「太宰府市国分02」注文住宅現場リポート④【上棟式】
こんにちは。昨日9月2日(土)、太宰府市国分にて上棟式を執り行いました。9月に入って気温も湿度も急に下がり、上棟式にはピッタリの日となりました。それでは、早速レポートさせていただきます。▼午前7時15分ごろ、大工職人が全員集結しました。普段は別々の家を担当している大工職人も、上棟式の日は全員集合。気の知れた仲間同士で談笑が始まります。
▼午前7時30分ごろ、上棟式の強い味方「ラフタークレーン」の到着です。
▼そして、同じころ施主ご一家も到着。現場監督の古藤から、棟梁を務める山崎大工を紹介させていただきました。
▼そして、笑顔がとってもキュートなお嬢様のここちゃんは、なんと。手作りのうちわを作って来てくれました。うちわには「祝・上棟」と書かれてあります。これには、スタッフ一同も感激。家づくりを楽しんでいるのが、とっても伝わってきました~。。
▼作業開始の前に、四方のお清めをおこなります。まずは、棟梁の山崎大工がお米を置きます。
▼続いて、現場監督の古藤がサポートしながら、お嬢様のここちゃんがお塩を置きます。
▼続いて、ご主人にはお神酒をかけていただきました。
▼四方のお清めが終わると、全員で工事の安全と無事竣工を祈念して乾杯です。
▼午前8時10分ごろ、上棟作業がスタート。大工職人が一気に散らばり、次々に柱を立てていきます。
▼柱を立て終わると、まずは外周の横架材の取り付け。ちなみに外周の横架材は「胴差し」と呼びます。
▼その後は、建物の内側へ向かって「梁」をかけていきます。
▼写真は、笑顔が素敵な棟梁の山崎大工。棟梁の役目は、大工職人を取りまとめチームワークを発揮すること。厳しいだけでなく、時折冗談を言っては、場を和ませていました。
▼1階部分がだいぶ形づくられてきました。
▼上から見ると梁が碁盤目のようにきれいに並んでいます。そして、右下に見える大きな開口部分。こちらは吹き抜けの空間になります。
▼ここで、職人さんが使っている道具のご紹介。こちらは「八戒棒(はっかいぼう)」と呼ばれるもので、主に梁を下から支えたり、梁や柱を打ち込んでいく道具になります。鉄でできているので重く、恐らく5キロ以上はあります。これだけでも重いのに、さらに梁を持ち上げているとは、大工職人の力に驚かされます。
▼梁の取り付けが完了すると、梁同士を専用の金物「羽子板ボルト」で固定していきます。
▼その頃、1階では柱を垂直にする「立て入れ直し」がはじまりました。組み上げた段階では、若干の傾きがあることがあるので、それをミリ単位で調整していきます。
▼ピッタリ垂直です。この作業を主要な柱1本1本におこないます。
▼立て入れ直しの作業が終わると、続いて2階の床板がクレーンで運び込まれます。綺麗な青空のもと作業は順調に進みます。
▼午前9時40分ごろ、作業開始から約1時間30分。2階の床板を敷き始めました。
▼そして、「エア釘打機」を使って釘で固定していきます。
▼2階の床板が敷き終わると、2階の柱や天井部分の小屋梁など、新たな部材が次々に運び込まれます。職人達は、それらを慣れた手つきで所定の位置に運んでいきます。
▼1階同様に柱を立て、横架材を設置していきます。至近距離から「妻梁」の取り付け風景をパシャリ。
▼こちらは吹き抜け部分の「小屋梁」の設置です。バランスを崩すと1階に落ちてしまう大変な作業ですが、さすが職人。重い梁を両サイドでもって、いとも簡単に取り付けしてしまいました。
▼恐るべきバランス感覚です。
▼横架材の設置が完了すると、再び部材同士を固定する羽子板ボルトの取り付けが始まりました。1人は金物を置いて、他の職人は取り付けをしていくという、特に指図がなくても、阿吽の呼吸で作業はどんどん進みます。
▼そのころ、2階では柱を垂直にする立て入れ直しを再び実施。垂直になると、「仮筋交い」を釘で固定していきます。
▼屋根には、別現場の地鎮祭に参加していた田之上が到着。早速、大工職人の動きや施工具合のチェックをおこなっていました。
▼屋根の施工に取り掛かろうとしている頃、予定通り外断熱材の「キューワンボード」が現場に到着。すぐに、荷下ろしをおこないクレーンで釣り上げる準備をします。このキューワンボード、夏に太陽から降りそそぐ強烈な赤外線を反射できるよう、遮熱対策用のアルミ素材が貼られています。そのおかげで、トラック運転手が鏡のように反射しています。。
▼屋根の施工がはじまりました。まずは、屋根を支える柱「小屋束」を立てていきます。
▼小屋束が立つと、ついに「棟木」の設置が始まりました。屋根の一番高い場所の横架材を棟木といい、この棟木の取り付けが完了すると、ついに上棟を迎えます。
▼午前11時30分ごろ、ついに棟木の取り付けが完了。無事に上棟を迎えました。おめでとうございます。
▼上棟を迎えましたが、作業はまだまだ続きます。横架材の「母屋」の上に「垂木」を設置する前に、母屋にゆがみが生じてないか全てチェックします。
▼ゆがみの調整が全て完了すると、続けて垂木が運ばれてきました。現場監督の田之上も加勢し、垂木を並べていきます。
▼午後0時ごろ、作業開始から約4時間で垂木の設置まで完了。この時点で、屋根の形もハッキリ分かるようになります。そして、この後は皆さんお待ちかねの昼食会のお時間です。
▼昼食会を前に、施主ご一家が家の中に足を踏み入れます。お嬢様のここちゃんは、大好きな住宅コンシェルジュの増田にエスコートされ、家の中に入ります。
▼昼食会では、お客様を担当する住宅コンシェルジュの北嶋が司会を担当。棟梁の紹介、現場監督の紹介、施主のご主人による挨拶、そして代表の阿久津による乾杯で賑やかな昼食会がはじまりました。
▼昼食会の後は、恒例の現場見学です。だんだんと形づくられてきた我が家に、みなさんとっても笑顔。2階では、代表の阿久津が「かけや」を持ったご家族をお客様のスマホでパシャリ。とってもいい記念になったと喜んでいただけました。
▼そして1階に降りてくると、今度は毎月発行している工務店だよりの表紙写真の撮影会です。お母さんがちょっと離れただけで大号泣のだいき君と、笑顔弾けるここちゃんのツーショットなど、ほっこりする写真をたくさん撮影させていただきました。工務店だよりの写真は別の写真を用意してますので、どうぞお楽しみに。
▼午後1時30分ごろ、楽しかった昼食会も終わり、作業が再開されました。午後は、キューワンボードの設置から始まります。
▼キューワンボードとキューワンボードの繋ぎ目は、専用の気密テープでしっかり塞いでいきます。
▼キューワンボードの設置が完了すると、続けて通気層を確保するための「通気胴縁」を取り付け、専用のビスで固定していきます。
▼通気胴縁の取り付けが終わると、大工職人の本日最後の作業、屋根の下地板となる「野地板」の設置です。
▼午後3時ごろ、ついに野地板の設置も完了しました。この時点で、大工職人による本日の作業は全て終了です。
▼上棟日の最後の工程は、屋根のルーフィング工事(防水工事)です。こちらは専門の職人の手によって行われます。
この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的に始まる家づくり、ぜひ楽しまれてください。