「福岡市西区04」注文住宅現場リポート②【上棟式】
こんにちは。リポート担当の有村です。5月16日(土)雨のち晴。本日は福岡市西区にて上棟式を執り行いました。午前中少し雨が降りましたが、無事雨も上がり滞りなく上棟を迎えることができました。それでは早速リポートしていきたいと思います。▼午前7時ごろ、足場が組まれた現場に大工職人たちが集結していました。普段それぞれ現場を持っている大工職人がこうして上棟式には集まって作業をします。
▼クレーン車が到着しました。細い道もものともせずにスイスイ現場に入っていきます。
▼お施主様ご一家が到着され、棟梁の紹介、四方固めを終え、お神酒で工事安全を祈念して乾杯です。
▼いよいよ上棟作業スタートです。大工職人が一斉に所定の位置に柱を立てていきます。
▼大工職人が持っているこの棒は「八戒棒(はっかいぼう)」と呼ばれるものです。この棒を使って梁を持ち上げたり柱を打ち込んだりしていきます。
▼あっという間に柱が立て終わり、続いて梁や胴差と呼ばれる横架材をかけていきます。大きく重たい梁はクレーンを駆使し、「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。
▼1時間前後で横架材の取り付けまで完了し、金具で固定していきます。
▼一方その頃下では、建て入れ直し」が行われていました。建て入れ直しでは、柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を下に巻き付け、垂直になっているかミリ単位で確認していきます。少しでもずれていれば、「屋起こし器」で調整していきます。
▼全ての柱が垂直になったところで、2階部分の合板を敷いていきます。
▼合板が敷き終わると、続いて2階部分の柱と横架材を取り付けていきます。一階部分より高さがあるのですが、1階部分と同じように素早く動いていく大工職人。高さをものともしません。
▼担当現場監督の古藤も一緒に作業に参加します。大工職人たちと楽しそうに作業しています。このように職人たちとの距離が近いのも福岡工務店のいいところかもしれません。
▼1階と同じように建て入れ直しを行い、垂直にした後に、屋根部分の施工に取り掛かります。まず柱部分の小屋束を立てていき、そこに母屋と呼ばれる横架材を渡していきます。
▼一番高い位置にある母屋のことを棟木と呼び、これが取り付けられることで棟上げとなります。
▼こちら大工職人が打ち付けているのが、「かすがい」と呼ばれる金物です。これで束と母屋を留めていきます。
▼続いて、垂木の取り付けが始まりました。1本ずつ丁寧に打ち込んでいきます。
▼垂木が取り付けられ、続いては合板を敷いていきます。だんだん屋根の形がわかってきましたね。
▼合板が敷き終わり、外断熱材キューワンボード貼りが始まります。表面にはアルミ素材のシートが貼られており、高い遮熱効果があります。
▼応援に駆けつけていた現場監督の中村が丁寧に専用の気密テープを貼っています。この気密テープを貼ることで、わずかな隙間も埋めることができます。
▼屋根の上という高所での作業ですが、さすが大工職人。丁寧に余分な部分を丸のこでカットしていきます。
▼ここでお昼休憩となりました。お昼休憩後、担当設計の石田と古藤が図面と照らし合わせながら現場を見て回りました。図面上ではわかりにくい部分などこの機会に確認していきます。
▼お昼休憩後、気密テープ貼りから再開です。テキパキと作業が進んできます。
▼キューワンボード貼りが完了し、次は通気胴縁取り付けが行われます。通気胴縁とは通気層を設けるために取り付けられます。
▼専用のビス「パネリード」を差し込んでいき、他の職人がインパクトで留めていくという綺麗な流れ作業で素早く行われていきます。
▼いよいよ本日の大工職人最後の作業となる野地板貼りです。合板を通気胴縁の上から貼っていきます。
▼野地板貼りが完了して、ルーフィング職人により防水シートが貼られていき上棟式完了となります。
▼1日でここまで建つのですから大工職人たちの職人技には毎回驚かされます。
この度の上棟式、誠におめでとうございます。これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。