「糟屋郡久山町01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】
こんにちは。リポート担当の有村です。6月12日(土)曇り。本日は、糟屋郡久山町にて上棟式を執り行いました。早朝は雨が降り、お天気が心配でしたが、無事作業が始まる前に雨がやみ、上棟式を収めることができました。それでは早速リポートしていきましょう。▼午前7時ごろ、大工職人たちが集結し、ビニールシートで簡易的な屋根を作って雨宿りをしていました。
▼お施主様ご一家がご到着され、早速敷地の四隅を清める四方固めを行いました。棟梁の野中大工がお塩、担当現場監督の津留崎がお米、お施主様にはお神酒を撒いて清めていただきました。
▼四方固めが無事完了し、お施主様よりご挨拶をいただき、工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯を行いました。
▼いよいよ上棟作業が始まりました。大工職人が一斉に動き出し、柱を立てていきます。
▼続いて梁や胴差といった横架材を取り付けていきます。「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。重たい横架材はクレーンに声や身振りで支持を出し、釣り上げ取り付けていきます。
▼横架材の取り付けが完了すると、下では「建て入れ直し」が行われていました。柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を巻き付け、垂直になっているかミリ単位で確認していきます。少しでもずれている場合は「屋起こし器」で調整していきます。
▼その間に上では金物を取り付けて固定しています。1本1本取り付け漏れがないか入念に確認を行っていきます。
▼下では、担当現場監督の津留崎が外断熱材キューワンボードの搬入を行っていました。現場の様子を確認しながらスムーズに作業が進むように段取りを組んでいきます。
▼こちらの住宅は平屋のため、続いて屋根部分に取り掛かっていきます。まずは屋根の柱部分となる小屋束を取り付けていきます。
▼続いて、小屋束に母屋を取り付けていきます。
▼屋根束と棟木を留める金具をかすがいといい、これを打ち込み固定していきます。
▼束と母屋の取り付けが完了した後は、小屋束や母屋がきちんとまっすぐ施工されているか、水平器と職人の目をでミリ単位で確認し、雲筋交いで固定していきいます。
▼続いて、垂木の取り付け作業にはいりました。垂木が取り付けられることによってだんだん屋根の形が分かってきます。
▼垂木の取り付けが完了し、外断熱材キューワンボードの施工が始まりました。表面にアルミシートが貼られており、これが高断熱の秘訣です。
▼キューワンボードの施工と並行し、専用の気密テープを貼っていきます。気密テープの貼り方にもこだわりがあり、横→縦と貼ることで、万が一水が入り込んだとしても中にほぼ入らないように施工されています。
▼気密テープの施工も完了し、通気胴縁の取り付けが行われていきます。通気胴縁にはパネリードと呼ばれる専用のビスで打ち固定していきます。
▼通気胴縁の取り付けが完了し、野地板貼りが行われます。1枚1枚丁寧に並べ、釘で固定し、不要な部分は丸鋸でカットしていきます。
▼最後に、耐力面材あんしんを取り付けていきます。棟梁の野中大工が耐力面材をカットしていき、それを大工職人たちが運び取り付けていきます。阿吽の呼吸の見事な連携であっという間に家全体に耐力面材を取り付け終えました。ここで上棟作業完了となります。お疲れさまでした!
▼この度の上棟式、誠におめでとうございます。これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
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