「福岡市早良区野芥01」注文住宅現場リポート④【上棟式】
こんにちは。リポート担当の有村です。9月26日(土)曇り。本日は、福岡県早良区野芥にて上棟式を執り行いました。午前中は通り雨が降ったりと不安定なお天気でしたが、次第に晴れてきて無事に上棟式を収めることができました。それでは早速リポートしていきましょう。▼午前7時ごろ、足場が組まれ、クレーン車が到着しています。
▼今回の現場の棟梁、丸川大工です。赤ぶちメガネがトレードマークの福岡工務店一番のオシャレ大工職人。大工職人のイメージを変えるその佇まいと、熟練の職人技で福岡工務店の高性能住宅を支える大工職人です。
▼お施主様ご一家がご到着され、担当現場監督の中村が棟梁の丸川大工をご紹介します。和やかな雰囲気が写真からも伝わってきますね。
▼顔合わせが終わり、建物の四方をお塩、お米、お神酒で清める「四方固め」を行いました。
▼四方固めが無事完了し、工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯です。
▼いよいよ上棟作業スタートです。大工職人たちが柱を次々に立てていきます。
▼続いて、梁や胴差と呼ばれる横架材を取り付けていきます。クレーンで釣り上げ、かけやと呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。
▼1階部分では「建て入れ直し」が始まりました。建て入れ直しでは、柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付けて、垂直になっているかミリ単位で確認していく作業です。少しでもずれている場合は、「屋起こし器」で調整していきます。
▼1階の柱が垂直になったのを確認して、2階部分の合板を敷いていきます。
▼合板が敷き終わり、1階同様に柱を立てていき、横架材を設置していきます。
▼応援に駆け付けていた現場監督田之上と中村がクレーンで次に使う資材の搬入を行っていました。大工職人がスムーズに作業できるように先を見越して段取りを行っていきます。
▼次に屋根部分の施工が始まります。まずは屋根部分の柱となる小屋束を立てていきます。
▼屋根束の取り付けが完了すると、次に母屋と呼ばれる横架材を渡していきます。一番高い母屋を棟木といい、棟木の取り付けが完了すると上棟となります。
▼小屋束と母屋を留める金具をかすがいといい、これを打ち込み固定していきます。
▼上に戻り屋根部分では、小屋束や母屋がきちんとまっすぐ施工されているか、水平器と職人の目を使いミリ単位で確認していきます。
▼その頃丸川大工が下の階で、耐力面材あんしんのカットを行っていました。こちらは屋根の段違い部分の壁に施工されていきます。
▼現場監督たちが集まり、図面を確認しながら次の段取りを行っていました。
▼ここでお昼休憩となりました。昼食後、お施主様ご一家が到着され、担当設計の朴、担当ICの川崎が現場の案内とインテリアの打ち合わせを行っていました。実際の現場を見ながら打ち合わせをすることにより、イメージしやすくなりますね。担当コンシェルジュの荒津もにっこり。
▼お昼休憩後、垂木の施工から作業スタートです。垂木は専用のビス「タルキック」を使い固定していきます。
▼垂木の取り付けと並行し、垂木とのわずかな隙間を中村がウレタンを充填し塞いでいきます。
▼垂木の取り付けが完了し、外断熱材キューワンボード貼りが行われていきます。表面にはアルミシートが貼られており、高い遮熱性を発揮します。
▼キューワンボードが貼られ、専用の気密テープで隙間を埋めていきます。
▼キューワンボードの施工が完了し、次に通気層を確保する「通気胴縁(つうきどうぶち)」を設置します。通気胴縁の固定には専用のビス「パネリード」を使用します。
▼通気胴縁が打ち終わると、大工職人最後の作業、「野地板張り」が始まりました。野地板を敷き詰めていき、ガンで打ち込んでいきます。貼り終わると屋根の形が見えてきましたね。この後、屋根にルーフィング加工が施され上棟完了となります。
▼この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的に始まる家づくり、ぜひ楽しまれてください!
▼本日の1枚
柱からひょっこり荒津です。お茶目なところも人気の秘訣かもしれませんね。