「糟屋郡03」注文住宅現場リポート④【上棟式】
こんにちは。7月13日(土)福岡県糟屋郡Bにて弊社設計士、石田の上棟式を執り行いました。お天気は梅雨に入り、この日はあいにくの雨。。しかし祭事事では「雨降って、地固まる」といいます。雨の様子を見つつ、上棟は始まりました。それでは早速、リポートをさせて頂きます。▼午前7時30分。今回、上棟式をおこなう現場です。木材を上げるラフタークレーンも到着し準備万端です。
▼午前7時50分頃、施主ご家族が現地に到着いたしました。棟梁の高田大工がご挨拶をさせていただきました。いつもは仕事の仲間。思わず笑みがこぼれてしまいますね。
▼ご挨拶が終わったところで、早速「四方固め」です。工事が無事行われるように、塩、お米、お神酒で清めました。
▼工事が始まる前に、施主ご一家の益々のご繁栄と工事の安全を祈念して全員で「乾杯。」です。
▼乾杯の後はいよいよ上棟作業が始まります。大工職人が一斉に所定の位置に、柱を建てていきます。
▼柱を建て終わると、続いて梁や胴差しと呼ばれる横架材をラフタークレーンで持ち上げます。いよいよ設置です。
▼「かけや」という木槌で打ち込みます。
▼午前9時、大工職人たちの見事な技術と連携プレーで、梁の設置まで終わりました。続いて梁同士・または柱と梁を専用の金具で固定していく作業です。
▼品質管理の木村は、気密処理を兼ねて、金物部分から熱が伝わらないように発泡ウレタンフォームを充填。地道な作業ですが、高断熱・高気密住宅のこだわりです。
▼同時進行で、一階では「建て入れ直し」の作業がはじまりました。立て入れ直しでは、柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付けて、垂直になっているかミリ単位で確認する作業です。もし、少しでもズレている場合には、「屋起こし器」で調整していきます。
▼1階の柱が全て垂直になったら、2階の合板を敷いていきます。
▼合板を貼り終わると、1階と同様に2階の柱を建てます。
▼1階と同様に2階も梁と胴差を設置。手際良く作業をすすめていきます。
▼2階も同様の工程を踏んでいきます。
▼2階の工事が終わると、続いて屋根の施工がはじまります。写真の大工職人が取り付けている木材は「小屋束」といわれる屋根を支える柱になります。
▼小屋束の上には、母屋いう横架材を設置し、一番高い位置にある横架材を「棟木(むなぎ)」と言い、棟木の設置が完了すると上棟を迎えたという意味になり
▼小屋束と母屋には「かすがい」という金物が取り付けられます。
▼大工職人が垂直をとっています。大工職人が声を掛け合い、母屋の通りが真っ直ぐになるよう施工します。
▼屋根は一旦、養生されお昼休憩です。施主様からのご挨拶の後、皆で美味しく昼食を頂きました。
▼この度の上棟式、誠におめでとうございます。これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。