ZEH基準で省エネと創エネ
福岡工務店では、お住まいになられるお客様の光熱費などの負担を軽減できる家づくりをおこなっており、省エネと創エネを実現するZEH基準を上回る性能を標準にしています。
本記事では、ZEHの考え方や基準、メリットや補助金などをご紹介しています。
ZEHとは
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、住まいの年間の消費エネルギーが省エネと創エネを組み合わせることで「実質ゼロ以下」になる住宅のことを言います。
今後、日本は温室効果ガスの削減に貢献し、地球環境に優しい暮らしを目指しており、「2030年度以降の新築住宅はZEH基準を目指す」と発表しています。そのため、ZEHには補助金が設けられています。
ZEHの基準
ZEHの基準には、「断熱性」「省エネ」「創エネ」の3項目があります。
断熱性
省エネの観点から断熱はとても重要視されており、断熱性能を表すUA値が指標となります。断熱の基準は地域で異なりますが、福岡県は断熱等級5のUA値「0.60」がZEH基準です。
福岡工務店では、ZEH基準を上回る断熱等級4のUA値「0.43」を標準にしています。これは、HEAT20の断熱基準のG2グレードで、ZEH基準と比較しても高い断熱性です。
詳しくは「HEAT20のG2認証を取得」のページをご覧ください。
省エネ
ZEHは、従来の省エネ基準より「一次エネルギー消費量を20%以上削減」しなければなりません。また、エネルギー消費量が大きい換気・空調・給湯・照明は、ZEH基準を満たす機器を使用する必要があります。
※一次エネルギー消費量とは、電気(kWh)やガス(㎥)や灯油(L)などの単位が異なるエネルギーを、ジュール(MJメガジュール・GJギガジュール)という熱量の単位に揃え、原油や天然ガスなどのエネルギーに換算して計算します。
創エネ
ZEHは、エネルギーを創りだすことも重要です。方法としては風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーがありますが、住宅では創エネの効率が良い太陽光発電を主に導入しています。
福岡工務店でも太陽光発電を採用しており、省エネと創エネを組み合わせることで、住まいの年間のエネルギー消費量が「実質ゼロ以下」になるように設計されています。
ZEHのメリット
ZEHには以下のようなメリットがあります。
省エネ性が高い
ZEH住宅は、断熱性能が高い家に省エネ機器を設置し、太陽光発電で電気をつくります。断熱性能が高い場合、外気の影響を受けにくく、エネルギー効率が高まるため光熱費の削減につながります。
快適性が高い
高気密高断熱により計画的な換気をおこなうことが可能となるため、家全体の「温度」「湿度」「空気」の環境を常に一定に保つことができます。そのため、一年を通して快適な住環境を得られます。
健康にも良い
居室間の温度差がないため、部屋を移動する際の体温変化や血圧変動が少なくなります。それにより、冬場のトイレや浴室で多いヒートショックのリスクを軽減し、体調改善や健康維持につながります。
災害にも強い
太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、太陽光でつくりだした電気を蓄電池に蓄えることができます。蓄電しておけば、災害時に停電が起きても生活に最低限必要な電力を確保できるため安心です。
補助金がある
ZEH住宅は高い性能が必要なため、初期投資の費用が高いと言われます。しかし、長期的に光熱費の削減ができるというメリットがあり、さらに国がZEHを推進しているため補助金も用意されています。
ZEHの補助金
ZEHの補助金を活用するには、補助金申請の前に建築物省エネルギー制度(BELS)の認定を取得する必要があります。そして、補助金事業に認定書を添付して申請をおこないます。
また、ZEHの補助金事業はいくつかありますが、事業者登録が必要な場合もあるため、どの建築会社でも申請できるわけではありません。また、補助金は併用できないことが多いです。ここでは、2023年3月現在の補助金事業をご紹介します。
子育てエコホーム支援事業
子育て世帯、若者夫婦世帯に対しての支援です。年齢などの条件が設定されているため、事前にご確認されることをお勧めします。
詳しくは「子育てエコホーム支援事業事務局(新しいウインドウで開きます)」のページをご覧ください。
地域型住宅グリーン化事業
国土交通省の採択を受けたグループが建てる家に対して交付されます。補助金は採択を受けたグループに対しておこなわれ、発注者はグループを通じて間接的に補助金を受けることになります。
戸建住宅ZEH化等支援事業
公募期間が短いスケジュールで更新されるため、公募期間中に申請書類を準備する必要があり、申請のタイミングがポイントになります。
詳しくは「一般社団法人環境共創イニシアチブ(新しいウインドウで開きます)」のページをご覧ください。
まとめ
本記事では、ZEHの考え方や基準、メリットや補助金などをご紹介しました。
省エネと創エネを組み合わせてエネルギーの自給自足をおこなうことは、長期に渡りコスト削減の恩恵を受けられるだけでなく、住宅性能の高さにより、お客様に快適な暮らしをしていただけます。
そのため、福岡工務店では、ZEH基準を上回るHEAT20のG2グレードを標準にし、住宅性能にこだわった家づくりをおこなっています。
福岡工務店のZEH普及の目標と実績
ZEHの補助金につきましては、その時点で利用可能な事業をご案内して、申請のサポートをおこなっておりますので、ZEH住宅に興味をお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。