高田 金治

 

 

普段どんなお仕事をされていますか?

大工の仕事は、手をかけて丹精込めてつくっても、家が出来上がったら表立っては人の目に触れない部分がたくさんあります。けれども、目立たない部分だからといって手を抜いたら全体の品質を落とすことになります。プロ意識を忘れないこと。自己満足だと言われてもいいから、自分なりのプロ意識を持って家をつくることが大工の仕事です。

 

 

業務で大切にしていることは何ですか?

大工は正直な話、自分の建てた家は覚えていても、お客様のお顔は忘れてしまうこともあります。それは、家一軒建てる間にお客様と顔を合わせる機会は、数えるぐらいしかないのが普通だからです。しかし、お客様は自分の家を建てた大工の顔はいつまでも覚えてくれています。ありがたいことだと思います。お客様にとっては一生に一度の家づくりなので、職人は当たり前のことを当たり前にして、更により綺麗につくるように努力することが大切です。

 

 

お客様へメッセージをお願いします。

大工の役割は、こうして欲しいという気持ちの詰まった図面を忠実につくって行くことにあります。逆に言えば、その図面に実現が難しい無茶な点があればその想いにお応えできない事態も出てきます。多少の無理は、それが叶えられるようにこちらで全力を尽くしますが、手が及ばないこともあります。だからこそ、そうなってしまう前に担当のコンシェルジュとたくさん話し合って、気になる部分は実際に現場を見てほしいです。そして「無理かな?」と思ったことでもまず聞いてほしいですね。お客様がご納得されるまで是非家づくりを考え抜いてほしいと思います。

 

 

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