「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

こんにちは。昨日6月17日(土)、福岡県筑紫郡那珂川町にて上棟式を執り行いました。6月に入りまして、毎週末、上棟式をおこなっております。たくさんのお客様にご契約していただき、スタッフ一同心より感謝申し上げます。梅雨に入っているというのに、雨が降らない日が続いていますね。本日も朝から素晴らしい青空が広がり、絶好の上棟式日和となりました。そして、本日の上棟式には、これまでやったことがないイベントをさせていただきました。それは、家を支える重要な部材「梁(はり)」に、施主ご一家の手形をつけるというイベント。上棟式に、心に残る体験をしていただきたいと社内で考え、初めて開催しました。盛大なイベントではないですが、上棟式だからこそできる貴重な体験です。ちなみに、手形をつけた梁は、最終的に天井裏に隠してしまいます。普段は見えないものになりますが、ふとした時に手形をつけた梁のことを思い起こしていただけたら幸いです。今後、ご希望のお客様がいらっしゃいましたら、お気軽に担当コンシェルジュにお声がけください。それでは早速、上棟式の様子をリポートさせていただきます。▼午前7時30分ごろ。大工職人が次々に集結。これから始まる上棟式に向けて、しばしの休息タイムです。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼午前7時40分、施主ご一家の到着です。こちらの現場責任者である現場監督の古藤が、棟梁の田口大工を紹介します。仕事中は寡黙な田口大工もこの時は、笑顔を見せてくれました。

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▼いよいよ、上棟式に初めておこなうイベントです。梁に記念の手形をつけるために、まずは手に墨を塗っていきます。

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▼そして、梁に手形をつけます。グッと押さえつけて、綺麗に手形がつきました。

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▼続いては、お子様のこうちゃんの出番です。ご両親が見守る中、嬉しそうに手形をつけてましたよ。

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▼続いては、奥様です。ご家族の手形がきれいに3つ並びました。

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▼最後は、筆をつかって日付を書いていきます。

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▼こうちゃんにも書いてもらいましたよ。とっても楽しそう。

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▼素敵な記念の手形が残りました。とっても幸せそうなご家族の姿を見ることができて、スタッフ全員とても心に温まる時間を過ごさせていただきました。おめでとうございます。

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※下のお名前は伏せております[/caption]▼続いては、建物の四方をお清めしていきます

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▼続いては、こうちゃんにお塩を置いていただきました。

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▼ご主人には、お神酒をかけていただきました。

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▼それでは、工事の安全と施主ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯です。カンパーイ。

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▼午前8時すぎ、いよいよ躯体を組み上げていく「建て方」と呼ばれる工程がはじまりました。まずは、予め搬入していた柱を立てていきます。

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▼クレーンは、今回「補助ジブ(俗称:孫)」を使用するので、準備中の様子をパシャリ。

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▼その間、大工職人たちは、人力で梁や胴差しといった部材を持ち上げ、組み上げていきます。

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▼泊大工が持っている木づちは「かけや」と呼ばれるもの。木材に掘られた凹凸を合せた後、力いっぱい叩いてはめ込んでいきます。

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▼おっ。施主ご一家の手形がついた梁が取り付けられていますよ。注文住宅だからできる記念の梁。素敵ですね。

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▼こちらの住宅で一番大きな梁です。ここからクレーンも導入され、一気に作業のペースが上がります。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼1階天井部分にあたる、梁や胴差しの設置が完了しました。続いては、「立て入れ直し」と呼ばれる作業です。柱が1本1本垂直になっているか確かめて、ミリ単位で調整をかけていきます。

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▼ピッタリ垂直です。

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▼柱が垂直になったら、仮筋交いをして、2階に床板を敷いていきます。

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▼床板を敷き終わると、すぐ柱や梁が運ばれてきました。1階同様、手分けして決められた位置に取り付けていきます。

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▼福岡工務店の専属大工職人には、実は2組の親子がいます。前回の春日市での上棟でお伝えしたのは、泊(とまり)親子でしたが、今回ご紹介するのは土﨑(どざき)親子です。手前がお父さんで、奥が息子。朝来るときも一緒に現場にやってきます。そして、なんと奥でかけやを持っている息子の土崎篤郎大工は、建築士の資格も持っており構造のことも現場のことも両方熟知している大工職人なのです。

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▼梁などの部材が設置されました。続いては、金物でそれぞれの部材をしっかり固定していきます。

