【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市早良区の土地価格
建売住宅や分譲マンションを購入するのとは違い、注文住宅を建てる際には『建築用の土地』を用意する必要があります。
その際には、土地の価格はもちろん通勤や通学、暮らしの利便性など、さまざまなことを考えながら土地探しをされるでしょう。
そこで本記事では、福岡市早良区の土地価格やエリアの情報について詳しく解説します。
理想の土地探しにお役立てください。
福岡市早良区はどんな土地?
福岡市早良区は人口約21.9万人の区で、福岡市の7つの行政区の中で3番目に人口の多いエリアです。
南北に長い地形で、沿岸の北部エリアと山沿いの南部エリアは冬季の気候が異なります。北部エリアはほとんど雪が積もることは無く、福岡タワーや海浜公園、マリゾンなどのランドマークもあり都市機能が充実。西新を中心に藤崎・シーサイドももちを合わせて福岡市の副都心のひとつを形成しています。
南部エリアは農業地帯で、のどかな自然風景が広がります。冬場には数十センチの雪が積もる年もあります。
福岡市早良区の地価推移
公示地価、基準地価の総平均を基にした福岡市早良区の直近10年間の地価推移は、以下の様になっています。
年 | ㎡単価 (万円/㎡) | 坪単価 (万円/坪) | 前年比 |
---|---|---|---|
2014年 [平成26年] | 約16.3 | 約53.8 | - |
2015年 [平成27年] | 約17.0 | 約56.1 | +4.4% |
2016年 [平成28年] | 約17.5 | 約58.0 | +3.2% |
2017年 [平成29年] | 約18.4 | 約60.7 | +4.7% |
2018年 [平成30年] | 約19.4 | 約64.0 | +5.5% |
2019年 [令和元年] | 約20.7 | 約68.5 | +7.0% |
2020年 [令和2年] | 約22.0 | 約72.9 | +6.4% |
2021年 [令和3年] | 約22.8 | 約75.5 | +3.6% |
2022年 [令和4年] | 約24.7 | 約81.6 | +8.1% |
2023年 [令和5年] | 約27.1 | 約89.5 | +9.7% |
このように、福岡市早良区の地価は直近10年間、毎年地価が上昇し続けており、10年前と比較すると1.6倍以上の坪単価となっていることがわかります。
※公示地価も基準地価も、公的機関が公表した土地価格の目安です。実際に取引された土地価格(実勢価格)とは異なるためご注意ください。
福岡市早良区の土地価格
続いて、2021年度~2023年度に取引された宅地の価格(実勢価格)を基に、福岡市早良区の土地価格情報をご紹介します。
福岡市早良区の土地価格|全体平均
2021年度~2023年度に取引された福岡市西区の土地231件の平均坪単価は約71.6万円でした。
※住宅以外の用途に使われる土地や調整区域、面積が1000㎡を越える商業地・工業地は除外
絞り込み条件にもよりますが、土地の取り扱い件数は多いものの地下鉄空港線の沿線を中心に坪単価が高く、全体の平均を押し上げるかたちになっています。ただし、南部の山沿いエリアは比較的坪単価が安いため、土地によっては広い庭のある住宅も検討しやすいエリアと言えるでしょう。
福岡市早良区の土地価格|最安値エリアTOP5
2021年度~2023年度の取引状況から見た「平均坪単価が安い」福岡市早良区のエリアTOP5は以下の通りです。
①地区名:脇山
平均坪単価:約14.2万円
②地区名:内野
平均坪単価:約18.8万円
③地区名:早良
平均坪単価:約21.7万円
④地区名:東入部
平均坪単価:約28.3万円
⑤地区名:重留
平均坪単価:約27.2万円
安価なエリアの土地は、いずれも早良区の南側に位置する山沿いの土地でした。最寄り駅までは最短の土地でも20分以上、ほとんどは1時間以上という立地のため、車での生活が基本となります。長閑な暮らしや、車での生活が苦にならない方であれば広い土地を手頃な価格で手に入れられる可能性があります。
福岡市早良区の土地価格|最高値エリアTOP5
2021年度~2023年度の取引状況から見た「平均坪単価が高い」福岡市早良区のエリアTOP5は以下の通りです。
①地区名:高取
平均坪単価:約240.8万円
②地区名:百道
平均坪単価:約183.3万円
③地区名:西新
平均坪単価:約180.6万円
④地区名:祖原
平均坪単価:約177.0万円
⑤地区名:室見
平均坪単価:約142.6万円
福岡市早良区で土地の坪単価が高かったのは北部で、地下鉄空港線の西新・藤崎室見の駅まで徒歩数分の立地の良い土地などでした。
