【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格

【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格

建売住宅や分譲マンションを購入するのとは違い、注文住宅を建てる際には『建築用の土地』を用意する必要があります。

その際には、土地の価格はもちろん通勤や通学、暮らしの利便性など、さまざまなことを考えながら土地探しをされるでしょう。

そこで本記事では、福岡市中央区の土地価格やエリアの情報について詳しく解説します。

理想の土地探しにお役立てください。

 

 

福岡市中央区はどんな土地?

【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格福岡市中央区は人口約19.5万人。福岡市の7つの行政区の中で城南区に次いで2番目に人口の少ない区です。

人口は少なめですが、SUUMOの調査による「住み続けたい自治体」「住みたい自治体」の福岡県版ランキングで1位を獲得するほど人気のエリアです。

特に天神地区は九州北部の経済の中枢とも言えるエリアで、ビジネスビルが多く立ち並ぶほか岩田屋・三越・大丸などの百貨店や福岡パルコなど、幅広い年齢の方が楽しめる商業施設が充実しています。

また、天神ビッグバンという再開発プロジェクトが進められており、さらに発展を続けています。一方で都市公園も整備されており、面積に占める公園の割合は10%を超えています。

非常に優れた利便性と自然を兼ね備えたエリアではありますが、住宅建築を考えた場合には土地探しや土地価格の高さが懸念点となります。

 

福岡市中央区の地価推移

【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格公示地価、基準地価の総平均を基にした福岡市中央区の直近10年間の地価推移は、以下のようになっています。

㎡単価
(万円/㎡)
坪単価
(万円/坪)
前年比
2014年
[平成26年]
約69.7約230.4-
2015年
[平成27年]
約73.6約243.3+5.6%
2016年
[平成28年]
約79.4約262.3+7.8%
2017年
[平成29年]
約86.5約285.9+9.0%
2018年
[平成30年]
約96.7約319.7+11.8%
2019年
[令和元年]
約110.2約364.3+14.0%
2020年
[令和2年]
約124.2約410.7+12.7%
2021年
[令和3年]
約129.7約428.8+4.4%
2022年
[令和4年]
約137.1約453.4+5.7%
2023年
[令和5年]
約146.6約484.6+6.9%

このように、福岡市中央区の地価は直近10年間、毎年地価が上昇し続けており、10年前と比較すると坪単価は2倍以上となっていることがわかります。

※公示地価も基準地価も、公的機関が公表した土地価格の目安です。実際に取引された土地価格(実勢価格)とは異なるためご注意ください。

 

福岡市中央区の土地価格

【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格続いて、2021年度~2023年度に取引された宅地の価格(実勢価格)を基に、福岡市中央区の土地価格情報をご紹介します。

 

福岡市中央区の土地価格|全体平均

2021年度~2023年度に取引された福岡市中央区の土地85件の平均坪単価は約156.9万円でした。

※住宅以外の用途に使われる土地や面積が1000㎡を越える商業地・工業地は除外

絞り込み条件にもよりますが、3年間に取引された件数を福岡市東区の349件と比較すると1/4以下です。

平均坪単価も福岡市東区の約4倍となっており、福岡市中央区で住宅建築用の土地を探すのは福岡県内でも特にハードルが高いと言えるでしょう。

 

福岡市中央区の土地価格|最安値エリアTOP5

2021年度~2023年度の取引状況から見た「平均坪単価が安い」福岡市中央区のエリアTOP5は以下の通りです。

①地区名:輝国

平均坪単価:約48.4万円

②地区名:平和

平均坪単価:約53.0万円

③地区名:小笹

平均坪単価:約57.8万円

④地区名:伊崎

平均坪単価:約68.5万円

⑤地区名:笹丘

平均坪単価:約77.4万円

いずれも最寄駅まで徒歩12分を越える立地でしたが、それでも最低坪単価が約48.4万円となっていました。このことからも、福岡市中央区の土地価格の高さが伺えます。

 

福岡市中央区の土地価格|最高値エリアTOP5

2021年度~2023年度の取引状況から見た「平均坪単価が高い」福岡市中央区のエリアTOP5は以下の通りです。

①地区名:天神

平均坪単価:約750.0万円

②地区名:春吉

平均坪単価:約410.0万円

③地区名:清川

平均坪単価:約360.0万円

④地区名:梅光園

平均坪単価:約340.0万円

⑤地区名:黒門

平均坪単価:約285.0万円

断トツの1位は九州の中心都市である天神地区の土地で、天神駅まで徒歩7分でした。土地価格上位の土地はいずれも地下鉄や西鉄の主要な駅まで徒歩10分以内の好立地という共通点があります。

 

福岡市中央区で人気の土地5選

【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格ここからは、福岡市中央区で注目を集めている人気の土地5つをご紹介します。

福岡市中央区六本松【土地価格と特長】

公示地価:約47.3万円/㎡(約156.2万円/坪)※六本松駅
校区:草ヶ江小学校、城西中学校

福岡市中央区六本松は、九州大学六本松キャンパスを中心とした学生の街でした。九州大学が糸島地区へ移転した現在は、駅前のランドマーク「六本松421」を中心にオシャレな副都心として大きく発展しています。