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「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼そのころ、2階では1階と同様に立て入れ直しの作業中。柱がきちんと垂直になると周囲の斜めの木、仮筋交いを釘で固定していきます。

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▼屋根の組み上げが始まりました。まずは、「小屋束」と呼ばれる屋根を支える柱を立てていきます。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼そしていよいよ「棟木」の設置がはじまりました。棟木は屋根の一番高いところに取り付けられる木材で、この棟木が設置されるとついに上棟を迎えます。

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▼そして、午前11時20分ごろ、棟木が取り付けられ、ついに上棟を迎えることができました。誠におめでとうございます。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼上棟を迎えましたが、作業はまだまだ続きます。次は、小屋束が垂直になっているか、「下げ振り」を使って確認していきます。

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▼小屋束が垂直になり、固定も完了したところで「垂木」の設置がはじまりました。現場監督の木村が、垂木を手際よく並べて、それを大工職人らが固定していきます。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼垂木の固定には、専用の「タルキック」と呼ばれるビスで固定します。軒先のタルキックを留めた時点で、昼休憩の時間を迎えました。ここからは、待ちにまった昼食会です。

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▼昼食会は、お客様を担当しているコンシェルジュの占部の司会ではじまりました。棟梁の紹介、現場監督から施主様へ挨拶がおこなわれ、施主のご主人よりご挨拶をしていただきました。そして、乾杯は、この土地の仕入れを担当した不動産福岡(グループ会社)の高橋が担当。これまでの経緯を簡単にご説明し、施主ご一家の益々のご繁栄を祈念して、皆で乾杯をしました。おめでとうございます。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼昼食会後は、ヘルメットを被って恒例の現場見学です。こうちゃんもヘルメットを被ってハイポーズ。ヘルメットをとても気に入った様子で、素敵なスマイルを見せてくれました。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼そして、なんと。そのままクレーンの操縦席へ。クレーンの運転手さんにお願いしてみたら、クレーンの操縦席に座わらせてもらうことができました。ハンドルを回したり、レバーを触ってみたり、とってもうれしかった様子でした。そして、その愛くるしい様子を大人たちはパシャパシャ撮影。毎月発行している工務店だよりの表紙用の写真も撮影できたので、少し先になりますが掲載させていただきます。どうぞお楽しみに。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼ご主人には、屋根まで上がっていただき、今しか見れない施工の様子を見学していただきました。

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▼午後2時、いよいよ午後の作業がはじまりました。午後は、外断熱材の「キューワンボード」を設置する作業からです。キューワンボードには、一般的な外断熱材と違い、遮熱対策用にアルミ素材で覆っています。このアルミ素材は、水蒸気や紫外線から断熱材自体を保護するほか、難燃性の向上、さらには、家が熱を持つ原因となる太陽から届く赤外線を反射する効果があります。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼現場監督の木村がおこなっているのは、福岡工務店こだわりの気密性能を上げるための作業です。こうして、隙間が生じやすい箇所には、すべて発泡ウレタンフォームで隙間を埋めていきます。細かい部分ですが、こうした細かい作業をすることで、家が完成した時に高い気密性能の家が誕生します。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼そして、こちらも気密性能を高めるための作業。キューワンボードとキューワンボードを敷き詰めた時にできる繋ぎ目をアルミ素材が使われている専用の「気密テープ」で塞いでいく作業です。外断熱住宅の場合、家中が全てキューワンボードで覆われますが、すべての繋ぎ目をこうして気密テープで塞いでいきます。

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▼気密テープを貼る作業が終わると、断熱材と屋根の下地板の間に通気層を設けるため「通気胴縁」を設置していいきます。ここで固定用に使われるビスも専用のもの。「パネリード」と呼ばれるビスで固定していきます。

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▼2階の室内から天井を見上げた様子です。アルミ素材のおかげで、天井裏が光り輝いています。

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▼大工職人がおこなう最後の作業、「野地板」と呼ばれる屋根の下地板の設置です。この板を先ほど設置した通気胴縁の上に敷き詰めていきます。

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▼野地板を敷き終わると、本日の最後の作業として、ルーフィング専門の業者によって、この防水シートが屋根に取り付けされます。梅雨真っただ中ですが、これで雨が降っても安心です。

「那珂川市01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的にはじまる家づくり、ぜひ楽しまれてください。

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