「福津市宮司浜01」注文住宅現場リポート④【上棟式】
こんにちは。本日5月14日(土)、福岡県福津市宮司浜にて無事に上棟式を執り行いました。朝から雲ひとつない綺麗な靑空が広がり、絶好の上棟日和になりました。▼朝7時半、上棟式になくてはならないクレーン車がやってきました。しかもすぐ近くの津屋崎クレーン屋さんです。地元の為に仕事ができるって素敵ですね。
▼田之上現場監督の紹介で施主と棟梁の高田大工が初めての挨拶です。
▼8時頃、上棟式が始まりました。まずは、建物の四方を清めていきます。まずは、田之上現場監督がお塩をおきます。
▼そして、奥様がお米を置き…
▼ご主人がお神酒をかけます。
▼四方のお清めができると関係者全員にお神酒が配られ、家造りが無事終了することを祈念して乾杯です。
▼さあ、作業開始です。まずは、四方の通し柱を立てていきます。
▼いつも一緒に作業している職人さん達の連携で、ものの数分で1階の柱が立っていきます。
▼施主ご一家は、あたたかく見守ってくれています。
▼この建物で一番大きい部材、2階梁です。クレーンを使い、数人がかりで取り付けていきます。
▼先ほどと同様にクレーンで吊り上げ、手際よく作業が進んでいきます。この梁ですが、近くでよく見ると「化」と書かれています。さあて、一体これはなんでしょうか。。
▼近くで見た写真。「化」と書かれています
▼実はこの梁は「化粧梁(けしょうばり)」といい、通常は壁の中に隠れてしまう梁を、あえて見せるように設置しています。ですので、傷がなどが付かないように、より慎重に扱うことはもちろん、このように物があたって傷が入らないように養生もしています。これは完成が楽しみです。
▼さあ、2階の床部分の土台となる横架材も取り付けられ、だんだんと家の形が現れてきます。
▼こちらでは、親子2代で大工をしている泊大工がドリルを使って穴を空けています。
▼分厚い木に長いドリルで垂直に穴を空けるのは難しい作業です。下では田之上現場監督がしっかり見守ります。
▼田之上現場監督も納得の穴が空いたようです。続いて穴の周辺をノミで削っていきます。
▼出てきたのは、ホールダウン金物でした。これは1階と2階とをしっかり固定する金物の一部です。
▼分かりますか。先ほどノミで削った部分にしっかりと金物の台座がはまっていますね。
▼1階に降りてきました。1階では、先ほど2階で作業していた泊大工のお父さん(赤い服)と棟梁の高田大工のベテラン職人が建物を垂直にする作業の「建入れ直し」をおこなっています。
▼これは建物が傾かないようにするための、とっても重要な作業です。下の振り子がちょうど真ん中を指していますね。バッリ垂直になっています。
▼さあ、2階の床材が運ばれてきました。全員で敷いていきます。
▼このように全ての部材は、スケール(巻尺)を使いながらミリ単位で調整していきます。
▼2階の柱が吊り上げられて、2階に運ばれます。電線が近くを通っていますので、慎重に作業を進めます。
▼2階の柱も組み上がってきましたよ。
▼木と木は「かけや」と呼ばれる木のハンマーで思いっきり叩いてほぞを繋げていきます。
▼2階の柱や横架材が組み上がると、1階と同様にベテラン2人が垂直になるように建入れ直しをしていきます。
▼寸分のズレがなくなったところで、仮筋交いをして、建物を固定していきます。
▼2階の天井部分にあたる「小屋梁」も組み上がってきました。あとはしっかり固定する為、金物を電動工具で固定していきます。
▼作業も順調に進み、作業開始から3時間ほどで、屋根の土台になる「小屋束」の設置まできました。この上に棟木を載せるとついに上棟です。
▼棟木の取り付けが始まりました。田之上現場監督もしっかりチェックします。
▼棟木の取り付けと同時に、別の職人は、小屋束と「母屋」と呼ばれる木を「かすがい」という金物でしっかり固定していきます。
▼おっ。下を見ると、住宅コンシェルジュの樋渡と平山設計士が到着していました。施主と談笑中のご様子です。
▼屋根を支える柱もきちんと垂直になっているか、スケールでミリ単位で調整しながら調整していきます。
▼こちらでは作業が迅速におこなえるよう田之上現場監督が垂木を並べられていました。だんだんと屋根の形も見えてきました。そして、昼食前の作業はここまで一旦終了です。この後は、みなさんお待ちかねの昼食タイムですよ?。
▼昼12時頃、これからお楽しみの昼食タイムです。施主が上棟したばかりの我が家に初めて足を踏み入れます。ついつい笑顔がこぼれます。
▼昼食の前に、樋渡住宅コンシェルジュの司会のもと、施主の挨拶と代表の阿久津より乾杯の挨拶をして、全員で乾杯しました。
▼昼食後は、施主お待ちかねの現場案内のお時間です。ご主人を先頭に皆さん2階に上がります。
▼そして、2階までと思いきや、なんと屋根の上まで登っていただきました。この景色も足場があるうちに見ることができる貴重な景色です。しっかりと写真に収めていましたよ。
▼さて、午後1時半になりました。作業再開です。さきほど並べていた「垂木」を設置していきます。
▼一部では、壁の下地となる「耐力面材」の取り付けもしていました。この腕は、泊大工ですね。耐力面材は地震の際に建物が倒壊しないように支える重要な壁で、釘の打つ場所が予め決められています。通常は印がありますが、こうして部分的にカットした耐力面材は印がありませんので、スケール(巻尺)を目印にして、規定通り釘を打ち込んでいきます。
▼そして屋根では、断熱材の取り付けが始まりました。福岡工務店で使用する断熱材は、「キューワンボード」という外断熱材で、夏の暑い日差しを反射するアルミ箔が貼っている高性能な外断熱材を使用します。この反射具合をご覧ください。本当鏡のようです。
▼断熱パネルと断熱パネルの繋目は、これまたアルミ箔加工が施されている「気密テープ」を使い、隙間ができないように施工していきます。これまた、重要な作業でここでしっかり施工しないと隙間ができてしまい、気密性を高めることができなくなってしまいます。
▼今回のお客様は、全面外断熱のお客様です。一部の壁では屋根と同様に外断熱材を取り付けました。壁と屋根の繋目には屋根と同様に丁寧に気密テープを貼っていきます。
▼上棟式も終盤です。屋根には「通気胴縁」と呼ばれる木の棒が取り付けられており、その上に屋根の下地となる「野地板」を敷いていきます。
▼ちょっと見にくいですが、屋根の断面はこのようになっています。上から「野地板」「通気胴縁」「外断熱材」「垂木」「棟木」です。野地板と通気胴縁には空間があり、ここが通気層になります。
▼あとは先ほど敷いていた「野地板」の上に、下の防水シート敷くと本日の上棟式は終了です。
▼朝方は影も形もなかった場所に、立派なお家が出来てきました。
▼本日リポートの最後は、施主の息子様のようちゃんです。バッチリカメラ目線いただきました。とっても可愛です。
終日見守ってくださったお施主様には感謝申し上げます。これからの家づくり是非楽しまれてください。本日の上棟、誠におめでとうございます。
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