その一方で、学生街の名残や昭和感あふれる古い街並みも混在しています。ただし、1丁目に残る護国神社横のレトロな街並みは、戦後の引揚者のために国と護国神社が土地を提供した場所で、現在も護国神社の借地が多くあります。そのため、売買も建替えも難しいエリアとなっています。

六本松エリアの住宅地としては、数は少ないものの隣接する「谷」や「輝国」地区でコンスタントに売地や分譲地が供給されています。いずれも傾斜地に作られる宅地が多いため、敷地面積はそれほど広くなく、擁壁等で造成された宅地の割合が多いのが特徴です。

谷や輝国は緑地保全・風致地区です。戦災復興計画の土地区画整理事業から外れたため、古くからの住宅地のまま「古い木造住宅」や「4m以下の狭い道路」が多く、防災には気をつけなければならないエリアと言えます。

これまで開発されていなかったエリアの分、今になって古い宅地が売り地として供給されているというのが現状です。最寄り駅は地下鉄七隈線の六本松・桜坂駅です。

 

福岡市中央区小笹【土地価格と特長】

公示地価:約19.6万円/㎡(約64.8万円/坪)
校区:小笹小学校、平尾中学校

福岡市中央区小笹は、笹丘と続く緑豊かな丘陵地帯にかつて県下最大級の団地があり、周囲にも高級マンションなどが建築されています。

最寄り駅は地下鉄七隈線の六本松駅や茶山駅、西鉄天神大牟田線の平尾駅となりますが、少し距離があります。しかし、買い物などには不便がなく、落ち着いた雰囲気が人気の住宅地です。

古家付き宅地の供給が増えてきていますが、購入にあたっては丘陵地で道幅や接道状況、高低差などに難がある宅地が多いことが想定されます。

 

福岡市中央区唐人町【土地価格と特長】

公示地価:約60.1万円/㎡(約198.8万円/坪)※唐人町駅
校区:当仁小学校、当仁中学校

福岡市中央区唐人町は、高級住宅街としても知られている大濠と文教区として人気の早良を結ぶ、マンション・戸建て・商業施設も混在するエリアです。

最寄り駅は地下鉄空港線の唐人町駅です。

土地評価が高く、宅地の売地物件数は多くありません。大濠・今川・地行・唐人町エリアは土地の坪単価が100万円を超えるため、戸建ての新築を検討する場合には基本的に富裕層が中心となります。

しかし、資産価値の高い近隣の高級マンションも選択肢となるため、明確に「唐人町エリアに一戸建てを建てる理由」がなければ、なかなか宅地購入には踏み切れないのが実状だと考えられます。

 

福岡市中央区梅光園【土地価格と特長】

公示地価:約45.0万円/㎡(約148.8万円/坪)
校区:笹丘小学校、友泉中学校

福岡市中央区梅光園は低層の集合住宅や店舗も多く、メイン通りから1本入ると高低差のない宅地です。エリアとして広くはありませんが、整備された道路に閑静な住宅街が佇んでいるという印象です。

旧鉄道沿いに続く緑道に沿って戸建て住宅が立ち並んでおり、利便性が良く、土地の価格も高いです。エリアが狭いため、売地情報が少ないエリアでもあります。

最寄り駅は地下鉄七隈線の六本松駅・別府駅です。

 

福岡市中央区笹丘【土地価格と特長】

公示地価:約19.5万円/㎡(約64.5万円/坪)
校区:板付小学校、板付中学校

福岡市中央区笹丘は、以前は地名の通り「笹が生えた丘陵地帯だった場所」に広がる住宅街で、最寄り駅は地下鉄七隈線の六本松駅・別府駅・茶山駅です。

中高層のマンションも多く落ち着いた街を形成していて、元々ある広めの宅地が古家付きで供給されることが増えてきているエリアです。ただし、そのままでは5000万円以上の価格帯となってしまうため、2区画~3区画に分割して建物を建て、分譲する会社も多くみられます。

今後もコンスタントに宅地が出る可能性は高いですが、丘陵地のため切土・盛土による擁壁等の劣化が懸念点となります。

 

まとめ

【福岡のエリア情報】2024年最新!福岡市中央区の土地価格本記事では、福岡市中央区の土地価格やエリアについて詳しく解説しました。

福岡市中央区は、福岡市の7つの行政区の中で最も平均坪単価が高いエリアです。それでも商業施設はもちろん公園なども充実しているため、福岡県内の中でも人気は高いのが特徴です。

ただし、土地価格が高いことや土地の売買数が少ないことから、よほど予算に余裕のある方でなければ、注文住宅建築用の土地を見つけるのはハードルが高いと言えます。

 

注文住宅を建てる際には、土地と建物を合わせた全体の予算を考える必要があります。同じエリア内でも、立地によって土地の価格は異なるため、家を建てたい大まかなエリアを決めた上でハウスメーカーや工務店に相談するのが良いでしょう。

福岡工務店では、お客様のご要望をお伺いして希望に合う土地探しからサポートしております。また、福岡の気候に適した高性能住宅にこだわり、コスパの良い家を建てているのも特長です。

一生に一度の家づくりを土地探しからスタートする方は、是非お気軽に福岡工務店へご相談ください。