HEAT20のG2認証を取得
福岡工務店では、福岡で最も快適で最も無駄のない住まいとして、HEAT20のG2認証を取得しており、30年後も省エネで快適が続く住宅をご提供しています。
本記事では、HEAT20の基準における地域区分や断熱性能などをご紹介しています。
HEAT20とは
HEAT20とは、一般社団法人「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称です。地球温暖化問題やエネルギー問題の対策として、住宅のさらなる省エネルギー化を図るため、断熱性能の技術と評価を形にし、省エネで快適な住まいの普及を目指しています。
断熱性能を示すUA値
UA値とは、外皮平均熱貫流率のことで、住宅の内部から外皮(屋根・壁・床・窓・ドアなどの建物の表面)を通過して外へ逃げる熱量の値です。UA値は値が小さいほど断熱性能が高いことになります。
H28省エネ基準とZEH
じつは、住宅の断熱性能の基準は複数あります。HEAT20以外では主に「H28省エネ基準」と「ZEH」のふたつです。
H28省エネ基準は、地域毎に住宅に必要な断熱性能を定めた基準です。ZEHは、断熱性能をH28省エネ基準より高く設定していることに加えて、住宅の消費エネルギーを太陽光発電などでまかなおうとする基準です。
住宅の断熱性能の基準のH28省エネ基準と、創り出すエネルギーまで含めた基準のZEHと考えると良いでしょう。
国のロードマップ
現在、国のすすめる脱炭素社会へ向けたロードマップは上記のようになっております。2030年までに断熱等級4の義務化が決定しており、2050年までにZEHレベルの断熱性能に引き上げることを目指しています。
HEAT20の基準
HEAT20では、断熱性能を示す数値はUA値が用いられており、「H28省エネ基準」や「ZEH」と比較しても厳しい基準となっています。
HEAT20の地域区分
日本全国を8つの地域に区分し、それぞれの気候に適した断熱性能の基準値を定めてグレードで評価しています。なお、福岡県の各地域は主に「6地域」に分類されています。
HEAT20の断熱性能
日本の基準では福岡県の断熱性能はUA値「0.87」と定められております。対して、アメリカ0.43、イギリス0.42、ドイツ0.40、フランス0.36と日本の半分程度のUA値となっています。日本の住宅は国際的に非常に低レベルなのです。
だからこそ、高性能住宅を提供する一部の建築会社は、現在の断熱等級4やZEH基準より厳しいHEAT20に沿って建築することにより、長期に渡り資産価値の高い家づくりに取り組んでいるのです。
HEAT20のグレード
HEAT20は室内の温度環境を重視しています。G1、G2、G3の3つのグレードがあり数字が大きいほど高水準です。それぞれのグレードで最低体感温度と暖房負荷削減率が設定されています。
HEAT20のG1
最低体感温度が「10℃を下回らない(15℃未満となる割合は20%程度)」、暖房負荷削減率がH28省エネ基準の家より約30%削減。
HEAT20のG2
最低体感温度が「13℃を下回らない(15℃未満となる割合は15%程度)」、暖房負荷削減率がH28省エネ基準の家より約50%削減。
HEAT20のG3
最低体感温度が「15℃を下回らない(15℃未満となる割合は3%程度)」、暖房負荷削減率がH28省エネ基準の家より約70%削減。
福岡工務店はG2認証
株式会社WOW Holdingsは福岡工務店のグループ企業です。福岡全域でG2認証を取得しているのは福岡工務店を含めてわずか2社となっております。(2023年6月時点)
「HEAT20の公式ホームページ」よりご確認ください。
まとめ
本記事では、HEAT20の基準における地域区分や断熱性能などをご紹介しました。
福岡工務店では、ZEHを超えるHEAT20のG2認証住宅を標準としています。福岡の土地に最適な断熱性能と建築費用のバランスを考慮して必要以上の性能にはしていません。
それでいて2050年のカーボンニュートラルの時代にも、国が目標にしている住宅性能を上回る仕様となっておりますので、30年先の基準の高気密高断熱の高性能住宅で快適にお住まいになられたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。