「朝倉郡筑前町東小田01」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】
こんにちは!本日、6月2日(土)、福岡県朝倉郡筑前町東小田にて、上棟式を行いました。5月28日に梅雨入りが発表された福岡。雨が心配されていましたが、清々しいほどの晴天に恵まれ、絶好の上棟日和となりました。では、本日の上棟式の様子をリポートしていきたいと思います。▼午前7時、上棟式の強い味方「ラフタークレーン車」が到着。
▼その後、ご主人が到着。現場監督の小屋町が、棟梁の山﨑大工を紹介します。
▼挨拶が終わると、早速「四方固め」です。山﨑大工を先頭に、建物の四方を塩、米、お神酒でお清めしていく儀です。さっそく山﨑大工が、お塩を置きます。
▼次に、小屋町がお米を置きます。
▼締めは、ご主人にお神酒を置いていただきました。。
▼お清めが終わったら、小屋町が音頭をとり、全員で乾杯をしました。施主ご一家の益々のご繁栄と工事の安全を祈念して「かんぱーい。」
▼午前8時、上棟作業(建て方)がはじまりました。まずは、1階部分からスタート。前日までに運び入れていた部材を所定の位置に置いていきます。
▼山﨑大工は、加工が必要な柱の作業に取り掛かっていました。柱の根元を削り、台座へはめ込めるようにします。
▼台座の大きさに合わせて、丸ノコや、ノミで細かく柱を削り…
▼ピッタリとフィットしました。ここまでなんと10分もかかっていません…。
▼1階のレポートに戻ります。ラフタークレーン車も参加し、重たい「梁」を効率よく運び上げていきます。
▼梁の上には、別の大工職人が上がり、2人1組で声を掛けあいながら作業を進めます。
▼1階の柱、梁があらかた設置し終えたら、「建て入れ直し」という確認作業がはじまります。建て入れ直しは、柱が垂直になっているか1本1本確かめる重要な作業。棟梁である、山﨑大工が一か所ずつチェックしていきます。
▼ピッタリ垂直を示しています。振り子がこの状態になるまで、何度も調整を繰り返していきます。
▼柱が正しい角度を保てるよう、柱に対して斜めに木材を走らせ、「仮筋交い」を施しているところです。
▼1階で建て入れ直しをおこなっている間、2階では、梁と梁を金物を仮留めする作業も同時平行します。
▼仮筋交いを施し終わったところから、専用の工具でしっかりと金具を締めます。
▼2階の床を支える「骨組み」が出来上がりました。右下にある大きな空間は「吹き抜け」の空間です。今回の住宅は、広々とした吹き抜けが特徴のお家なんです。
▼骨組みがしっかりしたら、2階の「床板」を敷き詰めていきます。
▼午前9時30分ごろ、あっという間に2階の床板まで設置が完了しました。。
▼部材が届くまで、少しの間休憩をはさみます。作業中は、キビキビと動く大工職人ですが、休憩中はとても楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
▼部材が届き、作業再開。2階の柱を立てていきます。外側→内側の順で立ち上げていきます。
▼柱がすべて立ち上がったら、梁を設置していきます。「せーの!」と、大工職人たちの声があちこちから響きます!
▼午前10時30分、足場を降りてみました。約2時間半で、ここまで作業が進んでいます。朝土台しかなかった空間に「家」が建っていく光景は、何度見ても感動モノです。。
▼屋根のない今しか見られない光景と思い、吹き抜けの空間から上を見上げてみました。屋根がついたらどうなるのか、とても楽しみです。
▼足場に戻ったところで、ちょうど2階の天井部分の骨組みも完成。
▼1階同様、柱と梁を金具で仮留めしていきます。
▼2階部分の柱にも、建て入れ直しが入ります。
▼写真中央、斜めに走っている木材は「火打ち梁」。。地震などの揺れで、建物がゆがむのを防いでくれる大事な部材です。
▼ここからは、屋根の施工に移ります。必要な道具が運び込まれてきました。
▼これは「水準器」。地面に対して、柱が水平に立っているかを調べる道具です。
▼屋根の施工がはじまりました。まずは、屋根を支える柱「小屋束」を立てていきます。。今回の住宅は、屋根が複数あるので、もっとも面積の広い屋根「大屋根」に注目してレポートを進めていきます。
▼続いて、小屋束の上に「母屋」や「棟木」といった横架材を載せていきます。
▼写真中央に写っているのは「棟木」です。この部材の取り付けが完了=「上棟」を迎えたことになります。おめでとうございます。
▼上棟作業がまだ続きます。ここからは、それぞれの部材の微調整です。まずは「かすがい」を打ち込み、小屋束と母屋・棟木を固定します。
▼こちらでは、棟木の角度を調べています。大工職人の手に持たれているのは、先ほどご紹介した「水準器」です。
▼調整が完了すると「雲筋交い」で部材同士を固定していきます。
▼徐々に屋根の傾斜が見えてきました。
▼続いて、「垂木」を設置していきます。時間はもうすぐ正午、そろそろお昼時です…。
▼午後0時10時頃、待ちに待った昼食会が始まりました。今回は、住宅コンシェルジュの広島が司会を担当。和やかな雰囲気の中、施主のご主人による挨拶などが行われました。最高気温が30度を超えていましたが、家の中は涼しく、施主ご一家も「家の中がこんなに涼しいなんて不思議ですね」と嬉しそうにされていました。
▼昼食後は、恒例の撮影会も行いました。今回は、ご次男の可愛い笑顔をパシャリ。
▼午後1時30分ごろ、楽しかった昼食会も終わり、午後の工程がスタート。。こちらは、大屋根の裏側にあたる部分。写真中央に写っている「耐震面材」が貼られ、ほかの屋根を取り付ける準備が進んでいます。
▼大屋根に戻ります。外断熱材「キューワンボード」の施工が始まっていました。。
▼取り付けたキューワンボードには、このように印が書かれていました。これは、釘を打ち込む位置を、どの大工職人が見ても分かるようにつけていく目印です。
▼再び、下に降りてみました。
▼吹き抜けの空間から見上げてみると、お昼前とは全く違う景色が広がっていました。屋根が付いた方が、なんだか空間をより広く感じます。
▼大屋根の状況も、いよいよ佳境です。キューワンボードの上から、専用の「気密テープ」を貼り付けていきます。
▼これが、専用のテープです。このテープで貼り合わせることですき間をピッタリと埋め、雨から家を守ってくれます。
▼こちらでは、余分なボードをカットするために「墨出し」が行われていました。これからの時期は、日差しが強いので、キューワンボードからの厳しい照り返しが…。眩しそうにしながらも、丁寧に施工をしていきます。
▼次は、「通気胴縁」の設置です。
▼通気胴縁の設置が終わると、本日最後の工程。「野地板」の設置です。
▼野地板の施工まで無事に終了し、上棟式の全工程は完了しました。このあと、専門のルーフィング業者の職人さんの手によって「防水シート」を敷き詰めるルーフィング作業が行われます。本日の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的に始まる家づくり。ぜひぜひ楽しまれてください。
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