全熱交換式の第1種換気

全熱交換式の第1種換気

現在、国によって24時間換気システムの取り付けが義務化されており、福岡工務店では、全熱交換式の第1種換気システムを標準にしております。

本記事では、全熱交換式の第1種換気の特徴や第1種換気+エアコンの全館空調の必要性をご紹介しています。

 

 

 

全熱交換式の第1種換気とは

全熱交換式の第1種換気

第1種換気とは、空気を室内に取り込む「給気」と、空気を室外へ排出する「排気」をどちらも機械でおこなう換気方式です。

全熱交換式とは、冷たい空気を給気した場合には暖かい空気へ、暖かい外気を給気した場合には冷たい空気へ、熱交換してから室内へと届ける方式のことです。

 

 

全熱交換式の第1種換気の特徴

全熱交換式の第1種換気

福岡工務店の全熱交換式の第1種換気システムは、業界トップクラスの熱交換率で換気をおこないながら家中の温度変化を防ぎます。

夏は冷房の冷気を逃さず冬は暖房の熱気を逃さないため、一年中、心地いい温度の空気が循環します。住み心地がいいだけでなく、光熱費の削減や健康の維持増進にもメリットがあるのです。

 

熱交換率90%(業界トップクラス)

全熱交換式の第1種換気

換気システムの熱交換性能は全て同じというわけではありません。性能の違いは熱交換率として数値化されます。福岡工務店の熱交換性能は、換気によって失われる熱(温度)の90%を回収します。

全熱交換式の第1種換気

福岡工務店の熱交換エレメントは、熱交換をおこなう時間の長い「対向流構造」を採用することにより高い熱交換効率を実現します。

 

湿度交換率67%

夏冬の湿度条件が異なる海外メーカーの熱交換システムは、日本の夏の湿気を効果的に交換する設計になっていません。そのため、湿度交換効率が数値化されていない機器も多く存在します。

その点、福岡工務店では国内メーカーの換気システムを採用しており、実験による湿度交換率は67%という数値が示されているため性能に安心できます。

湿度交換率の見える化は非常に重要です。なぜなら、湿度を管理するということは住む人の健康にとても重要だからです。

全熱交換式の第1種換気全熱交換式の第1種換気

湿度を50%前後に保つことで快適なだけでなく、ウイルス感染やシックハウスの原因になるカビやダニなどの害から身を守ることになります。

また、高性能ガスバリア性透過膜の採用により熱と水分子だけを移行します。臭気や汚染空気を遮断するため臭気の分散も気になりません。

 

ランニングコストを節約

同じ能力でも消費電力の低いDCモーターを採用しています。家の大きさに合わせて風量を10段階で調節できるため、過剰なモーターの運動を防ぎ消費電力を抑えます。

さらに、外気が爽やかな春と秋には自動で給気風量を最小運転に切り替え、換気装置本体の消費電力を抑えてくれます。以下は、月単位の消費電力とランニングコストの表です。

品名使用台数消費電力金額
SE200RS1台*32W約600円

*電力単価27円/kWhで計算。125㎡/h時の消費電力

 

冷暖房費を年間26,700円削減

全熱交換式の第1種換気

室内の温度変化を防ぐ換気システムにより、年間を通して冷暖房費を節約することができます。

熱交換のない同等の換気システムと年間の冷暖房にかかるエネルギー消費量を比較すると、首都圏の気温条件で約61%の省エネになり、金額にすると26,700円もお得になります。

 

ダクトへの虫の侵入を防止

全熱交換式の第1種換気

外気に面する給気口にサイクロン式の防虫ユニットを設定しています。吸い込む力を利用して回転するファンが、外部からの虫や粉塵のダクトへの侵入を防ぎ、室内への空気環境とは直接関係ないダクト部分の衛生管理にも貢献します。

一般的な給気フードでは、フィルター部分まで虫や粉塵が侵入する可能性がありますが、サイクロン式給気フードでは、ダクトに入る前に虫や粉塵をシャットアウトします。

 

花粉・黄砂・PM2.5の侵入を防止

全熱交換式の第1種換気換気システム本体には外気洗浄フィルターが装備されています。福岡工務店では、PM2.5や黄砂への対策としてワンランク上の微粒子用フィルターを搭載し、綺麗で爽やかな空気を供給します。

 

メンテナンスが容易

通常、換気システムは3カ月に1回のフィルター清掃が必要になります。しかし、福岡工務店ではサイクロン式給気フードを採用しているため、目詰まりしにくくメンテナンスの頻度を減らすことができます。

お掃除ランプが点灯したら、点検口から2箇所のフィルターを抜き取り掃除機でゴミを吸い取るだけです。お手軽にメンテナンスできる点も、福岡工務店が全熱交換式の第1種換気を採用した重要なポイントです。

 

 

第1種換気+エアコンの全館空調は必要?

全熱交換式の第1種換気

近年、第1種換気とエアコン機能を組み合わせて、24時間空調をする全館空調という商品が多くのハウスメーカーや工務店で採用されています。

常に家全体の温度を一定にしてくれるメリットはありますが本当に必要なのでしょうか?それを判断するためにもデメリットを理解しておくと良いでしょう。

 

全館空調で後悔の声

●故障した場合、冷暖房がすべて止まる

●業者の休日に故障したら空調なしになる

●修理・入替に数10万円〜200万円かかる

●乾燥がひどくて喉が痛くなる場合がある

●湿度が20%前後になるため加湿器が必須

●家族と体感が違うので温度設定が難しい

●つけたり消したりすると電気代が上がる

 

福岡工務店では全館空調は不採用

福岡工務店では、長期的な視点で換気と冷暖房を切り離してご提案しています。その理由は、冷暖房機器の日々の性能向上、機械の故障時や寿命時の交換費用、故障時のメンテナンス費など全館空調はデメリットのほうが多いためです。

末永く快適に暮らしていただくためには、経済的で使いやすく、さらにメンテナンスしやすいほうが良いと考えています。

そのため、福岡工務店では高性能エアコンを採用しています。外気中の水分を利用して室内の湿度調整をおこなえるため、高気密高断熱の高性能住宅で発生する過乾燥に対応できます。全熱交換式の第1種換気と高性能エアコンの組み合わせで、全館空調以上の快適性・経済性・メンテナンス性能を実現しています。

 

 

まとめ

全熱交換式の第1種換気

本記事では、全熱交換式の第1種換気の特徴や第1種換気+エアコンの全館空調の必要性をご紹介しました。

全熱交換式の第1種換気にすることで、室内の温度を一定に保ちやすくなり、省エネに大きく貢献してくれます。

また、花粉やPM2.5や黄砂などが原因でアレルギーを発症している方にとっては、症状の軽減にも大きな効果を発揮します。さらに、虫が苦手な方でもメンテナンスできますので、換気を気にされている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。