「宗像市01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】
こんにちは。本日6月18日(土)、福岡県宗像市にて上棟式を執り行いました。梅雨の真っ只中にもかかわらず、好天に恵まれ絶好の上棟式日和となりました。。▼朝7時ごろ。清々しい天気です。これから上棟式が始まります。
▼午前7時50分ごろ、施主ご一家の到着です。早速、田之上現場監督の案内のもと、棟梁の泊?好樹(とまり よしき)大工とご挨拶。
▼お子様は、朝早いというのに元気いっぱい。兄妹でカメラに向かってポーズをとってくれました。
▼午前8時ごろ、建物の四方のお清めが始まりました。まずは、棟梁の好樹大工がお塩をおきます。
▼続いて、ご長男がお米を置きます。
▼続いて、ご主人がお神酒をかけます。
▼四方のお清めが終わると、全員で工事の安全を祈念してお神酒で乾杯です。
▼午前8時過ぎ、上棟作業が始まりました。まずは、2階まで続く通し柱を立てていきます。
▼息がピッタリとあった大工職人の手により、あっという間に1階の柱を立て終わりました。
▼続いて、梁をかけていきます。こうして、大きい部材はクレーンで吊り上げながら作業を進めていきます。こうすることで、安全に効率よく作業を進めることが可能になるのです。
▼ふと見ると、大工さんの頭に何やら見たことのない機械が付いているではありませんか。これは一体。大工さんに確認したところ、ヘルメットに取り付ける扇風機とのこと。熱中症対策だそうですが、こんな機械があるんだな~と思わず感心してしまいました。
▼午前8時40分ごろ、2階床部分の横架材が組みあがってきました。この後、床板を敷いていきます。
▼床の床板を敷き終わると、続けて2階の柱や横架材を組んでいきます。上の2人が横架材を支えながら、下の2人が柱と横架材の凸凹を合わせていきます。
▼梁がかかると、かけやと呼ばれる木槌で思いっきり叩いて梁と梁を組んでいきます。
▼柱や梁を組み終わると、次は金物でしっかり固定していきます。
▼大工職人達は、梁の上を縦横無尽に動きまわっています。いつも軽い足取りで普通に歩いているように見えますが、梁の上はいつもかなり揺れており、バランスを絶妙に保って歩いているのです。
▼2階天井部分にあたる梁をかけ終わると、建物をしっかり垂直になるようにおこなう重要な作業。「建て入れ直し」の作業が始まりました。担当は、いつものベテラン2人。赤いシャツの泊大工と白いシャツの高田大工です。ちなみに泊大工の息子さんが、こちらの建物の棟梁を努めています。親子2代で大工職人です。
▼振り子がこうして真下を指すと垂直になっています。
▼2階天井部分にあたる横架材の設置が終わると、こちらの住宅は屋根裏収納があるので床板を一部敷いていきます。
▼さあ、清々しい青空の下、作業はどんどん進みます。屋根の部材がクレーンで運ばれてきました。
▼屋根の造り込みが行われている間、田之上現場監督は建物の壁側に面するボルト穴ひとつひとつに、発砲ウレタンフォームを吹き付けしていました。これは、断熱性能を高めるために必要不可欠な作業です。
▼穴の中にあるボルトが見えるでしょうか。このボルトは、木材同士を強固に固定するもので、室内側に通じています。金物は熱を通しやすいので、こうして外気に面する側のボルト穴に断熱材の発砲ウレタンフォームをつかって、全てのボルト穴を塞いでいくのです。地味ですが、これがとっても重要な作業です。
▼しばらくすると固まるので、壁の下地になる耐力面材を張るときに、飛び出している部分を綺麗に削ぎ落とします。
▼写真の順番が前後しますが、横から見るとこんな感じです。発砲ウレタンフォームがボルト穴ひとつひとつに施工されていて、これが1階と2階の外周全てに吹き付けされています。
▼屋根を支える垂直部材「小屋束」の設置が始まりました。一本一本設置する場所が決まっているので、確認しながら作業を進めます。
▼そろそろ、上棟作業も中盤です。小屋束の設置が完了し、その上に「母屋」と呼ばれる部材を載せていきます。そして、一番高いところの木を「棟木」といい、この木を設置した段階で「上棟した」と言えるようになります。。今、まさにその棟木を載せようとしているところです。