これらの土地であれば公共交通機関の便利も良いですが、土地価格はかなり高額です。注文住宅の建築ができるのは、予算に十分な余裕のある方に限られるでしょう。
福岡市早良区で人気の土地6選
ここからは、福岡市早良区で注目を集めている人気の土地6つをご紹介します。
福岡市早良区西新【土地価格と特長】
公示地価:約56.5万円/㎡(約186.7万円/坪)※西新駅
校区:西新・高取小学校、百道・高取中学校
福岡市早良区西新は早良区の北東部に位置し、福岡市中央区と隣接しています。最寄り駅は地下鉄空港線の西新駅で、天神まで4駅と非常にアクセスが良いです。
西南学院大学や修猷館高校などがある、福岡を代表する文教地区となっており、マークイズ福岡ももちや活気ある西新商店街などお買い物施設も充実しているため非常に暮らしやすい人気のエリアです。
お勧めのエリアではありますが、借家率が90%を超えており住宅建築用の土地の売買件数が非常に少ないこと。さらに坪単価が高額な事から、ファミリーで暮らす注文住宅の建築を行うのは非常にハードルの高いエリアとも言えます。
福岡市早良区小田部【土地価格と特長】
公示地価:約19.1万円/㎡(約63.1万円/坪)
校区:小田部・原西小学校、原北・西福岡中学校
福岡市早良区小田部は早良区の西端に位置し、室見川をはさんで福岡市西区と隣接する閑静な住宅街です。
最寄り駅は地下鉄空港線の室見駅や地下鉄七隈線の次郎丸駅となりますが、駅からはやや距離があり、15分から30分程度かかることが多いでしょう。しかし、天神・博多方面へのバスも多く、高速のICも近い。そして程よく落ち着いた生活環境の良さから、子育て世帯にも人気のエリアです。
マンションの建築も進み、転勤族も多く暮らす土地ですが、土地の売買も一定数行われており、坪単価も福岡市の平均的な価格となっているため、比較的注文住宅の建築を検討しやすいエリアと言えるでしょう。
福岡市早良区百道浜【土地価格と特長】
公示地価:約40.7万円/㎡(約134.5万円/坪)
校区:百道浜小学校、百道中学校
福岡市早良区百道浜は早良区の北端に位置しており、最寄り駅は地下鉄空港線の藤崎駅や西新駅です。福岡市博物館や福岡市総合図書館などの公共施設や海浜公園があり、ゆったりとした高級住宅街です。
高齢者率は高いものの、住宅建築用の土地の売買件数が非常に少ないこと。さらに坪単価が高額な事から、注文住宅の建築を行うのは非常にハードルの高いエリアです。
福岡市早良区次郎丸【土地価格と特長】
公示地価:約14.4万円/㎡(約47.7万円/坪)
校区:有田・加茂小学校、次郎丸中学校
福岡市早良区次郎丸は、早良区のちょうど中心あたりに位置しています。
福岡外環状道路沿線にはスーパーや飲食店等が点在し、室見川緑地などの運動公園も整備されている、利便性と自然環境を兼ね備えた住宅地です。
最寄り駅は地下鉄七隈線の次郎丸駅で、福岡高速5号線や福岡外環状道路等の幹線道路もあるため、交通アクセスが優れています。
隣接する加茂地区と並んで土地の売買も活発なため、注文住宅を検討するのにも適した土地と言えます。
福岡市早良区野芥【土地価格と特長】
公示地価:約10.1万円/㎡(約33.3万円/坪)
校区:野芥・田隈小学校、田隈・梅林中学校
福岡市早良区野芥は西油山の麓に広がるエリアです。商業施設やお店も充実しており、地下鉄七隈線や外環状線・都市高速の開通などにより、人口は増加しています。
最寄り駅は地下鉄七隈線の野芥駅や梅林駅ですが、南側の地域では駅まで徒歩30分程度かかる場合もあります。
土地の取引は非常に活発で広さも大小様々なため、予算に合わせた土地探しも比較的しやすいエリアでしょう。
まとめ
本記事では、福岡市早良区の土地価格やエリアについて詳しく解説しました。
福岡市早良区は、福岡市の7つの行政区の中で3番目に人口の多いエリアです。
南北に長い形状で、特に冬季は北部と南部で気候が大きく異なります。また、土地の価格にも大きな差がありますので、ご自身の予算や必要な広さに合ったエリアで土地探しをすることで、理想の土地に出会える機会が増えるでしょう。
注文住宅を建てる際には、
を考える必要があります。同じエリア内でも、立地によって土地の価格は異なるため、家を建てたい大まかなエリアを決めた上でハウスメーカーや工務店に相談するのが良いでしょう。福岡工務店では、お客様のご要望をお伺いして希望に合う土地探しからサポートしております。また、福岡の気候に適した高性能住宅にこだわり、コスパの良い家を建てているのも特長です。
一生に一度の家づくりを土地探しからスタートする方は、是非お気軽に福岡工務店へご相談ください。