福岡の自然素材で建築した注文住宅【事例あり】
テレワークなどが普及したことによって、自宅を快適な環境にするべく、自然素材を用いた注文住宅の人気が高まっています。
また、自然素材の住宅は体への負担が少ないことから、アレルギー体質の方や健康志向の高い方も、自然素材を用いた家への引っ越しを検討しているのではないでしょうか。
本記事では、自然素材の概要や自然素材を用いた家で暮らすメリット・デメリットについて解説します。さらに、全国で唯一の3つ星+1の技術力を誇る福岡工務店が、自然素材を用いて建築した事例もご紹介するため、注文住宅をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
住宅の自然素材とは?
住宅の自然素材とは、自然にあるものをできる限り人間の手を加えずに建材としたもののことです。住宅で使用される自然素材の代表例として下記の3つがあります。
●無垢材
●漆喰
●珪藻土
それぞれ順番に解説します。
無垢材
無垢材とは、自然の中にある木を切り出し、そのまま使用している木材のことです。
多くの住宅では、異なる木材を貼り合わせた複合材(合板)が使用されており、その複合材(合板)と対をなす形で、1本の木から切り出された木材と考えると良いでしょう。
無垢材は主にフローリングで使用されます。無垢材によって作られたフローリングは、複合材(合板)に比べて熱伝導率が低いため、冬に床が冷たくなったり、逆に夏に暑くなりすぎたりといったことを防げます。
1年を通して、スリッパなどを使用せずとも快適な床になるでしょう。また、無垢材は自然にあった木をそのまま木材として使用しているため、一枚一枚の木目もすべて異なります。それぞれに異なる表情があり、その違いを楽しめるのも、無垢材の大きな魅力の1つです。
漆喰
漆喰とは、消石灰が主な原料となっており、消石灰に糊やスサを加えることでできる、塗り壁素材のことです。
漆喰は古代エジプト文明の頃から使用されてきたとされており、長年建築現場を支えてきた素材の1つと言えるでしょう。
漆喰を使用することで、壁の経年劣化を大幅に遅らせられるほか、容易にメンテナンスもおこなえるため、壁の塗り直しなどをおこなう必要性がほとんどありません。また、調湿効果にも非常に優れていることから、快適な室内で生活を送りたいという方には、非常におすすめできる素材であると言えるでしょう。
珪藻土
珪藻土とは、水中のプランクトンが堆積・化石化することでできた、表面に小さな穴が無数にある多孔質素材のことです。
珪藻土の特徴は空気中の水分を吸着・放出できることであり、壁の素材に採用することによって、湿度の調整がおこなわれます。湿度の調整がおこなわれることによって、快適な湿度の空間を維持できるだけではなく、生活する上で発生しがちな、嫌な匂いの防止をおこなうことも可能です。
湿度調整機能に関わるメリットの他にも、珪藻土の壁を取り入れることで、下記のようなメリットを得られます。
●断熱性が高いため、室内の気温が外気として漏れだしにくい
●融点が非常に高く、耐火性が高い
●帯電しないため、ホコリなどが付着してもすぐ取れる
珪藻土を住宅の壁の材料として使用しているイメージは少ないものの、珪藻土を取り入れることで住宅が非常に快適なものになるのです。
自然素材の家に暮らすメリット
自然素材の家に暮らすメリットは下記の通りです。
●経年変化を感じられる
●体(身体)に易しい環境で過ごすことができる
●調湿効果がある
それぞれ順番に解説します。
経年変化を感じられる
自然素材は、自然界にあるものをできる限り人間の手を加えずに材料として使用しているため、自然界にあった時と同様に経年変化が見られます。
たとえば、無垢材を使用している箇所の場合、長年済むことによって木の色が濃くなり、より落ち着きを感じさせるようになるでしょう。このように、時間が経つにつれて味が出るようになるため、その住宅に住み続けることによって変化を楽しめます。
体(身体)に優しい環境で過ごすことができる
自然素材を使った住宅は、化学素材を多く使っている住宅に比べて、体に優しい環境になっています。
特に、各種アレルギーやアトピーを持っている方にとって、化学素材は大きなリスクです。また、住宅に使用されている化学物質が原因で、何らかのアレルギー疾患を発症するケースも見られます。
自然素材を使った住宅は、化学素材の使用を最低限に抑えることによって、化学素材が与える体への負担を大幅に減らせます。お子様がいる方や、高齢者の方とお住まいになる場合は、体の負担にも十分考慮した上で、自然素材を用いた住宅を検討すると良いでしょう。
調湿効果がある
先述した通り、代表的な自然素材は調湿機能が非常に優れています。
そのため、加湿器や除湿機を使用することなく、室内を適切な湿度に保てるのです。湿度を一定に保つだけではなく、温度もある程度一定に保つ機能を持っているため、冷暖房をかけ続けなくても、快適な温度を保てるのも、自然素材の大きな魅力の1つです。