▼無事に棟木の設置も完了し、作業はさらに進みます。
▼こちらは泊大工。上棟した頃、泊大工は2階で窓枠を造っていました。ザ・職人って感じです。
▼完成した窓枠がこちら。後日、窓がピタッと設置されます。
▼屋根部分に戻ってきました。屋根の形がだんだんと見えてきましたよ。
▼これから「垂木」と呼ばれる木々を屋根に設置していくのですが、その前に垂直部材に傾きがないかミリ単位で確認します。
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▼屋根の垂直が確認できると、人海戦術であっという間に垂木の設置が完了です。これで完全に屋根の形が分かりましたね。昼食前の作業はここで一旦終了。これから皆さんお待ちかねの昼食タイムです。
▼昼食会は、住宅コンシェルジュ樋渡の司会で始まりました。まずは、棟梁の泊好樹大工を改めて紹介です。
▼続いて、施主のご主人からご挨拶をしていただき、大工職人の身体の健康と工事の安全を祈念していただきました。
▼昼食後は、お待ちかねの現場確認です。設計図と照らし合わせながら、間取りの確認をしていきます。形がハッキリして一気に現実味を帯びる家造りに、皆様思わず笑みがこぼれます。
▼こちらは、施主のご主人と田之上現場監督が話し合っている様子。
▼つかの間の昼食会も終わり、午後1時50分、午後の作業がスタートです。
▼田之上現場監督は、カメラで記録を撮りながら、設計図どおりに作業が進んでいるか確認していきます。
▼その後、屋根の部材に生まれた隙間を、発砲ウレタンフォームで丁寧に塞いでいきます。
▼発砲ウレタンフォームで隙間を埋め終わると、外断熱材のキューワンボードが運ばれてきました。この住宅のお客様を担当している元現場監督の樋渡住宅コンシェルジュも屋根からその様子を見守ります。
▼この断熱材、大工職人の足元をみていただくと分かりますが、大工さんのシルエットが反射しています。福岡工務店では、断熱材自体に遮熱対策が施された断熱パネルを使用しており、こうしてアルミ箔が貼っているので、光を反射するようになっています。。
▼断熱材の設置が完了すると、次は、こちらも遮熱対策が施された気密テープを貼っていきます。このテープで断熱パネルと断熱パネルの繋ぎ目を塞ぐことで、気密性が保たれるようになります。ちなみに、ちょっと分かり辛いですが、こちらの写真は屋根の軒部分にあたり、断熱パネルは外壁の位置までとなっています。
▼断熱材の設置が完了すると、その上に通気層を設けるための「通気胴縁」と呼ばれる木材を設置して、専用のネジで断熱パネルをサンドイッチするように固定していきます。
▼作業は分担して行われ、仮打ちしたネジを別の大工職人がとめていきます。日ごろから一緒に作業する職人同士だからこそ、こうした連携が自然にできています。
▼上棟作業も終盤です。この通気胴縁の上に「野地板」と呼ばれる屋根の下地板を貼っていくのですが、その前に木村現場監督が、断熱材の上に残った木くずをブロアと呼ばれる機械で飛ばしていきます。
▼大工職人総出で最後の作業となる野地板の設置が始まりました。
▼野地板を敷いている傍らで、先ほどと同様に別の大工職人がエア釘打機でリズムよく野地板を固定していきます。
▼この後、ルーフィング屋さんによるルーフィング(防水シート)作業がおこなわれます。
▼いつもなら、ここで上棟作業は全て終了ですが、今回は、施主のご近所に対する感謝の気持ちを込めて、餅まきを開催いたしました。
▼住宅コンシェルジュの樋渡たちの手によって、用意された餅やお菓子といった数々。楽しみです。
▼さあ、待ちに待った餅まき式。たくさんの方々に来ていただけました。これには施主もスタッフも大喜びでした。
▼お嬢様も田之上現場監督と泊棟梁にサポートされながら、餅まきを楽しんでいただきました。
終わった後は、全員拍手喝采で、終始とても和やかな雰囲気で、心に残る餅まき式を行うことができました。本日の上棟、誠におめでとうございます。
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