「宗像市03」注文住宅現場リポート④【上棟式】
こんにちは(^^♪さて昨日3月2日(土)福岡県宗像市にて上棟式を執り行いました。お天気も文句なしの快晴。そして大工職人のチームワークのおかげで予定時刻通りに上棟作業を進められました。それでは早速上棟式の様子をリポートさせていただきます。▼午前7時30分、上棟式には欠かせないラフタークレーンも到着。あとは施主ご一家の到着を待つばかりです。
▼施主ご一家が到着すると、棟梁の土﨑大工の紹介と建物の四方を清める「四方固め」が始まります。
▼土﨑大工に続いて、お米、お神酒をご主人と奥様に撒いていただきました。
▼午前8時10分、「四方固め」が終わると、ご家族の幸せとこれからの工事の安全を祈願して施主ご一家と大工職人全員で乾杯です。
▼乾杯が終了すると早速柱を立てていきます。たくさんある部材は、予め所定の場所に置いているので、効率よく安全に作業が進められるようになっています。
▼柱を建て終わると、ここからは「梁」や「胴差し」といった横の部材を柱に設置していきます。
▼こちらではクレーン車で設置した梁を「かけや」と呼ばれる木づちで梁を柱に打ち込みます。
▼午前8時50分、2階の床を支える梁の設置がほぼ完了し碁盤目のようになりました。右下の空間は、吹き抜けです。高気密・高断熱の家だからこそできる吹き抜けの空間は、福岡工務店で家を建てる際には、ぜひ取り入れてほしい空間です。
▼その頃、1階では「建て入れ直し」がスタートしていました。この作業では、それぞれの柱がきちんと垂直になっているか一本一本確認していきます。
▼ぴったり垂直になりました。
▼梁には金具が設置され、大工職人が1か所1か所丁寧に固定していきます。
▼中央の木材を挟んで左が室内側、右が外側です。部材同士をボルトで固定する場合、外気に接するボルトは冷熱を室内に伝えてしまう為、こうして外気の影響を受けないように、しっかりと締めた後ボルト穴を発泡ウレタンで埋めていきます。こうした作業は手間はかかりますが、なくてはならない重要な作業です。
▼続いて2階の床板の設置です。大工職人と現場監督が協力して所定の位置に運びます。
▼現場監督の田之上とベテラン大工職人の泊大工が図面を見ながら何やら打ち合わせ中。図面を常に確認しながら工程を進めていきます。
▼こちらの大工職人は梁の上に跨って梁を設置しています。圧倒的なバランス感覚です。
▼数々の上棟式をこなしてきた大工職人チームですので、阿吽の呼吸でスピーディーに作業が進みます。
▼2階の梁の設置が完了しました。とても爽やかな青空です。
▼こちらの現場の棟梁は、右にいる土﨑 篤郎(どざき あつろう)大工です。そして、左にいるのはなんとお父さん。親子二代で大工職人です。父親の背中を見て育った息子が、父親の技術を受け継ぎ、今では素晴らしい家づくりをしています。
▼2階の梁の上には小屋束という柱を立て、母屋という横架材を設置します。1番高い位置にある横架材を「棟木(むなぎ)」と言い、棟木の設置が完了すると上棟を迎えたという意味になります。
▼母屋と小屋束には、「かすがい」という金具が取り付けられます。まるで大きなホッチキスの芯のような形をしています。
▼全ての母屋にかすがいを取り付け終わりました。午前中のうちに屋根の形が分かるようになりました。
▼下げ振りを取り付け、柱が垂直に立っているかどうかのチェックが入ります。
▼わずかな歪みも見逃しません。数人の大工職人でしっかりと確認し合います。
▼垂木の設置です。垂木と横架材の間に出来る、わずかな隙間も逃がさず「発泡ウレタン」で埋めていきます。
▼表面に遮熱対策用としてアルミ素材が貼られている「キューワンボード」という断熱材の設置していきます。
▼施工していたキューワンボード同士の繋目の隙間を、気密テープで閉じました。午前中の作業はここで終了です。
▼待ちに待った昼食会です。住宅コンシェルジュの池田の司会のもと、終始和やかな雰囲気でおこなわれました。
▼昼食会後は、現場監督の田之上による現場見学会のお時間です。
▼ご夫婦にヘルメットをかぶってもらい、屋根の高さまで足場を上がってもらいました。
▼楽しかった昼食会も終わり、午後の上棟作業が再開です。午後は、先ほどとは反対側の屋根にキューワンボードを設置するところから始まりました。
▼上の写真で、耐力面材だった部分に外断熱材が張られています。気密テープで隙間をきっちり無くして、屋根と一体的に施工することで気密性と断熱性が大幅に向上します。
▼キューワンボード貼り終わると、続いて「通気胴縁」と呼ばれる部材を設置。さらに、その上に屋根の下地板となる「野地板」を敷き詰めていきます。
▼野地板の上に屋根の防水処理「ルーフィング」がおこなわれ、上棟作業は終了です。この度の上棟式、誠におめでとうございます。これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。