「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

こんにちは。本日、福岡県三井郡大刀洗町にて無事に上棟式を執り行いました。昨日の雨も無事にやみ、昼からは綺麗な青空が広がる絶好の上棟日和になりました。早速、その模様をリポートさせていただきます。▼午前7時40分ごろ、上棟式には欠かせないラフタークレーンの到着です。これから建物前のブルーシートの上に頭から入れます。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼こちらの現場を担当する、現場監督の田之上と棟梁の泊 好樹大工です。作業前の打ち合わせ中です。

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▼午前7時50分ごろ、施主ご一家の到着です。棟梁の泊大工が「よろしくお願いします!」と笑顔でご挨拶。

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▼施主が到着すると、早速、建物の四方のお清めがはじまりました。まずは棟梁の泊大工がお塩を置きます。

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▼続いて奥様とお子様が一緒にお米を置きます。

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▼続いてご主人がお神酒をかけます。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼四方のお清めが終わると、大工職人全員集合。施主ご一家の益々のご繁栄と工事の安全を祈念して、全員でお神酒で乾杯です。

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▼午前8時過ぎ、早速上棟作業がスタートしました。まずは、建物の四方に2階天井部分まで伸びる「通し柱」を立てていきます。

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▼続いて、事前に所定の位置に配置していた柱を立てていきます。

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▼柱と柱の間には、太くて丈夫な梁を掛けます。梁を掛ける作業は、クレーンと手作業の同時作業です。予め溝が彫られている部材の凹凸を合わせて、「かけや」と呼ばれる木槌で叩いて、しっかり組み合わせていきます。

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▼梁を掛け終わると、大きな梁と梁の間に掛ける小さな梁が運ばれてきました。これも予め場所が決められているので、手分けして配置していきます。

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▼部材の設置が完了すると、1階では柱を垂直にする重要な作業「建て入れ直し」がはじまりました。棟梁の泊大工を筆頭に3人で建て入れ直しをおこないます。泊大工が見ている「下げ振り棒」を見ながら2人の大工職人に指示を出していきます。テキパキと一本一本の柱を見ていきます。

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▼バッチリ垂直になりました。どこか一か所でもズレると、その後全てがズレてしまうので、地味な作業ですがとっても重要な作業です。

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▼柱が全て垂直になると、先ほど設置した梁同士を金物でしっかりと固定していきます。

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▼金物の固定が完了すると、外壁側の部材に彫られたボルト穴に、現場監督の小屋町が「発泡ウレタンフォーム」を注入し始めました。まるで生クリームのような発泡ウレタンフォーム。すべてのボルト穴に注入していきます。

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▼横から見た状態です。こちらの住宅は、アクアフォームによる内断熱仕様のため、熱伝導率が高い金属のボルトを発泡ウレタンフォームで覆う作業が必須です。こうすることで外気が暑かったり寒かったりした場合でも、熱が室内に伝わらないようにできるのです。この作業は1階と2階の外周の木材、全てに施していきます。

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▼ふと下を見ると、ご主人と田之上現場監督が談笑中。現場監督は、現場の管理はもちろんですが、現場でのお客様の対応も大切な仕事の1つです。今後、上棟を迎えるお客さまも、何か建築現場のことについて分からないことがあれば、なんでも聞いてみてくださいね。

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▼作業はどんどん進みます。いつも通りの見事な連係作業のお陰で、上棟作業開始2時間後には、2階天井部分の梁の設置がはじまりました。

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▼今設置している梁は、通常の梁に比べて節が少なく綺麗な「化粧梁」と呼ばれるものです。なぜここに化粧梁かというと、なんと1階のリビングの吹き抜けが屋根まで続いているのです。これは、完成が非常に楽しみです。

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▼化粧梁には、こうして分かりやすいように「化」と書かれており、分かりやすいようにしています。ちなみにこの表記は隠れてしまう部分なので、ご安心ください。

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▼2階天井部分の梁などの横架材の設置が完了すると、1階と同様に建て入れ直しがはじまりました。再び全ての柱が垂直になるようにミリ単位で調整していきます。

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▼また、小屋町現場監督は熱が室内に伝わらないように外壁側のボルト穴1つ1つにに発泡ウレタンフォームを注入していきます。

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▼午前11時すぎ、ついに屋根の一番高い位置に取り付ける部材「棟木」の設置作業がはじまりました。この部材の設置が完了するとついに「上棟」を迎えます。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼ふと見ると、先ほどの化粧梁の上に、今度は「登り梁」を設置しているではありませんか。これは、めったにお目にかかれない光景です。つまり先ほどの化粧梁までが天井ではなく、登り梁の傾斜部分までが吹き抜けということになります。これは完成がますます楽しみです。

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▼屋根の土台となる部材は、垂直の部材「小屋束」と横の部材「母屋」を「かすがい」と呼ばれる金物で、しっかりと固定していきます。

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▼ここでも部材がきちんと垂直になっているか小屋束に取り付けた「下げ振り」に「さしがね(定規)」をかざして、ミリ単位でチェックします。

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▼小屋束が全て垂直になると、続いて「垂木」と呼ばれる細長い木を屋根の勾配に沿って設置します。ここまで来ると屋根の形がほぼ分かりますね。そして午前の作業はここで終了です。この後は、全員が待ちに待った昼食タイムですよ~。

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▼昼食会がはじまりました。昼食会では、住宅コンシェルジュの占部の司会で、棟梁の泊大工を改めてご紹介させていただき、続いて施主のご主人様から工事に携わる大工職人の健康と工事の安全を祈念していただきました。誠にありがとうございます。

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▼昼食会は、終始和やかな雰囲気で開催されました。お子様のかずくんとさきちゃんも上機嫌でカメラに向かってポーズを決めてくれましたよ~。

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▼昼食会が終わると、ヘルメットを被って、現場見学のお時間です。今しか見れない場所がたくさんありますので、現場監督や設計士の案内のもと、しっかりと説明をさせていただきました。

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▼その頃、社長の阿久津と住宅コンシェルジュの占部は、お子様達と駆けっこの真っ最中。道路が袋小路で車の出入りも少ないため、子供達は思いっきり駆け回っていました。

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▼楽しかった昼食会も終わり、午後の作業がスタートです。午前中に設置した垂木の上に構造用合板を敷いて釘で固定していきます。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼この写真は、垂木と母屋の間に生まれた隙間を「発泡ウレタンフォーム」で塞いでいる写真です。こうした場所は何もしなければ、ただの隙間になってしまい、気密性能が低下してしまう恐れがあります。大変手間がかかる作業ですが、全ての箇所にこうして発泡ウレタンフォームを注入し、隙間を塞いでいきます。ちなみに、写真は吹き付けた直後のため、あまり膨らんでいませんが、時間が経つと膨らんで隙間をほとんど埋めてくれます。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼さあ、上棟作業もそろそろ終盤です。先ほど敷いた構造用合板の上に外断熱材の「キューワンボード」を敷いていきます。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼さらに、断熱材の上に通気層を確保するための「通気胴縁」を設置します。

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▼通気胴縁の設置が完了すると、続いては屋根材の下地となる「野地板」を敷いて、釘で固定していきます。

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▼上の野地板の設置まで完了すると、最後は下の防水シートを屋根全体に敷いて本日の上棟式は無事終了です。

「三井郡大刀洗町01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

本日の上棟式、誠におめでとうございます。。