福岡で木の家を建てるなら福岡工務店へ【事例あり】
福岡で家を建てるなら木の家にしたい。そう考えている方は多いのではないでしょうか。木の家といえば、心地よい木の香り、温もりを感じる肌触り、そして見た目の優しさなど、人間の五感を優しく包み込んでくれる家を想像される方が多いと思います。こうした木の家は、多くの場合、無垢材をふんだんに使用することで実現可能です。
一方、「木の家」には、構造に木を使った家。いわゆる「木造住宅」という考え方もあります。住宅の構造という話になりますが、これから家づくりを始める方は、木造住宅以外にどのような構造の家があるのか押さえておくことがとても大切です。
本記事では、「無垢材など自然素材を多用した木の家」と「構造材が木の家(木造住宅)」の特徴やメリット・デメリットを網羅的に解説します。また、記事の最後には、福岡工務店が建てた木の家の施工事例を写真を交えてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
木の家とは
冒頭にもお伝えしたように、一口に木の家といっても、大きく2つの考え方に分かれます。
●無垢材など自然素材を多用した木の家
●構造材に木を使った木の家(いわゆる木造住宅)
無垢材など自然素材を多用した木の家
無垢材を多用した木の家は、主に床や壁、扉などの建具などに無垢材を使用している住宅になります。
無垢材は、目で見て、肌に触れ、匂いも感じることができ、五感で直接感じられるのが最大の魅力です。また、無垢材は多くの空気層をもっているため、熱を伝えにくいという性質があります。実際に住んでみるとわかりますが、特に冬場は、素足でも不快な冷たさを感じることがほとんどありません。これは無垢材の大きなメリットと言えるでしょう。
その一方で、無垢材はすぐに傷がついてしまうという特徴があり、これをデメリットとしてとらえる方が多くいらっしゃいます。テレビのリモコンでも落とそうものなら、そんなに高い位置からでなくても、すぐに凹んでしまいます。特に小さなお子様がいるご家庭は、2~3年もすれば、床が凹みや傷だらけになってしまいます。こうした傷を「味」としてとらえられれば無垢材を多用した木の家は、素晴らしい空間になるでしょう。
構造が木の家
住宅の構造には、主に「木造」と「軽量鉄骨」「鉄筋コンクリート(RC)」の3つがあり、構造が「木の家」は、木造住宅を意味しています。ちなみに、コンクリート(RC)による住宅は、沖縄で使用されることが多い建築方法です。頻繁に台風が来ることから、他の地域と比べても強固な家を建築する必要があるためです。
また、木造住宅にも大きく分けて2つの工法があります。それぞれの工法の名称と特徴は下記の通りです。
●ツーバイフォー(木造壁式工法)
パネル化された壁4面と天井・床によって建物を支える構造となっています。
メリットは、壁全体で建物を支えるため比較的地震に強く、また工場で作られたパネルを現場で組み立てていくだけとなるため、家の品質が現場職人の腕によって左右されることが少ない点が挙げられます。
一方デメリットは、シロアリ被害に合いやすいという点です。住宅業界では、住宅単価を抑える目的でツーバイフォーを採用するケースが多く、基本的には海外の安い木材で出来ています。そのため、シロアリに強いヒノキや杉などの木材は、価格が高くなるという理由でほとんど使われません。また、必要な壁の量があるため設計の自由度が低く、将来の間取りを変更するようなリフォームが難しいという特徴があります。
●在来工法(木造軸組工法)
柱や梁などで建物を支える構造になっており、設計の自由度が高く、将来、間取りを変更するような大規模なリフォームも容易なことが特徴です。日本の伝統的な工法で、多くの建築会社が採用しているものの、現場職人の技術力によって建物の品質が大きく左右されるというデメリットがあります。
上で述べたように、ツーバイフォー工法は、住宅の品質が現場職人の腕に左右されにくい点が大きな特徴で、建築棟数の多い大手ハウスメーカーで多く取り入られている工法でもあります。なお、どうしても間取りの自由度は下がってしまうため、設計プランに自由度を求める場合や、将来リフォームも検討している方は、在来工法によって家を建てることがオススメです。
建築構造の違いについて
住宅には、木造以外にも他に2つの構造が存在します。それは、軽量鉄骨造(S造)とコンクリート造(RC造)です。ここからは、木造、軽量鉄骨造、コンクリート造の違いを簡単に解説します。
●木造住宅(構造が木の家)の特徴
●軽量鉄骨・鉄筋コンクリート(RC)造の特徴
木造住宅(構造が木の家)の特徴
木造住宅の最大の特徴は、軽量鉄骨や鉄筋コンクリート(RC)住宅に比べて熱を通しにくいという特徴があります。また、木材の性質として、湿度が高いときは空気中の水分を吸収し、湿度が低いときは逆に水分を空気中に放出してくれます。これは、鉄骨やコンクリートでは実現不可能な、天然の素材を使っている木造住宅ならではの湿度調整機能です。特に日本は、湿気の多い国なので、快適に過ごすためには木造が最適と言えます。
