「福岡市中央区01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

こんにちは。おとといの福津市宮司元町の上棟式に続いて、昨日は福岡市中央区にて上棟式を執り行いました。秋雨前線の影響で、ここ数日ずっと雨が続いておりましたが、本日は午前中に雨がパラついた程度で、午後から青空が見える上棟日和となりました。早速、その模様をリポートしたいと思います。▼午前7時50分ごろ、施主の到着です。棟梁の泊大工と挨拶をかわし、現場監督の小屋町より説明を受けています。

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▼工事の無事竣工を祈念して、建物の四方のお清めがはじまりました。まずは棟梁の泊大工がお塩を置きます。

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▼続いて、現場監督の小屋町がお米を置きます。

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▼続いて、ご主人がお神酒を掛けます。

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▼四方のお清めが終わると、工事の無事竣工を祈念して、全員で乾杯です。

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▼いよいよ上棟工事がはじまりました。まずは建物の四方に立つ「通し柱」を立てていきます。

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▼その後、所定の位置に柱を立てていきます。大工職人が慣れた手つきで手分けして作業を進めていきます。

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▼柱を立て終わると、ここから力仕事です。今回、福岡の繁華街天神からもほど近く、目の前の通りの交通量も多いため、クレーン車をギリギリまで投入せずに作業を進めることになっています。写真は、「梁」を柱に固定している作業ですが、なんとこちらの梁は重さが50キロ程度あるそうです。4人の大工が見事な連携プレーであっという間に取り付けていきます。

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▼取り付けた梁を「かけや」と呼ばれる木槌でたたいて、部材に作られた「ほぞ」を合せていきます。

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▼梁や大引きなどの横架材を設置し終えると、それぞれを金物で固定していく作業に取り掛かります。まずは手作業で仮止めしておき、電道工具でボルトを締めていきます。田之上現場監督も作業に加わり、大工職人をサポートします。

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▼横から見るとこんな感じです。ここでは、L字型の金物を2つ使いそれぞれを繋げています。

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▼仮止め状態の金物を電動工具で締めていきます。ボルト締め作業は数が多いため、2~3人で同時におこないます。

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▼ふと見ると施主を担当している住宅コンシェルジュの樋渡が現場に来ていました。元現場監督の樋渡は、どうやら部材が気になっている様子です。部材に書かれている文字に見入っていました。

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▼午前9時すぎになりました。ついにクレーン車の投入です。今回は、敷地内にクレーン車を入れることができないため、道路占有許可を取得して、歩道に置かせてもらいました。歩行者用通路もしっかり設け、安全第一に作業を進めます。

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▼クレーン車が投入されると一気に作業が進みます。まずは、2階の床板を2階に吊り上げて運びます。

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▼そして運ばれてきた床板を一気に敷いていきます。

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▼そのころ、1階では建物を垂直にする「建て入れ直し」の真っ最中でした。ベテラン大工職人の棟梁の泊大工と高田大工が担当します。

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▼ぴったり垂直になっています。建て入れ直しの作業が終わると、先ほど2階に敷いていた床板を全てくぎを打って固定していきます。

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▼床板を敷き終わると、クレーン車を使って部材が次々に運び込まれてきます。今回、周りには高い建物が密集しているので、いつも以上に慎重に作業を進めます。

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▼また、クレーン車の運転席から2階以上は完全に見えない状況だったため、田之上現場監督はインカムをつけ、クレーン操縦士に部材を下すポイントを的確に指示していきます。

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▼1階では、手作業で持ち上げていた梁もクレーンを使うとあっという間に持ち上がり、次々に梁がかけられていきます。

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▼2階天井部分の梁などの横架材の取り付けが終わると、1階と同様に再度「建て入れ直し」の作業をします。再びベテラン大工職人の2人がミリ単位で建物を垂直に整えていきます。

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▼建て入れ直しが終わると屋根の工事に取り掛かります。まずは小屋束を所定の位置に立てていきます。

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▼続いて、棟木の取り付けがはじまりました。この棟木が取り付けられると、いよいよ上棟です。

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▼田之上現場監督は、真剣なまなざしで取り付け位置を確認しています。

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▼棟木や母屋といった部材が取り付けられると、次はそれぞれを「かすがい」という金物で固定していきます。

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▼正午ごろ、ついに上棟を迎えました。午前中の作業は一旦ここで終了です。この後は待ちに待った昼食会ですよ~。

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▼1階に降りてふと上を見上げると、吹き抜けから綺麗な青空と太陽に照らされた木材が綺麗なコントラストになっていました。思わずシャッターをパシャリ。

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▼昼食会の準備を設計士の平山が手伝っていました。施主からお預かりした弁当をもって、ポーズをとっていたので、またまたシャッターをパシャリ。

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▼昼食会では、施主を担当している樋渡の司会でスタートです。棟梁の紹介、施主の挨拶と続き、代表の阿久津が乾杯の発声をさせていただきました。とっても美味しいお弁当をいただき、誠にありがとうございました。

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▼午後1時30分ごろ、楽しかった昼食会も終わり、上棟作業の再開です。先ほどまでの団らんムードが一変、皆真剣なまなざしに変わります。午前中に取り付けていた「母屋」にズレがないか、目を凝らしてチェックします。

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▼チェックが終わると「垂木」を取り付け、釘で固定していきます。今回、屋根の勾配は5寸です。確度でいうと約26.5度あるのですが、傾斜が急なので滑らないようにしっかり足元を確認しながら作業を進めます。

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▼午後は、午前中とは打って変わって青空が広がっていました。垂木の取り付けが終わると、クレーン車で外断熱材のキューワンボードが運ばれてきます。

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▼福岡工務店では、一般的な外断熱材と違い、アルミシートで断熱材を挟んでいる遮熱対策が施された外断熱材を使用しています。近年、夏の気温は昔では考えられないまで上昇してきており、遮熱対策はまさに必須です。

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▼断熱パネルと断熱パネルの繋ぎ目には、全て専用の気密テープを貼っていきます。こうすることで、気密性が確保され、外気に影響を受けない高性能住宅が実現されます。

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▼屋根に高低差がある部分です。ここでは、壁になる部分に「耐力面材」を取り付け、その上に外断熱材を取り付けていきます。耐力面材は重く、カットするもの時間がかかるため、加工に時間がかかるのですが、こうした細かい作業をすることで地震にも強い高品質の住宅を造ることができます。

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▼屋根にキューワンボードを張り終えると通気層を確保するための「通気胴縁」を取り付けていきます。この後、「野地板」と呼ばれる板を敷いて、釘で固定し、さらにルーフィング工事をして本日の上棟作業は終了です。

「福岡市中央区01」注文住宅現場リポート⑥【上棟式】

▼クレーン車で1階が隠れてしまっていますが、建物の前景をパシャリ。

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この度の上棟式、誠におめでとうございます。これからの家づくりぜひ楽しまれてください。。

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