「福岡市早良区04」注文住宅現場リポート④【上棟式】
こんにちは。4月19日(金)は福岡市早良区にて上棟式を取り行いました。この日は、春の暖かさを感じる心地よい快晴。絶好の上棟日和です。一日中天気もよく、また、熟練の大工職人たちのチームワークでいつもより早く作業を進めることが出来ました。それでは、早速上棟式の様子をリポートさせていただきます。▼午前8時、建物の四方を固める「四方固め」が始まります。遠方にお住まいのお施主様に代わって、棟梁の松浦、現場監督の小屋町、中村が四方を清めさせていただきました。
▼「四方固め」を行い、ご家族の幸せと、これからの工事の安全を祈願して、全員で乾杯です。
▼午前8時15分、上棟作業の開始です。大工職人たちのチームワークであっという間に柱が立ちます。たくさんある部材は、あらかじめ所定の場所に置いているので、効率よく安全に作業が進められるようになっています。
▼柱を建て終わると、ここからは「梁」や「胴差し」といった横の部材を柱に設置していきます。
▼複雑に入り組んだ柱と梁は確認しながらしっかりと組み合わせ、「かけや」という木槌で打ち込みます。
▼午前8時30分、約30分で1階の柱と梁を組み終わりました。俯瞰してみるとまるで碁盤の目のようですね。
▼続いて梁同士・または柱と梁を専用の金具「羽子板金物」で固定していく作業です。
▼同時進行で、一階では「建て入れ直し」の作業がはじまりました。大切な作業なので、棟梁の松浦大工が責任をもって確認します。
▼立て入れ直しでは、柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付けて、垂直になっているかミリ単位で確認する作業です。もし、少しでもズレている場合には、「屋起こし器」で調整していきます。
▼1階の柱が全て垂直になったら、2階の床板を敷いて、手際よく作業をしていきます。
▼あっという間に2階の床板を設置できました。
▼2階の床板ができたところで、2階の柱を搬入です。
▼クレーンで運んだ柱を上にいる大工職人が受け取り、立てていきます。
▼1階と同様に2階も梁と胴差を設置し、手際よく作業をすすめていきます。
▼午前9時55分、上棟スタートから1時間40分でここまで進みました。ここから屋根の施工が始まります。
▼大工職人が現場監督の中村に手渡しているのは「小屋束」といわれる屋根を支える柱です。屋根の勾配に合わせて長さが変わります。
▼小屋束の上には、「母屋」という横架材がかけられ、一番高い横架材を「棟木」と言います。棟木が取り付けられた時点で「上棟」を迎えます。
▼小屋束と母屋には「かすがい」という金物が取り付けられます。
▼「子はかすがい」ということわざは、まさにこの金物のことです。
▼屋根の施工が進んでいる最中、2階では、なにやら丸川大工がのみと金づちで柱を削っています。
▼窓の下地となる窓台の取り付けでした。
▼木材がきれいにピッタリはまってます。このように細かい作業は大工職人の腕の見せ所ですね。
▼午前中の休憩時間に、お施主様が現場に到着されました。棟梁の松浦大工がご挨拶です。
▼休憩後、壁に耐力面材を取り付ける工事にとりかかります。室内側にいる松浦大工が、足場にいる西大工へ、柱と柱の隙間から耐力面材を手渡します。
▼屋根では、垂木の設置が始まっていました。
▼垂木の設置が終わると、続けて外断熱材のキューワンボードを取り付けます。この断熱材には、銀色に光り輝くアルミ素材のシートが貼ってあり、遮熱効果があります。
▼片面の屋根の断熱材が設置できたところで、お昼ごはんのお時間です。
▼昼食会では、コンシェルジュの高橋が司会を務め、お施主様、スタッフ、大工職人でお弁当をいただきました。
▼昼食会の後は設計士の朴が、図面と照らし合わせながら現場をご案内させていただきました。
▼さて、おいしいお弁当をいただきリフレッシュしたところで、午後の上棟作業スタートです。
▼現場監督の中村が垂木と母屋の隙間を「発泡ウレタン」で埋めていました。
▼高気密・高断熱の家を実現させるために、ほんの小さな隙間でも見逃さず、施工を行っていきます。
▼こちらは下屋の施工をしています。ここも「発砲ウレタン」を施しています。
▼キューワンボード同士の隙間は気密テープでふさいでいきます。テープの貼り方にもこだわりがあり、横方向から縦方向の順で貼っていきます。これは、もし通気層に雨水が浸入したとしても、水が綺麗に流れていくようにするためです。
▼キューワンボードの上には、通気層を確保する「通気胴縁」の取り付けです。
▼上棟式で大工職人がおこなう最後の工事「野地板」の設置です。1枚の大きな板を運び、ビスで通気胴縁に打ち付けます。
▼この後、屋根の防水処理「ルーフィング」がおこなわれます。
▼この度の上棟式、誠におめでとうございます。これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