自然素材の家に暮らすデメリット
自然素材の家に暮らすデメリットは下記の通りです。
●こだわりすぎると価格が高くなる
●柄のバリエーションが少ない傾向にある
●縮んだり、ひび割れが起こる恐れがある
それぞれ順番に解説します。
こだわりすぎると価格が高くなる
自然素材にこだわりすぎてしまうと、注文住宅の価格が高くなってしまいます。
人工的に作られている素材とは異なり、自然素材には数に限りがあるため、建材費も自然素材は若干割高です。そのため、自然素材を使用することに固執すると、予算オーバーとなってしまうことも多く見られます。
そのため、自然素材を使う場合であったとしても、上限予算を決めておき、その予算を工務店に伝えた上で提案を聞くことを推奨します。予算と要望を工務店に伝えれば、最適な間取りや素材の提供を工務店がおこなうため、スムーズにご依頼を進めることが可能です。なお、上限予算をどれくらいにするべきかが分からない方や、銀行からローンを借りるところから相談したい方は、ぜひ一度福岡工務店にご相談ください。
家づくりについてはもちろんのこと、グループ会社に土地売買を専門に扱う不動産会社があるため、適切な土地探しの支援も可能です。銀行やお金周りのご相談についても、専門知識を有するスタッフがご相談に乗りますので、お気軽にお電話もしくはご来社の上、ご相談ください。
柄のバリエーションが少ない傾向にある
自然素材を使用する際は、自然素材の風合いや特徴を活かすために、柄や色を派手にすることはほとんどありません。そのため、色あいは自然に近い白ベースのものや、木の本来の色であるブラウン・ベージュ系など、落ち着いたものになります。
もし自然素材の家の中にアクセントとなる箇所が欲しい場合は、その箇所のみ違う素材を使用することを推奨します。人工的に作られた建材であれば、色や柄の柔軟性が非常に優れているため、理想のデザインを叶えやすいでしょう。
縮んだり、ひび割れが起こる恐れがある
自然素材は、温度や湿度などに応じて形や質感が変わってしまうことも非常に多いです。
たとえば、無垢材のフローリングを使用している場合、季節によっては木の収縮によって、床材の間に隙間ができたり、逆にせりあがったりすることがあります。そのほかにも、珪藻土や漆喰による壁の場合、ひび割れが発生してしまうことも珍しくありません。
自然素材を使用する場合は、これらのリスクがあることも十分に理解した上で、適切なお手入れをおこないながら、その家に住む必要があるのです。自然素材を使用した注文住宅を依頼する場合は、事前に具体的なメンテナンス方法を聞いておくと良いでしょう。
福岡で自然素材の注文住宅を建てる際のポイント
福岡で自然素材の注文住宅を建てる際のポイントは下記の通りです。
●日々のメンテナンスをおこなうことは前提として考える
●信頼できる工務店と相談しながら進める
それぞれ順番に解説します。
日々のメンテナンスをおこなうことは前提として考える
先述した通り、自然素材を使用する以上、日々のメンテナンスは必要不可欠です。
そのため、日々のメンテナンスをおこなうことを大前提として、注文住宅を依頼することが大切です。依頼時には、どのようなメンテナンスをおこなっていく必要があるのか、それくらいの頻度でおこなうべきなのかを確認するとともに、そのメンテナンスの時間を割けるかについても考えておくことを推奨します。
信頼できる工務店と相談しながら進める
自然素材の注文住宅を依頼する際は、信頼できる工務店と相談しながら進めることが大切です。
なぜなら、一口に自然素材と言ったとしても、素材の種類は実に多様である上に、自然素材を使った住宅の建築には、技術力が求められるからです。また、お客様の要望を的確に叶えるための、建材選定などをおこなうのにも知識が必要となるため、知識が豊富な工務店に依頼することを心掛けましょう。
福岡工務店の自然素材の注文住宅事例
ここでは、福岡工務店が今まで建築させていただいた自然素材の注文住宅の事例をご紹介させていただきます。
薬院モデルハウス
詳しくは薬院モデルハウスのページをご覧ください。
杉の無垢材をふんだんに使った家
無垢材の木目が美しい開放感たっぷりの家
まとめ
本記事では、代表的な自然素材を紹介するとともに、福岡で自然素材を使用した注文住宅を依頼する際のポイントについて解説しました。
自然素材を用いることで、快適な空間を手に入れられるものの、費用やメンテナンスなど、事前に考えるべきことは非常に多いです。そのため、信頼できる工務店と相談しながら、じっくりと家づくりを検討することを推奨します。
なお、福岡工務店は全国で唯一3つ星+1の技術力で建てる注文住宅という点で、自然素材の家についても様々なデメリットを考慮しながらの建築が可能です。さらに、住宅のデザインや建築だけではなく、土地探しや銀行などに関するサポートも一気通貫でおこなえるため、家づくりでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。