「福岡市南区02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

こんにちは。6月20日(月)曇り。時々雨。先週土曜日の上棟式に引き続き、福岡市南区の現場にて上棟式を執り行いました。その模様をリポートします。▼午前7時20分ごろの様子。クレーンも到着し、上棟式に向けて全員気合十分です。

▼午前7時30分ごろ、施主のご到着です。田之上現場監督が今日の流れについて説明しています。

▼午前7時50分、建物の四方のお清めが始まりました。まずは、棟梁の田口大工がお塩を置きます。

▼続いて、奥様がお米を置きます。

▼続いてご主人がお神酒をかけます。

▼四方のお清めが終わった後は、工事の安全と施主ご一家の益々のご繁栄を祈念して、全員で乾杯です。

▼早速、柱を立てる作業がはじまりました。この上棟式の一連の作業は「建て方(たてかた)」と呼びます。

▼大工職人達が木部材をこうして軽々と運んでいるように見えますが、この短い木材で20キロくらいあります。大工職人のパワーは本当すごいです。

▼通し柱と胴差しの凹凸を合わせて、お互い「かけや」と呼ばれる木づちで叩いてはめ込んでいきます。

▼重い部材はクレーンで吊って効率よく作業を進めます。

▼午前8時35分、2階の床部分が組み上がりました。これから金物で固定して、床板を敷いていきます。

▼その頃1階では、泊大工と高田大工のベテラン2人組が建物を垂直にする「建入れ直し」の作業をおこなっていました。

▼建物が垂直になると、2階の床板を敷いて固定していくのですが、その前にまずは基準線をつくります。

▼基準線ができると床板を一気に敷いていきます。

▼2階の床板を敷き終わると、2階の柱や梁が運ばれてきました。

▼大工職人が総出で仕分けをして、決められて場所に置いていき、一気に組んでいきます。この頃になると、急に雨が強くなってきたので、急いでレインコートを着て作業を再開します。

▼2階の柱や梁の設置が完了すると、1階同様に建入れ直しをおこない建物を垂直に整えていきます。

▼建入れ直しが終わると、こちらも1階同様に金具をインパクトと呼ばれる電動工具で締めて固定していきます。

▼作業はどんどん進みます。お次は、屋根を支える小屋束が運ばれてきました。

▼小屋束も位置が予め決められているので、指定の場所に立てていきます。

▼午前11時30分、小屋束の上に「棟木」が組まれ、遂に「上棟」を迎えました。。

▼こちらの住宅は内断熱仕様となっているため、田之上現場監督がボルト穴を発泡ウレタンフォームで塞いでいきます。こうすることで、より断熱性能が上がります。

▼右の穴が塞ぐ前の状態。そして、真ん中が穴を塞いだ状態です。この作業を1階と2階の外壁部分、全てにおこないます。

▼屋根では、屋根の建入れ直しをおこなっていました。下げ振りを垂らして、スケール(巻尺)を合わせて、ミリ単位で調整します。

▼そして、母屋がきっちり直線になっているか目を凝らして確認します。

▼建入れ直しが終わると「垂木」と呼ばれる斜めの木を設置していきます。

▼垂木が設置されるとだんだんと屋根の形状が分かってきます。今回の住宅は、南面が「寄棟」で北側が「切妻」という合わせ屋根になっています。施主のこだわりを感じます。

▼こちらは、南側から見た風景です。

▼正午、待ちにまった施主おもてなしによる昼食会の時間がやってきました。この頃、雨は止んでいましたが、突然の雨に備えてブルーシートで屋根全体を覆います。

▼昼食会では、樋渡住宅コンシェルジュの司会のもと、田口棟梁を改めてご紹介させていただき、施主からは工事の安全を祈念していただきました。

▼続いて、社長の阿久津が乾杯の発声です。お茶ですが、全員で乾杯です。

▼昼食会も終わり、午後の作業がスタートです。午後は、屋根に断熱パネルのキューワンボードを張る作業からスタートです。

▼垂木と母屋の間にわずかに生まれる隙間にはこうして発泡ウレタンフォームでしっかり塞いでいきます。

▼断熱パネルを敷き終わると、気密テープでパネルとパネルの繋目を閉じていきます。

▼断熱パネルの施工が終わると、続いて通気層を確保するための「通気胴縁」と呼ばれる木を専用のネジで固定していきます。

▼午後3時頃、通気胴縁の設置も完了しました。

▼さて、作業も終盤です。屋根の下地となる「野地板」をクレーンで運びます。

▼木村現場監督も見守る中、野地板を敷いていきます。

▼野地板張りも終了しました。

▼最後は、ルーフィング(防水)作業をして、本日の作業は終了です。

本日の上棟、誠におめでとうございます。