「糟屋郡粕屋町02」注文住宅現場リポート⑦【上棟式】
こんにちは。昨日1月13日(土)、福岡県糟屋郡粕屋町にて上棟式を執り行いました。朝方の気温は氷点下。水たまりも凍る極寒の中、施主ご一家には朝早くからお越しいただき、終日あたたかく上棟式を見守っていただきました。そして、夕方にはご近所さん達を集めての「餅まき式」もおこない、想い出に残る素晴らしい上棟式となりました。それでは早速、上棟式の様子をリポートさせていただきます。▼午前7時30分ごろ、まだ薄暗い中、大工職人が全て揃いました。あとは施主ご一家のご到着を待つばかりです。
▼遠くの山は、標高が低い山でも雪がドッサリ。この日の今朝の気温は、車の温度計で氷点下2度を指していました。
▼午前7時50分ごろ、施主ご一家の到着です。そして、お客様を担当している住宅コンシェルジュの樋渡も駆けつけ、これから四方のお清めをおこないます。
▼まずは、棟梁の高田大工が、お米を置きます。
▼続いて、現場監督の田之上が、お塩を置きます。
▼ご主人には、お神酒をかけていただきました。
▼四方のお清めが終わると、施主ご一家の益々のご繁栄と工事の安全を祈念して、全員で乾杯をします。先ほどまで曇っていましたが、ちょうどこのタイミングで黄金に輝く太陽も顔をのぞかせました。
▼午前8時すぎ、ついに上棟作業(建て方)が始まりました。本日上棟を迎えられたこちらの住宅は、平屋の住宅ということもあり、1階の床面積がとても広いです。
▼まずは、建物の外周から柱を立てていきます。この流れは、2階建てと変わりません。
▼住宅コンシェルジュの樋渡と現場監督の田之上が、真剣な表情で打ち合わせ中の様子。住宅コンシェルジュと現場の人間関係が近いのも福岡工務店ならではです。
▼外側の柱を立て終わると、続いて内側の柱を立てていきます。同時に、外側では、クレーンに吊るされた横架材の「軒桁」の設置も始まっています。
▼外側の横架材が終わると、続けて内側の柱と柱に「梁」を掛けていきます。
▼横架材同士を、専用の金物で仮留めしていきます。
▼同じタイミングで、1階では「建て入れ直し」がスタート。棟梁の高田大工とベテランの泊大工がペアになって、柱に「下げ振り棒」を巻き付けて、一番下にある振り子が真下を指しているか確認していきます。もし、ほんの少しでもズレていたら、右の高田大工が持っている「屋起こし器」を使って、傾きを修正していきます。
▼しっかり真下を指しています。
▼2階建ての現場ですと、ここから2階の床板を敷いていきますが、本日は平屋なので、ここから屋根づくりです。まずは、屋根を支える柱「小屋束」を立てていきます。
▼この太くて大きな木材は「登り梁」です。室内の天井高を上げたり、開放的な空間を作りたいときに使用します。この下は、リビングダイニングになっています。これは完成が楽しみです。
▼写真では少し分かり辛いですが、3本の登り梁が設置されました。
▼そして、屋根で最も高い位置に取り付ける横架材「棟木」の設置もついに完了です。
▼部材同士、コの字型になった「かすがい」でしっかり固定します。
▼屋根づくりが行われいる最中、1階では泊大工が黙々と「耐力面材」をカット中。
▼よく見ると、左下に切り込みがありますね。
▼今回建てている平屋住宅の屋根形状は「段違い屋根」。このため、段違いとなっている部分には先に耐力面材を施工します。理由は、外断熱材のキューワンボードをこの面材上に施工するためです。福岡工務店では、木材の収縮による隙間の発生を防ぐため、必ず耐力面材の上に外断熱材のキューワンボードを施工します。先ほどの切込みは梁などに干渉しないように入れていたものです。
▼大きな屋根の方では、「垂木」の設置も始まりました。
▼部材がまっすぐに設置されているか、よーく目を凝らしてチェック。
▼そして、午ごろ、垂木の設置もついに完了です。上から見るとL字型をした屋根が姿を現しました。
▼お楽しみの昼食会まで、あともうひと踏ん張り。屋根に外断熱材のキューワンボードを設置していきます。そして、数枚設置したところで、昼食会のお時間となりました。
▼1階に降りてみると、なんと豚汁の準備が。とても寒い日だったので、これにはスタッフ一同大喜びです。
▼昼食会の冒頭、施主ご一家を代表して、ご主人より心温まるお言葉を頂戴いたしました。誠にありがとうございます。
▼そして、乾杯。
▼昼食会の後は、現場監督と設計士から現場のご説明と、仕様についての確認をさせていただきました。
▼そして、午後1時30分ごろ、作業再開です。現場監督の田之上は、隙間が生じやすい部分に現場発泡ウレタンを施工しています。
▼気密性能はこうした細部で大きく左右されるので、念入りにおこなっていきます。発泡ウレタンは、次第に膨らんでいくので、はみ出した部分は、あとからカットします。
▼職人が横一列になって、外断熱材のキューワンボードを施工していきます。
▼続いては、断熱材と断熱材の繋ぎ目を「気密テープ」で塞いでいきます。
▼万が一の雨水の進入を想定して、気密テープの貼り方にもこだわりがあります。上から流れてきた雨水が下に流れていくように、横方向を貼ってから縦方向を貼ります。
▼キューワンボードの上に通気層を確保する「通気胴縁」の設置も完了し、屋根の下地板となる「野地板」を敷き詰めていきます。
▼そして、午後4時ごろ、ついに野地板の設置も完了しました。いつもの上棟式リポートですと、ここで終了となりますが、本日は餅まき式もあるので、このままリポートを続けさせていただきます。
▼餅まき式の開始時刻は、16時ごろということで、屋根の施工が終わったころには既に大勢のお客様が集まっていました。
▼まずは、無事上棟を迎えられたことを感謝して、祭壇にお餅とお神酒をお供えし、二礼二拍手一礼で参拝。
▼続けて、施主ご一家を囲んで、お神酒で乾杯です。
▼さあ、ついに餅まき式が始まります。まずは、住宅コンシェルジュの樋渡が餅まき式の説明をさせていただき、続いてご主人からもご挨拶をしていただきました。
▼餅まき式スタートです。あちこちから笑い声が歓声があがります。
▼餅まき式終了後、ご主人のこの笑顔。お越しいただいた方、1人ひとりに感謝の気持ちをお伝えしていました。
▼帰り際、ルーフィング(防水シート)の施工風景をパシャリ。雨漏りが発生しないように、下から上に何そうも重ねて施工していきます。
本日は、とても寒い中でしたが、そんな寒さを吹き飛ばすくらい素敵な上棟式と餅まき式となりました。家づくりの節目となる上棟式。ぜひこれからも楽しんで、家づくりをされてください。