「春日市08」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

こんにちは。リポート担当の有村です。10月24日(土)晴れ。本日は、福岡県春日市にて上棟式を執り行いました。お天気にも恵まれ、暖か陽気の中上棟式を行うことができました。それでは早速リポートしていきましょう。▼本日の上棟現場です。クレーン車の準備や足場の準備が完了しています。

▼本日の棟梁、高田大工です。優しい笑顔が素敵な大工職人で、お客様からも話しやすい大工さんと大好評です。作業中は笑顔から真剣な表情に変わり、見えないところでも手を抜かずに施工する事を信念に福岡工務店の施工技術の高さを支える大工職人です。

▼お施主様ご一家が到着され、担当現場監督の古藤から、棟梁の高田大工をご紹介させていただきました。

▼早速建物の四方をお塩、お米、お神酒で清める「四方固め」を行いました。高田大工がお塩を、奥様がお米を、ご主人様がお神酒を四方に撒いていきました。

▼四方固めが無事完了し、工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯です。

▼いよいよ上棟作業がスタートです。大工職人たちがテキパキと所定の位置に柱を立てていきます。

▼あっという間に柱が立て終わり、続いて梁や胴差といった横架材の取り付けを行っていきます。クレーンで釣り上げ、かけやと呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。

▼その頃一階部分では、「建て入れ直し」が始まりました。建て入れ直しでは、柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を柱に巻き付けて、垂直になっているかミリ単位で確認していく作業です。少しでもずれている場合は、「屋起こし器」で調整していきます。

▼１階の柱が垂直になったのを確認して、２階部分の床合板を敷いていきます。

▼合板貼りと並行してクレーンで2階で使用する部材を釣り上げていきます。

▼合板が敷き終わり、1階同様に柱を立てて横架材を設置していきます。

▼続いて屋根部分に取り掛かっていきます。屋根の柱となる屋根束を取り付け、母屋を渡していきます。一番高いところにある母屋を棟木と呼び、棟木が取り付けられると棟上げとなります。

▼屋根束と棟木を留める金具をかすがいといい、これを打ち込み固定していきます。

▼土崎大工が持っている道具は下げ振りと呼ばれる道具で、これを使うことで柱がまっすぐに立っているかを調べることができます。

▼小屋束がまっすぐになっていることを確認した後は、母屋の調整を行っていきます。

▼その頃、担当設計の朴が作業の様子を見に足場を上がってきていました。自分で設計した家が建つことがとてもうれしいと笑顔でいつも話をしています。

▼屋根がまっすぐになり、続いて垂木の取り付けが行われていきます。垂木は専用のビス「タルキック」で固定されていきます。

▼垂木の取り付けと並行して、わずかな隙間に現場監督がウレタンを充填していきます。細かなところまでこだわることで、高性能な家づくりが実現しています。

▼続いて外断熱材キューワンボード貼りが行われます。この銀色に輝くアルミシートのおかげで高い遮熱効果を得ることができます。実は、福岡で一番初めにキューワンボードを使ったのは福岡工務店の田之上と高田大工なんですよ！

▼ここでお昼休憩となりました。改めて担当者、棟梁のご紹介をさせていただき、お施主様からひと言ご挨拶をいただいて乾杯をさせていただきました。

▼お施主様ご一家にヘルメットをかぶっていただき、現場案内をさせていただきました。

▼お施主様ご夫婦にはそのまま足場を登って屋根部分まで見学されていました。このタイミングでしか見ることができない光景に大満足のご様子でしたね。

▼お昼休憩後、気密テープ貼りから作業再開です。キューワンボードの継ぎ目を塞いでいきます。貼り方にもこだわりがあり、横向き→縦向きと貼ることで万が一水が入っても内部に侵入しないように考えられています。

▼気密テープ貼りが終わり、続いて通気胴縁を取り付けていきます。通気胴縁を取り付けることで通気層を確保することができます。これにより湿気などが溜まることがなくなります。こちらは専用のビス、パネリードで留められていきます。

▼通気胴縁の取り付けが完了し、大工職人最後の作業、野地板貼りが行われました。細かく採寸を行いカットしていき、ガンで固定していきます。

▼その後、屋根職人による防水のルーフィング加工が行われ無事上棟式完了となりました。

▼1日でここまで仕上げる大工職人の連携、職人の技には毎回驚かされますね。この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的に始まる家づくり、ぜひ楽しまれてください！

▼本日の1枚

上棟の様子をご覧になられていたお施主様ご夫婦と、担当コンシェルジュの荒津を足場の上から撮影しました。荒津はカメラを向けるとすぐに気が付くので、とてもいい写真を撮ることができました！