住宅の断熱性能を示すUA値
福岡工務店は、断熱にこだわり続けて高断熱な家づくりをおこなっています。そして、住宅の断熱性能はUA値と呼ばれる数値で確認することができます。
本記事では、UA値の地域の基準・断熱等級や福岡工務店の住宅のUA値などをご紹介しています。
UA値とは
UA値とは、外皮平均熱貫流率のことで、住宅の内部から外皮(屋根・壁・床・窓・ドアなどの建物の表面)を通過して外へ逃げる熱量の値です。
つまり、UA値は値が小さいほど熱が逃げにくく断熱性能が高い、値が大きいほど熱が逃げやすく断熱性能が低いということになります。
UA値の地域の基準と断熱等級
日本は南北に縦長で地域によって気候が大きく異なります。そのため、UA値もそれぞれの地域で基準が設けられています。
UA値の地域区分
日本全国を8つの地域に区分し、それぞれの気候に適した断熱性能の基準値を定めてグレードで評価しています。なお、福岡県の各地域は主に「6地域」に分類されています。
福岡の断熱等級4のUA値
福岡の断熱等級4のUA値は「0.87」となります。2025年4月以降は断熱等級4以上が義務付けられます。また、ZEHのUA値は「0.60」となります。この基準をクリアすることでZEH認定を取得できます。
福岡の断熱等級5のUA値
福岡の断熱等級5のUA値は「0.56」です。HEAT20のG1グレードは断熱等級5を基準にしています。
福岡の断熱等級6のUA値
福岡の断熱等級6のUA値は「0.46」です。HEAT20のG2グレードは断熱等級6を基準にしています。
福岡の断熱等級7のUA値
福岡の断熱等級7のUA値は「0.26」です。HEAT20のG3グレードは断熱等級7を基準にしています。
福岡工務店のUA値
福岡工務店のUA値は「0.43」です。2023年5月にG2認証を取得しており、G2の基準を超えるUA値となります。
Q値からUA値へ
Q値は、UA値と同じように「熱の逃げやすさ」を示した数値です。しかし、Q値は延床面積を元に算出するのですが、延床面積が大きいほど断熱性能が高く評価されてしまい、公正に測ることができませんでした。
そのため、2013年より断熱性能を測る指標としてUA値が登場し、現在ではUA値が断熱性能を示す数値として使用されています。
UA値の計算方法
UA値は、上記の計算方法で算出します。外皮1㎡あたりどのくらいの熱が逃げるかを「w/㎡・k」という単位で表し、数値が小さいほど断熱性能は高くなります。
UA値と省エネ
UA値は断熱性能を示す数値なので省エネとも大きく関わります。そこで、ZEHやHEAT20ではどのように考えられているかご紹介します。
UA値とZEH
ZEHは、住まいの年間の消費エネルギーが省エネと創エネを組み合わせることで「実質ゼロ以下」になる住宅のことを言います。そして、ZEH認定を取得するためのUA値の基準は「0.60」です。そのため。省エネを考慮するならZEHを基準に考えると良いでしょう。
UA値とHEAT20
HEAT20は、G1・G2・G3と3種類のUA値の基準があります。それぞれで最低体感温度や暖房負荷削減率は異なるのですが、福岡工務店の標準であるG2の断熱性能の場合、暖房負荷削減率は約50%削減が期待できます。
まとめ
本記事では、UA値の地域の基準・断熱等級や福岡工務店の住宅のUA値などをご紹介しました。
福岡工務店のUA値の「0.43」はG2認証を取得しているので、自信を持って高気密高断熱の高性能住宅をお届けしています。
断熱性能が高ければ、床暖房を導入しなくても冬場に家中を裸足で歩き回れるほど快適です。さらに、省エネになることで家計にも優しくなりますので、断熱性能に妥協したくない方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。