平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

平屋みたいな2階建てのメリットとは?実例を交えながら特徴を解説

平屋みたいな2階建てとは、外観は平屋に見えて、中に入ると2階が存在している住宅のことです。近年では、生活動線に優れ、老後も安心して暮らせる家ということで、平屋の人気が高くなっています。その一方で、平屋は建設費が高い上に、広い土地を準備する必要があることから、平屋の家づくりに踏み切れない方が大勢いることも事実です。

そこでお勧めなのが、平屋みたいな2階建てです。平屋みたいな2階建てにすることによって、平屋の長所を残しつつ、短所をカバーした住宅に仕上げることが可能になります。

本記事では、平屋みたいな2階建てのメリットや押さえておきたいポイントについて解説します。加えて、福岡工務店が建築した施工事例についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。なお、福岡で家を建てる際に見落としたくないポイントをまとめたカタログも無料でお送りします。記事とあわせてご活用ください。

 

 

 

平屋みたいな2階建てとはどのような家のこと?

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

平屋みたいな2階建てとは、外見はシンプルな平屋のような形になっているものの、中に入るとフロアが1階と2階に分かれている、2階建て住宅です。

通常の平屋の場合、家族全員の生活は基本的にワンフロアで完結できます。そして、デッドスペースになる小屋裏に、趣味や収納として活用できるロフトや小屋裏収納といった部屋を設けたりします。平屋みたいな2階建ては、この小屋裏収納やロフトを拡張させ、住空間として利用できる部屋としての機能を持たせたようなイメージになります。

 

 

平屋みたいな2階建てのメリット

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

平屋みたいな2階建てのメリットは下記の通りです。

●効率的な家事導線を設計しやすい
●家族とのコミュニケーションがはずむ
●夫婦は1階で平屋のように暮らせる
●安心した老後を暮らせる
●平屋よりも安く建てられる

それぞれ順番に解説します。

 

効率的な家事動線を設計しやすい

平屋みたいな2階建ての住宅では、平屋と同様に1階で生活導線を完結させることになります。そのため、洗面や洗濯機はもちろんのこと、ベランダも1階に設置することになるため、洗濯などの家事の際に1階から2階への往来がなくなります。

毎日の家事の中で階段の上り下りがあることは、非常に面倒なものです。平屋みたいな2階建てでは、居住スペースを広げながらも生活の基盤をすべて1階に設置することで、効率的な生活の導線を組むことを実現できます。

 

家族とのコミュニケーションがはずむ

平屋みたいな2階建ての場合、2階には必要最低限の部屋しか設けないことが多く、家族の生活の中心は1階のワンフロアとなります。そのため、顔を合わせる機会が自然と増え、コミュニケーションも取りやすくなるというメリットがあります。また、リビングやダイニングを中心に、各部屋への動線を設計することで、よりコミュニケーションが生まれやすい環境にすることができます。

 

夫婦は1階で平屋のように暮らせる

平屋みたいな2階建ての住宅を建てる方のほとんどは、主寝室を1階に設置し、子供部屋や書斎などを、2階に設けるケースが多いです。そのため、ご夫婦の生活は、ほとんど1階で完結できるようになります。本当は平屋がいいけど、子どもがいて、広い平屋を建てるのが難しいとお考えの方のお悩みを解決する間取りの取り方です。

また、2階へ行く家事動線が1階に集約されていると、平屋と同様に1階で生活導線を完結させることになります。そのため、洗面や洗濯機はもちろんのこと、ベランダも1階に設置することになるため、洗濯などの家事の際に1階から2階への往来がなくなります。

 

安心した老後を暮らせる

主となる生活は、全て1階に集約されているので、足腰が弱くなる将来にも安心の家づくりが可能です。通常の2階建てだと、1階と同様に2階にも部屋が設けられる上に、1階はリビング空間・2階は個別の部屋といった住み分けが行われることも多いです。このスタイルの場合、階段の上り下りを頻繁に行う必要があるため、足腰への負担が大きくなってしまいます。

高齢になり、足腰が弱くなってくると、小さな段差や階段が転倒のリスクになり兼ねません。老後に家の中にケガのリスクがあることを考えると、安心して暮らすことが困難になってしまいます。平屋みたいな2階建てでは、主となる生活をすべて1階に集約させることが可能になるため、階段を上り下りすることが少なく、足腰が弱くなる可能性がある老後も安心・安全の家づくりが可能です。

 

平屋よりも安く建てられる

家の延床面積と庭や駐車場で使用したい面積が全く同じだった場合、平屋みたいな2階建ての方が、2階につくった部屋の広さの分だけ、基礎や屋根の面積、敷地面積を小さくすることができます。そのため、同じ規模の平屋を建てる場合と比べて安くなります。

特にここ数年、土地の価格は軒並み上昇しておりますので、敷地を小さくできる点は大きなメリットになります。この費用に関しては下記でさらに詳しく解説します。

 

 

平屋みたいな2階建てが安く建てられる理由

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

平屋みたいな2階建ては、通常の平屋と比べて安く建てることができます。その理由は大きく2つです。

●広い土地を購入しなくてよい
●基礎や屋根の面積を小さくできる

それぞれ順番に解説します。

 