また、断熱性と吸湿性に優れていることから、軽量鉄骨やRCに比べると、カビや結露が発生しにくく、住む人の健康面から考えてもメリットが大きいといえるでしょう。さらに、木造住宅なら軽量鉄骨や鉄骨コンクリートと比較して、低コストで建設することができます。
なお、間取りの自由度については、鉄骨造やRC造に比べると劣ります。一般的な木造住宅の場合は、柱と柱の間隔は約3.6mまでとなり、それ以上部屋を広くしようとすると、どこかに柱を立てなくてはなりません。その点、軽量鉄骨造やコンクリート造は、もっと間隔を広げることが可能なため、間取りの自由度は広がります。
軽量鉄骨・鉄筋コンクリート(RC)の特徴
●軽量鉄骨造について
軽量鉄骨とは、住宅の構造部分に使用する、厚さ6ミリ以下の鋼材のことです。この軽量鉄骨を構造部分に採用している住宅を、軽量鉄骨造といいます。
軽量鉄骨を使用することによって、材質の個体差を最小限に抑えることが可能です。さらに、パネルも工場生産できるため、品質が安定し、大量生産するハウスメーカーでも品質を一定に保って住宅を建てることができます。構造に軽量鉄骨を使用することによって、予算が高額になるものの耐震性は向上し、耐用年数も長くなる傾向にあります。経年劣化や白アリ被害も起こりづらいです。
●鉄筋コンクリート造について
鉄筋コンクリート(RC)は、台風対策として強度が求められる沖縄の家でよく使われている構造ですが、福岡でも予算が潤沢な家庭では家づくりに使われています。魅力としては、地震に強く頑丈です。一方でコスト面では、軽量鉄骨以上に高額な予算が必要となります。
福岡工務店の木造住宅の特徴
木造住宅には、ツーバイフォー(木造壁式工法)と在来工法(木造軸組み工法)の2種類があると前項でお伝えしましたが、福岡工務店では、耐震性を強化するために、ツーバイフォーと在来工法の特徴を併せ持つ「ハイブリッド工法」を取り入れております。
在来工法では、柱と筋交いのみで建物を支えますが、福岡工務店では、耐力面材と呼ばれる大きなパネルを壁全体に施工。これにより、柱と筋交いだけでなく、ツーバイフォーのように面でも支えられる構造となり、地震などで生じる横揺れへの耐震性を格段にアップさせました。
福岡工務店ではさらに、性能表示計算を全棟実施。さらなる耐震性、耐風性を担保しております。その他にも、土台にはヒノキ、柱には杉を使用。耐力面材は、無機質系素材でシロアリを寄せ付けません。これは、ツーバイフォーのデメリットを最大限補える工法とも言えます。そして、在来工法のデメリットで上げていた、職人の腕によって家の品質が左右されてしまうという点に対しては、福岡工務店の最大の特徴でもある施工技術力日本一という技術力でカバーしています。
福岡で木の魅力を引き出した家を建てた事例
ここからは、福岡工務店が在来工法(木造軸組工法)とツーバイフォーのハイブリッド工法で建築した、3つの住宅を画像とともにご紹介いたします。
直接触れる部分に木のぬくもりがある家の施工例
この住宅ではできる限り直接触れる部分に木製の家具を多く使うとともに、優しい色になるファブリック素材を多く使用しています。住んでいる方はもちろんのこと、来客があった場合も木の温かみを感じてもらえるデザインとなっています。
外観はシックな黒色であるものの、ドアなどの一部分に木の自然色が取り入れられており、デザイン全体の調和を感じることが可能です。
ブルックリンスタイルな雰囲気の中に木のぬくもりを感じる家
ブルックリンスタイルとは、アメリカのブルックリンを発祥としたデザインのことであり、コンクリートが剥き出しの内装や、仕切りが少なく空間が広々と作られることが大きな特徴です。
この住宅では、画像をご覧いただくとわかる通り、仕切りが少なく、開放感のある空間でデザインしています。天井の一部は垂木が剥き出しになっており、ブルックリンデザインの無骨なデザインの特徴も反映させています。
ブルックリンデザインの特徴を残しつつも、ドアや各種家具、棚などには木の素材のものを使用しています。外観も黒を基調とした色ではあるものの、差し色として木の自然色が入ることで、温かみを感じることができます。
ブルックリンスタイルな雰囲気の中に木のぬくもりを感じる家の施工例はこちら
杉の無垢材をふんだんに使った家
最後に、無垢材をふんだんに使い、温かみのある木の様々な表情が楽しめる家をご紹介します。こちらの家では、カップボードや洗面台に、木材を使った造作家具を採用。建具も無垢材で、様々な箇所に木の素材を使用しており、多様な木の表情を楽しめます。
内装全体は、白を基調としながら、木の温かみのある色合いとのコントラストが抜群で、その場にいるだけでも、心が癒される素敵な空間です。
まとめ
お客様は、ただ木の家が欲しいのではなく、どのような素材や構造だったとしても、ずっと快適で、ずっと安心して、ずっと住み続けられる家。そんな家が欲しいのだと考えています。福岡工務店では、高い技術力で、お客様の様々なご要望に対しても、柔軟に対応することが可能です。福岡県で快適性・耐久性に優れた木の家を検討している方は、ぜひ無料カタログ請求にて福岡工務店の家づくりをご確認ください。