「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

昨日3月31日(土)、福岡県筑紫野市にて上棟式を執り行いました。朝から綺麗な青空が広がり絶好の上棟日和。気温も昼にかけてグングン上昇して、ポカポカ陽気の中での作業となりました。それでは、早速上棟式の様子をリポートさせていただきます。▼午前7時30分過ぎ、上棟式に欠かせないラフタークレーンが到着です。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼午前8時頃、工事が安全におこなえるように、建物の四方のお清めがはじまりました。棟梁の山崎大工を先頭に建物の四方を回ります。まずは、棟梁の山崎大工がお塩を置きます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼続いて、奥さまとご長男のけいちゃんが一緒にお米を置きます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼続いて、ご主人にはお神酒をかけていただきました。奥様と山崎大工が笑顔で見守っています。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼四方のお清めが終わると、工事の安全と施主ご一家の益々のご繁栄を祈念して、全員で乾杯です。本日は、ご親族の皆様にもお越しいただき、大人数での乾杯となりました。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼午前8時すぎ、いよいよ上棟作業がスタート。まずは、2階の天井部分まで伸びる長い通し柱を2~3人で立てていきます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼現場監督の小屋町が見守る中、大工職人によって手際よく次々と柱が立てられ、太くて長い梁が掛けられていきます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼少し短めの梁は、手で持ち上げて設置。クレーンと人の手を上手く使い分けて、効率よく作業が進められます。ちなみに、梁を持ち上げているのは、現場監督の小屋町。現場を見守りつつも、時々こうして加勢することで、大工職人との息を合わせます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼2階の床を支える梁の設置がほぼ完了し、碁盤目のようになりました。手前の大きな空間は、吹き抜けの空間です。高気密・高断熱の家だからこそできる吹き抜けの空間は、福岡工務店で家を建てる際には、ぜひ取り入れてほしい空間です。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼梁の設置まで終わると、2階の床板を敷く前に、柱が垂直になっているか確認する「建て入れ直し」をおこないます。柱に「下げ振り棒」を取付け、振り子が真下を指していればOK。少しでもズレていると手前の大工職人が持っている「屋起こし器」を使って、ミリ単位で修正していきます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼ピッタリ真下を指しています。この作業を主要な柱1本1本に対しておこないます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼建て入れ直しが終わると、2階の床板を敷き詰め、釘でしっかり固定します。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼2階の柱と「胴差し」と呼ばれる横架材の取り付けが始まりました。まずは、建物の外側にあたる部材を取り付け、その後内側の部材を取り付けていきます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼だいぶ骨組みが仕上がってきました。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼屋根の施工に取り掛かる前に、1階同様に2階の柱も建て入れ直しをおこなっていきます。棟梁の山崎大工が床に這いつくばって、振り子を確認中。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼棟梁から「OK」という合図で、屋根の施工に取り掛かります。屋根を支える柱が「小屋束」、そしてその上に横架材の「母屋」を載せ、一番高い位置にある横架材「棟木」を載せるとついに上棟を迎えます。写真の中央で作業している職人が棟木の取り付け中です。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼棟木や母屋の取り付けが終わると、それぞれの部材を「かすがい」と呼ばれる金具で固定です。ここでは、現場監督の小屋町も加勢します。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼小屋束が垂直になっているか水準器を当ててをチェック。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼福岡工務店ならではの外断熱材、キューワンボードの施工が始まりました。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼鏡のように反射しているのは、遮熱性能に優れた赤外線高反射タイプのアルミ素材によるもの。施工中は太陽の光が下から照り返してくるので、暑くて非常に眩しいです。そして、断熱ボードと断熱ボードに生じる隙間は、専用の気密テープでしっかり塞いでいきます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼そして、正午ごろ、待ちに待った昼食会のお時間がやってまいりました。朝と同様に施主ご一家とご親族にもお越しいただけ、ワイワイ楽しい昼食会となりました。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼昼食会の後は、恒例の現場見学です。設計の石田と住宅コンシェルジュの池田、そして現場監督の小屋町がご夫婦を案内しました。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼楽しかった昼食会も終わり、午後1時40分ごろ作業再開です。屋根で断熱材の施工をしながら、傍らでは隙間が生じやすい箇所にウレタンフォームを吹き付ける作業をおこないます。気密性能を確保するためには非常に重要な工程です。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼段違い屋根の施工風景です。ここが一番構造が分かりやすいところ。福岡工務店では、木材の伸縮によって隙間が生じる可能性をできる限り抑える目的で、外断熱材の下に耐力面材を張り、その上に外断熱材を施工。また、白い泡のようなものは全てウレタンフォームで、隙間が生じやすい箇所に丁寧に吹き付けをおこなっています。最後は断熱ボードと断熱ボードの繋ぎ目に気密テープを貼って、断熱までの施工が完了します。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼大屋根では、通気層を確保する「通気胴縁」の設置も終わり、大工職人による最終工程「野地板」の施工が始まっていました。この野地板を屋根全体に設置が完了すると、あとはルーフィング職人の手によって屋根の防水加工が行われます。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼こちらがそのルーフィング。何重にも重ねて屋根全体を覆います。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

▼帰り際、1階から吹き抜けを撮影してみました。大きな吹き抜け空間で、完成が今から楽しみですね。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】

ポカポカ陽気となった上棟式。近くでは、ピンクや赤色の桜の花が綺麗に咲き誇っていました。この度の上棟式、誠におめでとうございます。これから本格的に始まる家づくり、ぜひ楽しまれてください。

「筑紫野市02」注文住宅現場リポート⑤【上棟式】