広い土地を購入しなくてよい

平屋みたいな2階建てを建設する場合は、通常の平屋に比べると小さい土地に建てることができるため、広い土地を購入できない方や見つからない方に大変お勧めです。広い土地が不要になるため、結果として土地代を大幅に抑えられる上に、比較的立地の選択肢も増えるでしょう。そのため、より自身のライフスタイルに合った土地に家づくりを行うことが可能となり、快適な生活を実現できます。

なお福岡工務店では、不動産の売買に特化した不動産会社である家づくり不動産と併設しているため、お客様の理想の家づくりに合わせた土地探しの部分からサポートすることが可能です。土地探しにお悩みのお客様に対して、数多くの理想を叶えられる土地のご提案をした実績がございますので、土地探しの部分からお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。

 

単価の高い基礎や屋根の面積を小さくできる

通常の平屋を建てるときは、同じ延べ床面積の2階建てと比べると、建築費用がどうしても割高になってしまいます。なぜなら、施工単価の高い基礎や屋根の施工面積が大きくなってしまうからです。

なぜ基礎や屋根は単価が高いのか。それは、基礎には大量の鉄筋やコンクリートを使用し、屋根には雨対策として何重もの防水施工が必要となるためです。また、基礎は一度固まってしまうと修正できないので、施工の難易度も上がります。こうした点で、施工単価が高くなってしまうのです。

つまり、平屋みたいな2階建てにすることで、2階に移動する部屋の広さの分だけ、基礎や屋根の面積を小さくすることができるため、建築費を抑えることができるのです。

 

平屋みたいな2階建ての建築費用

住宅ローンで有名なフラット35を提供している国の金融機関・住宅金融公庫のアンケート調査によると、平屋や2階建ても含めた福岡県の注文住宅の建設費平均は、約3,404万円、住宅面積の平均は129.4㎡(約39.1坪)とされています。

つまり、福岡県の注文住宅の相場は、坪単価86万円として計算できます。これは、2階建ても含んだアンケートとなりますので、平屋のような2階建ての場合は、もう少し高くなる可能性があります。当然ながら、使用する部材や間取り、住宅設備によっても金額は大きく変動するため、あくまで目安として考えておくと良いでしょう。

 

 

福岡工務店の平屋みたいな2階建ての事例

ここからは、福岡工務店が建築した平屋みたいな2階建てを紹介します。平屋みたいな2階建てのイメージをより明確にするためにも、ぜひ参考にしてください。

 

家族で集まり一緒に過ごす場所がたくさんある家

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

こちらは、平屋みたいな2階建ての中でも、非常にオーソドックスな間取りに仕上げた住宅です。当然ながら、生活導線をすべて1階に集約させているため、家事を行う際も非常にスムーズに行えます。

また、横から建物を見た時に、左右で屋根の高さが違う設計にすることで、2階に屋根裏のようなスペースを設け、子供部屋などに使用できるようになっています。吹き抜けでリビングから2階の部屋までも声がよく通るため、家族間でのコミュニケーションも非常に円滑に行えるでしょう。

家族で集まり一緒に過ごす場所がたくさんある家の施工例はこちら

 

シンプルながらぬくもりを感じる北欧モダンの家

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

こちらの住宅は、北欧モダンのデザインにこだわりを持った白を基調としたデザインとなっています。随所に無垢材を使用しているため、解放感と同時に温かみを感じられることが大きなメリットと言えるでしょう。広々とした1階に加え、ロフトを設けることによってゆったりと過ごせる空間を創出することに成功しています。

シンプルながらぬくもりを感じる北欧モダンの家の施工例はこちら

 

無垢材の木目が美しい開放感たっぷりの家

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

無垢材の木目にこだわっており、木の温もりを存分に感じられるデザインとなっている住宅です。木目が美しいデザインのみならず、設計にも随所にこだわりが見られます。

広々とした1階では、自然光を取り入れながらゆるやかな時の流れを感じながら過ごすことが可能です。また、屋根裏のデッドスペースをロフトのような形で活用することで、書斎や収納スペースとして利用できるようになっています。本や服など、収納の場所を取ってしまうものをロフトに収納することによって、居住スペースを広げることを実現しているのです。

無垢材の木目が美しい開放感たっぷりの家の施工例はこちら

 

 

まとめ

平屋みたいな2階建てのメリットとは?事例を交えながら特徴を解説

本記事では、平屋みたいな2階建てのメリットや建てる際のポイントについて解説しました。

平屋みたいな2階建ては、平屋の開放感や生活導線を再現しつつ、2階建てにすることによって居住スペースを広げることが可能な住宅です。同じ延床面積であったとしても、平屋に比べて少ない土地で済む上に、建設費用も抑えられるため、平屋が良いものの条件が合わない際などに最適な選択肢と言えるでしょう。

福岡工務店では、全国で唯一3つ星+1の認定を受けた技術力で、お客様の要望を最大限叶える注文住宅を提供しております。通常の平屋や2階建てはもちろんのこと、本記事で解説した平屋みたいな2階建てにも対応しているため、注文住宅をご検討の方は、ぜひ来社予約をした上でお越しください。

また、「家を建てたからわかった、家を建てる前に知っておきたいことのインタビュー」や「間取りとデザインの参考書」など、家づくりを進めていく中で必須の情報をまとめたカタログも下記から無料でお申し込みいただけます。