「福津市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】
こんにちは。7月18日(祝)曇りのち晴れ。今日は海の日です。なんとこちらの現場、海がすぐ近くにある現場で、足場に上ると遠くに海が見える場所です。そして、本日梅雨明けも発表され、まさに上棟にもってこいの日よりとなりました。それでは、上棟式の様子を早速リポートしたいと思います。▼午前7時25分ごろ、泊大工が見守る中、名脇役のクレーン車が到着です。
▼そして、午前7時40分ごろ、施主ご一家の到着です。田之上現場監督の案内で、赤いシャツを着た棟梁の泊大工と初顔合わせです。ちなみにこちらの泊大工、先ほどクレーン車の到着を見守っていた泊大工のお父さんです。親子二代で大工職人、そして同じ現場で共に働けるとは素敵ですね。
▼施主が到着すると早速、建物の四方を清めていきます。まずは棟梁の泊大工がお米を置きます。
▼続いて奥様がお塩をまきます。
▼そして、ご主人はお神酒をかけます。
▼四方のお清めをおこない、全員で乾杯したのち、本格的に作業がスタートしました。
▼木村現場監督は図面を見ながら柱になにやら記しをつけていっています。上棟の日は、大工職人がスムーズに作業できるように、現場監督は裏方としてサポート役に徹します。
▼柱や胴差し、そして梁といったそれぞれの部材をクレーンでのつり上げと並行して、手作業でも進めていきます。ひとつ数十キロある部材ですが、日ごろ連携がとれている大工職人同士、阿吽の呼吸でスムーズに作業が進みます。
▼2階床部分の部材の設置が完了すると、金物でそれぞれをしっかり固定していきます。すべての部材を強固に固定する作業で、地震などの横揺れが起こった際に建物をしっかりと守ってくれる大切な金物になります。
▼そして、同時並行して1階では、建物が垂直になっているか確認をしていきます。この作業は、「建て入れ直し」といって、ベテラン大工の棟梁の泊大工と高田大工が担当します。まずは高田大工が垂直になっているか、振り子をじーっと観察。
▼そして、微妙にあっていない場合は、高田大工が声をかけて、手前の泊大工が手に持っている機器でミリ単位で調整していきます。
▼よし。ピッタリ垂直です。
▼1階で建て入れ直しが終わると、待っていました。と言わんばかりに一気に2階の床板を敷いて固定していきます。
▼そのころ、現場監督の田之上が、外気に接する部分のボルト穴に現場発泡のウレタンフォームを施工していました。この作業は建物の断熱効果を高める為に無くてはならない重要な作業で、外気に接するボルト穴を全て塞いでいきます。1つ1つ手作業でおこなうのは大変ですが、こうした作業が後に建物全体の性能を左右するので、一切手は抜けません。
▼本日の現場は、電線が敷地のすぐ脇を通っているので、めずらしくクレーンの先にアームを取り付けて作業をしていましたよ。
▼2階の床板を敷き終わり、柱などの部材が運ばれてきました。手際よく大工職人達が所定の位置においていきます。
▼そして数分で柱が立ちました。
▼柱が立つと梁と呼ばれる横架材を設置していきます。写真は、その様子ですが、大工さんの右側には建物の位置の関係で足場がありません。絶妙なバランス感覚で揺れる部材の上を歩いてきます。
▼梁が掛け終わると1階同様金物で留めていきます。
▼続いて、屋根を支える小屋束の設置がはじまりました。一本一本場所が決まっているので、間違いが内容慎重に作業をしていきます。
▼そして、小屋束の設置が完了すると、続いて母屋と呼ばれる長い木材を設置していきます。ちなみに一番高い位置にある木材を「棟木」と呼び、棟木の設置が完了すると晴れて上棟したと呼べるようになります。前半の作業はこれにて一旦終了です。この後待ちに待った昼食時間です。
▼正午ごろ、施主ご一家のご到着です。
▼住宅コンシェルジュの樋渡の司会で昼食会がはじまりました。そして、施主のご主人から私達スタッフや大工職人にむけて温かいお言葉をちょうだいしました。
▼施主ご夫婦のお子様。当社に初めてお越しになった時は、まだ生まれたばかりで小さかったのに、いつの間にかこんなに大きくなりました。「かけや」と呼ばれる木槌を持ったまま、ず?っとカメラ目線してもらいました。
▼昼食を食べた後は、建築途中の建物を見学しました。写真は完成すると見ることができない屋根部分です。足場が揺れて怖かったと思いますが、しっかり確認していただきました。
▼さあ、後半の作業がスタートです。まずは、垂木と呼ばれる部材を、専用のネジで固定していきます。
▼そして、先ほど設置した垂木の上に、外断熱材のキューワンボードを屋根全てに張っていきます。
▼あとで作業をスムーズに進めることができるよう、印をうっていきます。
▼この反射具合を見てください。鏡のように輝いています。福岡工務店の外断熱材は遮熱対策が施されており、このように輝くようになっています。これが、これからの夏の季節にはとても有効に働いてくれて、夏でも快適な室内環境を実現できるようになります。
▼福岡工務店の住宅の特徴である、高い気密性能。気密とは建物全体の隙間をなくすことで、こうすることによって外気に左右されない家づくりができます。この気密性を維持するために、ありとあらゆる隙間を発泡ウレタンフォームで埋めていきます。
▼垂木と胴差しと呼ばれる部材の接合部分は、木材の伸縮に寄って、後々に隙間が生まれやすい場所です。福岡工務店では、こうした細かいところも全て発泡ウレタンフォームで埋めて施工し、住宅品質の確保に努めています。
▼屋根の断熱材の施工が完了すると、続いて通気層を確保するための「通気胴縁」の設置にとりかかります。
▼通気胴縁の設置が完了すると、大工職人がおこなう最後の仕事。屋根の下地となる「野地板」を張っていきます。
▼この後、ルーフィング専門業者によるルーフィング(防水作業)をおこない、本日の上棟工事は全て完了です。。
本日の上棟式、誠におめでとうざいました。これからの家づくり、是非楽しまれください。
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