「久留米市寺町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

こんにちは。本日4月23日(土)、福岡県久留米市寺町にて無事に上棟式を執り行いました。午後からあいにくの雨模様となりましたが、そんな雨をもろともせず大工職人達により、無事上棟を迎えることができました。その模様をリポートさせていただきます。▼朝7時半、現場に到着するとすぐに上棟式になくてはならないクレーン車がやってきました

「久留米市寺町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼そして、8時ごろ施主の到着です。現場監督や棟梁と挨拶した後、さっそく上棟式恒例の四方をお清めをしていただきました。まず始めは、棟梁の泊(とまり)大工がお塩を置きます。

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▼次に奥様がお米を置きます。

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▼そして次は、ご主人がお神酒をかけます。

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▼四方のお清めが完了すると、工事の安全を祈念して、全員でお神酒で乾杯です。

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▼8時すぎ、上棟作業がスタートしました。まず最初は、作業がやり易いように部材を所定の位置まで運びます。

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▼まずは、柱を立てていきます。写真の長い柱は、2階まで伸びる「通し柱」です。

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▼そして、通し柱と通し柱の間に「管柱(くだばしら)」を立てていきます。

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▼1階の柱を立て終わると、続いては「2階梁」を組んでいきます。梁は重量がとても重いので、こうしてクレーンで持ち上げて設置します。

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▼ふと下を見ると、小屋町現場監督が今年入社した新入社員2人に現場の状況を詳しく説明していました。百聞は一見意しかず。現場を自分の目で確認することで、より理解が深まります。この後、新入社員の2人はできる範囲で素晴らしい働きをしてくれました。今後の成長がとっても楽しみです。

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▼柱と梁の設置がそれぞれを固定する前に、「立て入れ直し」という建物の垂直をとる作業に取り掛かります。これは非常に大切な作業で、建物にゆがみや傾きが生じないように複数個所で垂直になっているかの確認と、少しでもゆがみがあれば「屋起し機」で垂直にしていきます。奥に見えるのが棟梁の泊大工です。そして、手前はそのお父さん。そうなんです。親子2代で大工職人なんです。なので息もピッタリ。

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▼しっかりと赤い振り子が真下を指しています。

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▼垂直になったことを確認するとすかさず、仮筋交いで固定していきます。

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▼仮筋交いで固定作業が完了すると、2階では金物をつかって一気に柱と梁を固定していきます。

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▼建物の壁際には、地震横揺れに耐えれるように、斜めの「火打ち梁」を設定していきます。

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▼2階の梁や横架材の固定が完了すると、お次は床板を敷いていきます。

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▼福岡工務店で使用している床材の厚さは、28ミリ。持つとズッシリ重量感が伝わってきます。

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▼床材を敷く作業をしながら、別の職人が素早く釘で固定していきます。傍らで見ている新入社員も興味深深の様子。

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▼1階に降りてきました。クレーンを使って、材料の運び入れが迅速に行われていました。今日の現場上空は電線が数多く通っており、クレーンの運転手もいつもより身長に操縦していました。

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▼クレーンの傍らでは、木村現場監督がテキパキとゴミ回収中。事故がおこらないように現場の整理整頓は不可欠です。

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▼再び2階へ。この時点で、時間は9時22分。作業開始から、1時間半くらいで2階の柱を設置する作業までたどり着きました。連携がとれている大工職人同士だからこそ、迅速に作業が進みます。

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▼柱が立つと「胴差し」と呼ばれる部材を取り付けます。こちらはクレーンを使わず、人力で持ち上げています。

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▼こちらは吹き抜けの天井部分です。さすがに人力は難しいのでクレーンで吊り上げて設置します。

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▼お次は、ドリルが用意されました。

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▼「軒桁」と呼ばれる部材に穴を空けていきます。

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▼ドリルで開けた穴は「ホールダウン金物」と呼ばれる金物を取り付ける穴でした。これで、柱と横架材と強固に固定します。

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▼2階の柱と横架材の設置が完了すると、1階と同様に垂直をとる建入れ直しをおこないます。こちらでは、ベテラン高田大工と先ほど1階で作業をしていた泊大工がおこないます。

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▼建入れ直しが完了するとインパクトと呼ばれる電動工具で金物を固定していきます。

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▼小屋梁などの設置固定が完了すると、屋根を支える「小屋束」を取り付けていきます。

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▼小屋束の設置が完了すると、次は「母屋」と呼ばれる横部材を「かすがい」という金物で固定していきます。

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▼ここまでくると屋根の形がハッキリ分かってきます。

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▼そして、垂木と呼ばれる木も取り付けていきます。

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▼こちらは屋根の軒先に「鼻隠し」と呼ばれる板を取り付ける様子です。ベテラン泊大工も手伝いながら4人で作業します。

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▼12時過ぎ、みなさんお待ちかねの昼食タイムです。施主が上棟後、初めて建物に入ります。ついつい笑顔がこぼれます。

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▼昼食までの少しの間、住宅コンセルジュの占部と現場監督の小屋町を交えて、打ち合わせをしていました。色々と決めることが多いですが、是非家造りを楽しんでいただけたらと思います。

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▼全員が揃うと、占部の司会で昼食会がスタートしました。

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▼泊棟梁の紹介です。

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▼施主から工事の安全を祈念していただいた後、社長の阿久津の乾杯で、昼食会スタートです。

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▼1階から吹き抜けを通して、屋根を見上げてみました。高い吹き抜けがある家で、完成後の姿がとっても楽しみです。

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▼昼食会終了後、再び作業開始です。先ほど設置した垂木の上に、外断熱材の「キューワンボード」を敷いていきます。このキューワンボードは通常の外断熱材と違って、シルバーに輝くアルミ箔の高い赤外線反射率によって夏季の遮熱に効果があり、冬の寒い日は熱を逃さない優れものです。

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▼長方形で納品された断熱材を屋根の形状に合わせてカットしていくのも大工職人の腕の見せどころです。

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▼外断熱材を敷き終わると、気密性を高めるためパネルとパネルの繋目に「気密テープ」を貼っていきます。

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▼気密テープが貼り終わると、さらにその上に通気層を確保する「通気胴縁」を並べ、専用のビスで固定してきます。

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▼通気胴縁が完了すると「野地板」を敷いて釘で固定し、最後にルーフィングと呼ばれる防水シートを敷いて、本日の上棟式は終了となります。

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本日の上棟式誠におめでとうございます。。これから始まる家づくり、ぜひ楽しまれてください。