用していませんでした（笑）

ご主人：でも、今ではノンストレスで快適に生活しています（笑）

逆に、「ここはこうしておけばよかった」という点はありますか？

ご主人：トイレへ出入りするところが、ダイニングにいる人からよく見えてしまうところです。

奥さま：親しい友達や身内ならいいんですけど、お客様は少々気まずいかもしれません。

ご主人：ダイニングのドアを透明なものにしたことと、配置的な問題ですね。この点だけが反省点です。

以前の家とくらべて、生活で変わった点はありますか？

ご主人：以前の借家は、ムダに広過ぎました（笑）

奥さま：広い家って初めは憧れますよね？　でも、実際に住んでみたら思うんです。「こんなに広くある必要はないよね」って。掃除は大変ですし、部屋数が多くても使い道がなければ意味もありません。

ご主人：１階だけで生活が完結できたら、その方がラクなくらいです（笑）

奥さま：今は子育て真っ最中の時期だから２階も使っていますが、歳を取って夫婦だけになったら、１階だけでも十分だと思います。２階は、ちょっと海が見たくなったときに上がって休憩するに絶好のスペースですよ。家族で一緒に家にいても、同じ空間の中にある１階と２階に分かれて、それぞれが好きなことをできるという点もいいですね。

１年住まわれてみて、家の性能についてはどんな感想をお持ちでしょうか？

ご主人：光熱費で言ったら、半分ぐらいに下がったと思います。前の家では、一番よく使う月で電気代が２万３千円、プラス床暖房の灯油代が１万円で、合計３万円強でした。

ここに住んでからは、一番よく使う月でもエアコンで１万円弱、その他の電気代が６千円くらいですから合わせて１万６千円くらい。約半分くらいになっていますね。

奥さま：前の家には床暖房があったのですが、この家には床暖房は入れていないんです。だけど、裸足で生活していても全然寒くないです。前の家は寒くて、床暖房の無いところはスリッパが必須でした。

ご主人：この家では結露も見たことがないですね。前の家は、窓のサッシのまわりがカビだらけでうんざりでしたが。

奥さま：空気もほどよく乾燥しているので、室内干しの洗濯物がよく乾いて助かります。前の家では２・３日干していましたが、今は１日で乾きます。やや湿度が低いかなと思ったら加湿器で調整できますし。

「高性能住宅」を実感してくださっているんですね！　ほかには何かありますか？

ご主人：やっぱり、エアコンを１台つけっぱなしにしていていいということですね。前の家では電気代を気にして、あちこちの部屋のエアコンをつけたり消したりしていましたから。ここではエアコン１台を電気代を気にせず点けっぱなしにできる。そこが高気密・高断熱なんだなと思います。

奥さま：夏は、２階のエアコンがすぐに家全体に効きます。どちらかといえば、夏の方が効きますね。

ご主人：でも、冬も暖かいですよ。冬は、よほど寒い晩に寝るときだけ寝室のエアコンを補助的につけるぐらいです。

奥さま：冬は室温２３度を目安に保っているんですけど、お天気がよくて日当たりのいい日なんかは、家に来た友達が暑いと言い出すんですよ（笑）それでエアコンを切ったりすることもあります。私たちは家が暖かいのを知っているから薄着でいるんですけど、外から厚着してきた人には暑過ぎるみたいで（笑）ヒートテックは着る必要がなくなりました。

ご主人：冬場でも半袖・半パンでいることが多いくらいです（笑）寝るときの毛布も、いらなくなりました。妻は以前は電気毛布を使うくらい寒がりだったんです。

奥さま：それくらい寒がりだから、前の家では寒さのストレスがすごかったです。前は冬用のカバーや毛布を使ったりもしていましたが、今は夏も冬も同じ布団で寝ています。それに、冬場の朝寒くて起きられないということもなくなりましたし。今では、スッと起きられます（笑）お風呂やトイレも居間と同じ温度なので、寒いときのお風呂やトイレが苦ではなくなったのが嬉しいです。前の家ではお風呂に入るときには、小さな暖房器具を持っていっていましたからね（笑）たまに母に子どもを預けに行くんですけど、「お風呂は暖かい自分の家で入りなさい」って言われます（笑）子どもも「ばあばの家のお風呂は寒いから入りたくない」って。子どもは正直です（笑）

お掃除していて、ホコリなんかはいかがですか？

ご主人：フローリングを明るい白木のものにしましたので、ホコリは目立つといえば結構目立つんですが、前の家にくらべたら少なくなったと思いますね。

奥さま：全然気になりませんよ。お掃除も、大体はルンバがやってくれるので助かります！フルフラットの床にしたのでラクですよ。

ご主人：欲を言えば、ルンバの収納スペースは、ゴミ箱の近くにしたらもっと良かったですね。ゴミ捨てが楽になりますので。

奥さま：テレビボードは、底面が床から離れたタイプのものにして正解でした。デザイン性も良いし、ルンバがきっちり入っていってお掃除してくれますから。

外部との遮音性についてはいかがでしょうか？

ご主人：もともと静かなところですし、音に関しては特に何も問題はないですね。

奥さま：飛行機のルートみたいで、その音にたまに気づくぐらいですけど、私は飛行機が好きなので気にならないです（笑）

ご主人：玄関のドアも、強く開け閉めすればバンと聞こえますが、それで「あっ、帰ってきたな」とわかるぐらいなのでちょうどいいですよ（笑）

奥さま：音に関するストレスは皆無ですね。

お引き渡し後の私たちの対応はいかがでしたか？

奥さま：「対応が素晴らしい」っていつも話をしています（笑）

ご主人：私たちが何かを見つけて言うというよりも、福岡工務店さんの方から「ここは気になりませんか？　大丈夫ですか？」と聞いてくださって、積極的に対応してくださったのがありがたかったですね。

奥さま：福岡市内で建てられる方々と比べたら、私たちは宗像市だから、福岡市南区にある福岡工務店さんの事務所からは少し遠いのですが、それで不安ということも全くなかったです。いつもレスポンスが早かったので、少しも遠さを感じなかった。

ご主人：先日、１年点検も済みましたが、１年という節目にこだわらず、普段から質問したことにはその都度迅速に答えていただいていたのも安心でした。

奥さま：他社で家を建てた人の話を聞いていると、それって当たり前のことではないみたいで。だから、友人に「どこで建てた？」とか「良かったことは？」と聞かれたら「対応が良いよ」っていつも説明しています。

最後に、これから家を建てる方へのアドバイスがありましたらお願いします

ご主人：コンセントやスイッチの位置は、間取りを決めるときによく考えた方がいいですよ。

奥さま：大体の家具の置き場所を想定した上で、コンセントなどの位置も決めるべきでしたね。それから、加湿器なんかも結構場所を取りますので、あらかじめどのあたりに置くかを考えておくと良いですね。

ご主人：新居に置く予定の家電を工務店さんと一緒にリストアップして、それぞれのサイズを考慮して間取りに生かすようにすればいいと思います！