「福岡市西区姪浜02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】
こんにちは。本日10月21日(土)、福岡市西区姪の浜にて上棟式を執り行いました。台風が近づいているので、お天気が心配でしたが、多少雨がパラっときた程度で、雨に打たれることもなく無事に上棟を迎えました。そして本日は、福岡市南区柏原でも上棟式を行っております。こうして、無事に上棟式を迎えることができ、スタッフ一同心より感謝申し上げます。それでは早速、上棟式の様子をリポートさせていただきます。▼午前7時30分ごろ、上棟式に欠かせない相棒、「ラフタークレーン」が到着です。
▼午前7時40分ごろ、施主ご一家も無事にご到着。早速、現場監督の小屋町が棟梁の丸川大工を紹介させていただきました。
▼福岡工務店では、上棟式の前に必ず四方のお清めと施主と上棟式に参加するスタッフ全員で、お神酒による乾杯をおこなっております。最近は、こうした行事をおこなわない建築会社も多いようですが、福岡工務店では伝統的行事として、今でも全現場でおこなっております。四方のお清めでは、棟梁の丸川大工を先頭に、まずはお塩を置きます。
▼続いて奥様には、お米を置いていただきました。
▼そして、ご主人にはお神酒をかけていただきました。
▼本日の工事の安全と施主ご一家の益々の繁栄を祈念して全員で乾杯です。「カンパーイ。」
▼午前8時、早速上棟作業が始まりました。まずは、四方に立てる通し柱から立てていきます。
▼現監督の小屋町が足場の上から大工職人の動きを確認し、次の工程の準備をせっせとおこないます。
▼あっという間に柱が立ち、梁や胴差も掛け終わりました。
▼続いて、専用の金物でそれぞれの部材をしっかり固定していきます。
▼その間、1階の柱では「立て入れ直し」がスタートしていました。柱に「下げ振り棒」を取り付けて、「屋起こし器」で微妙な傾きを修正していきます。
▼よ~く目を凝らして、チェック。
▼こちらは「八戒棒(はっかいぼう)」と呼ばれる鉄の棒です。梁を設置する時に使う道具ですが、使わない時はこのように綺麗に重ねられています。整理整頓がされた現場は、気持ちがいいですね。
▼こちらの柱は、しっかりと養生がされています。この柱は、「化粧柱」といって見せる柱です。どんな家になるのか、今から完成が楽しみです。
▼続いて、2階の床板がクレーンで運び入れられます。
▼床板が敷き終わると、柱の設置。本日の大工職人は、総勢8名なので、あっという間に柱を立て終わりました。
▼2階の天井部分にあたる梁の設置です。この部分は吹き抜けとなっており、支える柱がないので、長い大きな梁をクレーンで吊って慎重に掛けていきます。
▼ついつい、足元がすくんでしまう高さですが、大工職人は何のその。梁の上を縦横無尽に歩きます。
▼この程度の大きさの梁は八戒棒を使い、3人で持ち上げてあっという間に設置完了。
▼1階同様、2階も柱が垂直になるように建て入れ直しをしていきます。
▼バッチリ垂直です。
▼現場監督の小屋町が見守る中、屋根を支える部材「母屋」を所定の位置に置いていきます。
▼その後、屋根を支える柱「小屋束」を立てていきます。先に小屋束を立ててしまうと、長い部材の母屋を運びずらくなるので、順番を入れ替えて運び入れていきます。
▼いよいよ「棟木」の取り付けが始まりました。この棟木の取り付けが完了すると、ついに上棟を迎えます。
▼母屋と棟木が取り付けられると、屋根の形がハッキリと分かりますね。上棟、誠におめでごうございます。
▼母屋と小屋束を「かすがい」と呼ばれる金物で繋ぎとめていきます。
▼午前11時40分ごろ、住宅コンシェルジュの占部と北嶋が現場に到着。施主のご主人となにやら談笑しています。
▼屋根では、着々と作業が進みます。続いては、小屋束がきちんと垂直になっているか「水平器」を小屋束にあてて確認。垂直になるようにミリ単位で調整をかけていきます。
▼母屋が直線になっているか、目を凝らしてチェック。直線になっていたら、すかさず「雲筋交い」で小屋束同士を固定していきます。
▼その頃、北側の屋根では構造用の板となる「耐力面材」を張る作業の真っ最中。こちらの住宅は、「段違い屋根」となっているため、低い方の屋根を施工する前には、必ず耐力面材を先に張ります。もし、順番を逆にしてしまうと、外断熱材の「キューワンボード」の施工が上手くできず、気密性を保つことができなくなってしまいます。施工する順番もとても大切なのです。
▼午後0時すぎ、南側の大屋根では「垂木」の設置がはじまりました。午前の工程は、この垂木の設置まで進みます。
▼午後0時20分ごろ、待ちに待った昼食のお時間です。昼食会では、住宅コンシェルジュの占部が司会を担当。現場監督の小屋町と丸川大工、そしてこの土地を紹介させていただいたグループ会社の株式会社不動産福岡の高橋がご挨拶をさせていただき、最後に施主のご主人より心温まるお言葉を頂戴いたしました。
▼挨拶が終わった後は、全員で乾杯です。
▼昼食会の後は、ご家族全員に2階に上がっていただき、図面を見ながらご説明させていただきました。
▼午後1時40分ごろ、午後の作業がスタートです。午後は、外断熱材の「キューワンボード」の取り付けからです。キューワンボードを手際よく敷き詰めていきます。
▼1階から見上げるとこんな感じ。キューワンボードに梁が反射して綺麗です。
▼再び屋根へ。キューワンボード敷き終わると、ボードとボードの繋ぎ目に「気密テープ」を貼って、隙間をしっかり塞いでいきます。
▼キューワンボードの端は、通常より幅広の気密テープでしっかり施工します。
▼続いて「通気胴縁」の設置です。この確度からは見えないですが、通気胴縁を置く位置は垂木の真上です。つまりキューワンボードは、今設置している通気胴縁と垂木で挟まれる形になります。それを、最後に専用のビス「パネリード」で全て固定していきます。
▼本日の大工職人による上棟作業もいよいよ終盤です。先ほど設置した通気胴縁の上に、屋根の下地板となる「野地板」を敷いていきます。その前に、屋根の際から何センチ板を出すか現場監督の小屋町が改めて指示をだします。
▼こちらは段違い屋根の低いほうの屋根です。最初に張った耐力面材の上にキューワンボードが取り付けられ、さらに小屋根のキューワンボードと繋がり、繋ぎ目は気密テープでしっかり塞がれています。
▼大屋根で「野地板」の取り付けがはじまりました。テキパキと野地板を敷いて、釘で固定していきます。
▼その頃、屋根の下では隙間が生じやすい箇所に「現場発泡ウレタン」を施工中。気密性を保つための重要な作業です。
▼はみ出した部分は後から綺麗にカット。隙間がバッチリなくなりました。
▼午後3時30分ごろ、ついに野地板の取り付けも完了。この時点で大工職人による作業は終了です。この後、ルーフィング業者の職人の手により、防水シートが設置され雨対策が施されます。
▼施主ご一家記念撮影。素敵な写真ありがとうございます。
▼お子様のそうまくんも、時折見せてくれる笑顔がとっても素敵でした。
本日の上棟式、誠におめでとうございます。本格的に始まった家づくり、ぜひ楽しまれてください。